のんびり歩き隊

                                                                 2024.4.17      晴れ


          三春桜ウォーク&城山

           福島県 三春町                                                                  薫ss6


郡山駅9時41分発の728Dに乗車し、三春駅に向かいます。(片道乗車券¥240円)

途中、要田駅の桜を車窓から眺めました。

新型コロナウイルス発生時、ライトアップした桜の写真を撮りに来ました。

郡山駅を出発し、16分で三春駅に到着しました。いわき駅から直通運転の731Dが入線して来ました。

   

本日は「桜と寺社」をメインに三春のまちなかをめぐります。外国の方が「滝桜」を観に行かれるようですが、、、

公共の交通手段はなく、見頃も過ぎていました。

   

三春ウォークは本日で4回目になります。三春駅から三春町観光オススメコースに従って歩きましょう。

曹洞宗 龍穏院(りゅうおんいん)です。

藩主秋田氏の尊霊塔があり、三春城の出城ような使われ方をしました。

   

龍穏院は戊辰戦争時、傷病兵の病院にあてられたり、明治時代は自由民権運動の演説会の会場にもなりました。

   

華正院(かしょういん)、馬頭観音堂です。

798年(延暦17年)の創建です。現在の観音堂は1822年(文政5年)に再建しました。

三春産馬の奉納絵馬があるようです。三春駒のルーツかなあ~

   

浄土真宗 光善寺(こうぜんじ)です。境内のしだれ桜は見頃を終えていました。

   

臨済宗 高乾院(こうけんいん)です。歴代藩主秋田氏とその家族の墓があります。

高乾院の境内から城山の鉄塔を望む。

   

時宗 宝蔵寺(ほうぞうじ)です。「枯山水」の綺麗な境内です。境内には108種のハスの花が咲くそうです。

御朱印をいただき、ご住職と話しをしました。弟さんの写真を本殿に飾ってあるとのこと、、、見せていただきました。

写真展「桜夜景時間」は日没から夜明けまでの桜のある風景写真でした。

フォトギャラリー「いとう」さんで酒井なみさんの写真展「福島 桜旅」が開催されていたので、、、

参考に拝見させていただきました。

綺麗ですねぇ~、自宅のハナモモは今年は咲きませんでした。

三春町のマンホールは「三春滝桜100周年」を記念したものです。

この他、ふくしま応援ポケモンの「ラッキー」のマンホールもあるようです。

   

王子神社です。地元では「おうっしゃま)と呼ばれ、元々は城山にあったと伝えられています。

徳川家光公の時代(1644年頃)から現在の地に鎮座しています。

三春花の丘公園へ続く、遊歩道があったので歩いてみました。北野神社まで繋がっています。

遊歩道から法蔵寺を望む。

シロバナタンポポです。日本古来の在来種のようです。

正午になったので遊歩道歩きを止め、紫雲寺に降り、、、昼食にします。

浄土宗 紫雲寺(しうんじ)には自由民権運動で活躍した河野広中の遺髪を納めた塚があります。

   

紫雲寺境内の石仏群です。馬頭観音像です。(左写真)

紫雲閣は旧吉田家の住宅です。(国登録有形文化財で入館料¥200円)

昼食を求め、磐州通りを歩く。

ハナモモ、綺麗ですねぇ~

加波山事件とは

明治15年、河野広中(磐州)らに代表される自由民権運動は三島県令によって大弾圧されました。

明治17年、人民への圧政に対して三春の若き民権志士を始めとする福島、栃木、茨城などの同志たちが

死を決して、三島県令などの爆殺を企図したことによります。茨城県加波山山頂に「自由の魁」の幟を翻し、、、

革命挙兵の激を飛ばし、全国の同志に隆起を促しましたが、いずれも捕縛され、極めて政治的な厳しい

処断が下されました。


   

昼食は寿司「大音(だいおと)」さんで「花見期間限定ランチ」を食しました。

藩講所明徳堂の表門です。階段を上れば、三春小学校の校舎&グランドになります。(現在は三春小校門)

藩主はこの場所に屋敷を構え、政治を行っていました。

    

鳥居に扁額がない、名のない社です。社の裏手から城山をめざします。

城山散策のひとつ、二之丸散策路です。

   

二之丸跡、遊具のある広場になっていました。

昼食後の急な階段は効きますねぇ~

   

三春城跡(舞鶴城址)です。

1504年(永正元年)に田村義顕が築城したと伝えられています。

以後、田村氏~松下氏などの居城になり、1645年(正保2年)、秋田俊季が五万五千石で入場し、、、

明治維新まで治めました。(明治初年に廃城)

御座之間跡の標記が見えます。

桜吹雪です。サクラ降れ降れ~、サクラ降れ~

城山(山頂・本丸跡)は四等三角点の山です。(標高407.48m)

片曽山です。田村富士とも呼ばれています。

秋田家祖先尊霊の碑

大広間跡のベンチでもぐもぐタイムにしました。昼食後のどら焼きは無理!無理!

お城坂の枝垂桜です。急坂を降り、天澤寺に向かいます。

レトロな建物は旧遠藤眼科医院です。

   

田村大元神社です。表門は1867年(慶応3年)の建立です。

   

表門の金剛力士像は三春領内の仏師 伊東光運の作と言われています。

   

天澤寺(てんたくじ)は「三春まちめぐりマップ」の東の外れにあります。ラッパ水仙が咲いていました。

   

境内には安寿と厨子王にまつわる身代わり地蔵と三十三観音があります。

天澤寺の屋根を支える天邪鬼、重そうですねぇ~

萬年山 天澤寺は1443年(嘉吉3年)、今から581年前に栄峰覚秀禅師によって開山されました。

龍の彫刻に見惚れてしまいました。

自由民権広場に立つ、河野広中(磐州)の銅像です。

唯一、桜谷の枝垂桜が薫ss6を迎えてくれました。

桜谷を上ると右手に三春歴史民族資料館があります。次回、来訪したいと思います。

   

土佐断金隊隊長の美正貫一郎の碑、桜谷散策路にハナモモが咲いています。

 

臨済宗 福聚寺(ふくじゅうじ)です。人気の撮影スポットの枝垂桜は散っていました。

毎月25日、19時から座禅会を開催しているとのことです。

   

三春町まちなかを散策、昭和2年に建てられたレンガ造りの銭湯「ぬるゆ旅館」さんです。

鉄分の多い渋湯で体の芯から温まるとのこと、、、(大人¥450円、15:00~20:00、日曜日定休)

世界初女性エベレスト登頂者「田部井淳子」さん生誕の地

ここまでの三春桜ウォークは約8.3km歩きました。さらに三春駅まで約1.5km歩き、ゴールしますが、、、

B案を採用して中町BSから福島交通バスで郡山駅まで帰ることにしました。(バス運賃¥750円)

郡山駅到着後はお楽しみの「わらじ抜き懇親会」です。

総合食堂「三松会館」さんは郡山一の「安・近・楽」のオススメの店です。



三春まちめぐりは桜の季節に3回、紅葉の季節に1回、訪れました。

まだまだ、見どころがたくさんあります。次回はコースの中に「ぬるゆ」を入れて歩きたいと思います。