のんびり歩き隊

                                                                2023.5.30        曇り


          男沼・仁田沼・女沼ハイキング

           福島県 福島市土湯町                                                       ハーフオニオンズ


10年前のGWにYくんと仁田沼ハイキングに来ました。2回目の山行になります。

前回はつつじ山公園からスタートしましたが、本日は仁田沼駐車場からスタートします。

案内板に長い坂道とありました。左手には民家がありました。花咲いていないかあ~

仁田沼への分岐まで来ました。

本日の行程は男沼~仁田沼~思いの滝~女沼~つつじ山公園のルートで歩きます。

男沼まで25分の距離です。(マイナスイオン値は2万個)

白い花がたくさん、散っていました。

上を見上げると、、、何んの花だろう。

後日、「ハクウンボク」と教えていただきました。白い花が連なって咲くのが特徴です。

ハイキングコースの道標はしっかりしています。土湯温泉からも歩いて来れるんだ。

土湯八景の歌碑です。土湯ならではの「こけし」で形どられていますが、、、

クマにやられて、歌が読めません。(マイナスイオン値は1万個)

男沼を時計回りに歩いてみましょう。

男沼です。生憎の曇り空です。沼は海抜650mの地点にあり、最高深度は9.8mあります。

大同年間(千数百年前)、山津波により女沼と共に出来たと言われています。

前日から雨で危うく、湿地帯で惨めな姿になるところでした。

沼にはワカサギ、ハヤ、マス、タナゴ、コイ、ヘラブナが生息しているようです。

チョウは葉に隠れ、雨を凌いでいたようです。

案内板には「湧水だから、美味しい水が飲めるよ。」とありますが、、、止めた方がいいです。

10年前は見た目ですが、水は濁りがなく、冷たかったです。雨上がりだからかなあ~

仁田沼へ向かう長い坂道です。クマさんが出そうなのでカラオケをしました。

「与作は木を切る~ヘイヘイホー・ヘイヘイホー、与作は木を切る~トントントン・トントントン~」

松ぼっくりの小径です。(マイナスイオン値は1.9万個)

仁田沼に到着しました。(マイナスイオン値は5万個)

10年前のGWに来た時はこんなに草ぼうぼうではなく、、、

沼の水が干上がっていても、水芭蕉が咲いていました。沼内に木道があり、写真撮影をしました。

水芭蕉の花です。小さな花が密集し、黄色いヤングコーンのように育ちます。(写真中央)

白い部分を花と思っていましたが、、、

花を守るための「仏炎包」と呼ばれる部分で葉が変化したものです。

石の上にも三年です。

仁田沼は一周約20分で歩くことが出来ます。花もないし、、、濡れているので、引き返します。

カタクリの実です。初めて見ました。カタクリの花が受粉するとこのような形になります。(写真中央)

実の中に種子が作られ、成長すると殻がはじけ、種子がこぼれ落ちます。これをアリが運び拡散します。

ギンリョウソウです。

三叉路の分岐です。ここからスタート地点の仁田沼駐車場へ戻ることも出来ます。

「思いの滝・女沼」をめざします。

陽が差して来ました。左手にコバイケイソウの群生地がありましたが、枯れているような、、、

詠み人知らずの「思いの滝」の短歌が詠われていました。

思いの滝へは急な階段を降ります。東北電力の施設があり、滝壺まで行くことは出来ません。

(マイナスイオン値は5万個)

思いの滝からの上りにノビネチドリを見つけました。花の構造でノビネチドリとしましたが、、、

テガタチドリ・ハクサンチドリの葉と同じで葉の縁が縮れていません。(ノビネは縮れ)

滝見台にあった案内板には「滝」の由来が書かれていました。

会津城落城の際の若武者と里の娘の恋物語とか。

ヤマボウシです。

女沼と箕輪山

沼は海抜532.3mにあり、最高深度約8mです。紅葉の時節もいいでしょうね。(マイナスイオン値は700個)

チャンネルジャーニーが主催する「SUP&カヤック」を体験、楽しむことが出来ます。

ウッドデッキにはテントサウナが出来るようです。

このエリアは1日1組限定貸切「プライベートレイク空間」にもなります。料金は10万円以上、、、ワォ~

両沼大明神は「沼」の守り神のようです。

女沼は電力用水として現在も使用され、最大2,380Kwの電力を発電しています。

その流水は信達平野の灌漑用水になっています。

森林セラピーマップは親切に作成されていますねぇ~

長い坂道(勾配表記)、徒歩時間、距離、消費カロリー、そしてマイナスイオン値を表しています。

本日のハイキングコースを歩くと約160Kcalを消費するそうです。脂肪燃焼量にすると約13gだそうです。

それしか、、、減らなないの~

タニウツギです。舗装道を歩き、つつじ山公園に向かいます。

期待していた「サラサドウダン」です。時期外れ、寂しい限りです。

つつじ山公園の第1休憩所から女沼を望む。

ヤマツツジもサラサドウダンも終わっていました。

見頃を迎えるとつつじ山公園のヤマツツジもミニ高柴山になるでしょう。

仁田沼駐車場に戻る舗装道沿いに花き「女沼園」がありましたが、、、廃墟になっていました。

女沼園のクリンソウです。

ツリガネニンジンかなあ~

みんなおだまり、、、ヤマオダマキです。

何んだろう。ホウチャクソウのような、、、花の数が多いので違います。

ベニサラサドウダンと思いましたが「サラサドウダン(更紗満天星)」のようです。

葉に細かい鋸歯がないので、、、

   

舗装道の両側はサラサドウダンの花木団地のようです。「サラサドウダン通り」と命名しました。

   

本日はランチ難民にならないように、早めにスタートしましたが、、、

味工房「ひさご」さんは行列の出来る人気店です。入店するも、お目当ての「五種よくばりそば」はお終い。

仕方なく、稲庭うどんで、、、盛り付けいいですねぇ~、飛露喜をいただいてしまいました。(Web掲載)

食事のあと、奥土湯の川上温泉さんで日帰り入浴です。

   

半天岩窟風呂(左写真)&万人風呂(右写真)と湯量が売りの温泉です。(風呂は男女日替わり交換)



初夏の山野草を楽しみして訪れましたが、時期が遅かったようです。サンカヨウも期待して来ましたが、、、

10年前と違って女沼にアウトドア施設が出来ていました。様相が変わりましたねぇ~

多くの人に福島に来て楽しんで貰うことが地域活性化、福島の復興に繋がることを目的に立ち上げたそうです。

只々、自然破壊に繋がらないように願うばかりです。