のんびり歩き隊

                                                                 2023.6.27       曇り


          高旗山

           福島県 郡山市                                                              J3ハイカーズ


   

2021年(令和3年)9月1日以来、約1年9ヶ月ぶりの高旗山山行になります。

平日の梅雨の最中、山はひっそりとしていました。

案内板の文字が薄れ、読み難くなりました。

初めて、ツェルトを購入し雪の降り積もる元旦の朝、ここにツェルトを張り、お披露目しました。

   

鳥居をくぐると、いきなり小さな花が咲いていました。何んの花だろう。調査中。

   

イチヤクソウです。

薬用があるので「一薬草」になったとか。葉が薬用部位で薬効は虫刺され・咳止めだそうです。

静かな登山道をのんびりと歩く。

ここを通る度に思い出すのは「初日詣」に雪の斜面をトラバースしたことです。滑落怖かった!

前日からの雨で登山道は緩んでいます。はっきりとした足跡です。谷間から登って来ています。

アオガエルの卵かなあ~

ヤマアジサイです。

山爺の記録によると本日を含め、高旗山には14回登っています。

2014年11月9日の山行では登山道を遮断している大ブナは倒れていませんでした。

2016年4月13日の山行では倒れていました。何年かが過ぎて、、、

倒れた大ブナの根元から新たな枝が出て、青々とした葉が育っていました。

ロープの他にクサリが取り付けられていました。

この谷間からニホンカモシカの「モー君」が現れそうです。

和氣水も健在でした。

旧高旗鉱山への分岐まで来ました。高旗山山頂まで約800mの地点です。

旧高旗鉱山への登山道は踏み跡が薄れ、笹に覆われていました。

ブナの二次林の中をのんびりと歩く。

艶っぽい宇宙人ブナですねぇ~

宇奈己呂和氣神社の鳥居は朽ち果て見る影もありませんでした。

干支が飾れています。

福島県のほぼ中央に位置する一等三角点の「高旗山」です。

山爺が勝手に名付けた「峠登山口」へはここから降ります。

今にも泣き出しそうな空模様です。岩上山と麓山(右)です。次回は麓山に登ります。

山頂に福島中央TV中継用反射板が立つ、笠ヶ森山が見えます。(右端)

ヨツバヒヨドリが1本咲いていました。

仲良く咲いていたアザミです。スコットランドの国花とは知りませんでした。

天測点とは、、、

一等三角点の精度向上などを目的に天文観測を行うため、観測機器を載せる台座のことです。

県内唯一の第十五号天測点です。(全国に48箇所設置)

天測点とセットの子午線標は長沼町の山中にあるそうです。(真南に7.8kmの位置)

フユイチゴかなあ?調査中。 ナワシロイチゴでした。花が赤紫で開かないのが特徴です。

ヤマツツジの最盛期が終わり、、、これしか咲いていませんでした。

大きな毛虫、成虫になると何んになるんだろう。

アカショウマかなあ~

芸術的な作品になっています。

本日、出会った登山者はひとりです。

最近、爆竹を使う回数が増えています。それだけ熊がいると言うことですが、、、

看板を見て、爆竹使用後は後始末・後確認をしなければと思いました。

   

下山後は休石温泉の太田屋で日帰り入浴しました。(入浴料¥600円)

カルシウムーナトリウムー硫黄塩泉を加温した霊泉です。泉質が良く、施設も綺麗です。

休石温泉の由来は源義家が父と共に安部一族を討伐しに立ち寄り、休んだ石が由来とか。

左の石像は鎧兜を纏った「八幡太郎義家」が石に腰掛け、休んでいるところです。

多田野地区には大将旗山や額取山など八幡太郎義家に纏わる地名が色濃く残っています。



梅雨の最中、晴れ間を選んで近間の高旗山に登りました。トータル14回目の山行になりました。

雨上がりのせいか、、、鬱陶しい感がありました。

ブナの倒木から新たな枝と青々とした葉を見て「山は生きているんだなあ~」と感じました。