のんびり過ごし隊


 只見線&雪まつり【2023.2.11】 晴れ                                                 のんびり夫婦隊
    福島県 会津若松市+只見町



会津若松観光ビューロー主催の「第50回只見ふるさとの雪まつり」ツアーに参加しました。

「只見線全線運転再開」を祝うイベントでもあります。参加人数は48名です。(全席指定完売)

会津若松駅のみなさんに見送られ、団体列車(奥の細道号運用)は只見駅に向かいました。

列車は阿賀川を渡ります。

会津柳津駅では「アワマンジュウマン」が出迎えてくれました。

列車内の案内役は只見線に最も多く乗った男「大越」さんです。

只見線を題材としたTVドラマやドキュメンタリーなどに出演している「只見愛」溢れる方です。

(列車内のクロスシートは指定席ですが、ロングシートは写真撮影など自由に座れます。)

列車は滝谷川橋梁を渡ります。

第一只見川橋梁からの眺めです。

奥会津はやっぱり豪雪地帯ですねぇ~

第三只見川橋梁からの眺めです。対岸のスノーシェッドが撮影スポットです。

第四只見川橋梁です。昨年、9月30日は橋梁の出口でカメラを構えていました。

大志集落です。今年は尻吹峠から撮影してみたいと思います。

   

列車は会津川口駅に到着しました。本日のツアー内容を紹介しますと、、、

ツアー代金は¥7,800円(全国旅行支援20%割引)+クーポン券(¥1,000円)になります。

この他、「会津おでん」、「弁当+お茶」、「温泉券」、会津木綿のコースターなどが付きました。

   

2011年の新潟・福島豪雨で第五、第六、第七只見川橋梁が流されました。

本名ダム直下に架かる第六只見川橋梁が最大の難工事で工法が変更になりました。

全線運転再開が1年延期になりました。(岩盤崩落による死亡事故発生)

湯倉温泉の「鶴亀荘」です。温泉水が流れ出し、茶色に変色しています。

昔々、イワナ釣りの帰りに温泉に入りました。

新しく架けられた第七只見川橋梁を渡ります。

只見線沿線の方々は列車が通ると手を振ってくれます。いいなあ~

いつかは登ってみたい「只見のマッターホルン」です。

   

只見駅に到着しました。奥会津の二大スターのひとり大越さんとの記念撮影です。

もうひとりのスターは30年間、「只見線を300日撮る男」の星さんです。

初めて、只見駅に降り立ったのは1991年2月6日でした。

今でも当時を思い出します。「只見荘」さんの1Fは雪に埋もれ、玄関のみが開いていました。(新築前)

   

第50回只見ふるさと雪まつりが3年振りに開催されました。

只見駅前の駐車場が雪まつり会場です。小高い山が只見スキー場のゲレンデです。(写真中央)

雪の滑り台で遊ぶお子ちゃま達、楽しそうです。

特産品などの販売ブースが立ち並んでいます。新潟県側からの出店もありました。

シャボン玉はお子ちゃま達に大人気でした。

只見町と金山町の境界に「癒しの森」トレッキングコースがあります。(約4km、往復約2時間)

昔々、星さん夫妻に同行し、「癒しの森」のオープニングイベントに参加しました。

癒しの森の大ブナ(国界の大ブナ)は2013年の春に倒れたとのことですが、、、

今でも倒れたままになっています。只見町を訪れた時に歩いてみます。(ポスターが癒しの森)

雪まつり会場には奥会津の小・中学生作の雪像がたくさんありました。

3基の「おんべ」です。「おんべ」とは「塞ノ神」です。

これらを燃やした火で餅を焼き、食べると一年間、無病息災でいられると言う、祭りです。

   

雪まつり会場のステージの背景は「橋梁を渡るキハ40系気動車」をイメージして造られました。

只見線にゆかりのあるアーティストが歌声を披露しました。(大竹涼華さんなど)

只見町滞在の約2時間が終わり、復路は只見駅から貸し切りバスで会津若松駅に戻ります。

バスの車窓から叶津川橋梁を撮影しました。

途中、日帰り温泉や道の駅に立ち寄り、満足の時間を過ごしました。

   

玉梨温泉「せせらぎ荘」です。天然炭酸温泉大黒湯(39.5℃)に浸かり、、、ほっこりしました。(Web掲載)

定刻通り、バスは会津若松駅に到着しました。本日のコースは3コースありました。(事前予約)

夫婦隊は往路は列車、復路はバスを選択しました。大満足!次回からは案内状をいただけるとのこと。

このあと、「めでたいや」で会津ラーメンを食べて、、、会津若松城へ。

会津絵ろうそくまつり(令和5年2月10~11日)

参勤交代の際、絵ろうそくを徳川綱吉公に献上したところ、喜ばれ、広く世間に知られるようになりました。

第1回目は平成12年に開催されました。サブタイトルは「ゆきほたる」です。



只見線に思う

1991年2月6日、DD17形ロータリー式除雪車の試運転に添乗しました。

DD14形除雪車では豪雪地帯を除雪するには能力不足のため、

DD51形機関車を活用し、鷹取工場で改造されました。

1984年1月、奥羽本線(福島~米沢間)で初運用されましたが、、、

雪の重さに耐えきれず脱線。改良を重ね、再び只見線での試運転になりました。

DD17形には運転士の他、投雪口の操作、ウィングの操作の3人で除雪作業を行います。

会津若松駅を深夜に出発、時速5km/hで除雪をしながら只見駅に向かいました。

投雪口から投げ捨てられる雪は50mも飛び、只見川に捨てられます。

誤って家の前などに捨てようものなら苦情で大変になるとの事。技術を伴う作業です。

只見駅に到着すると駅前は4mの雪の壁に囲まれ、唖然としました。

(写真中央がDD17形ロータリー式除雪車、写真右がDD14形除雪車です。)


新潟・福島豪雨から11年が経過し、、、

2022年10月1日、地域のみなさんの熱い思いが鉄路をつなぎ、只見線全線再開通を成し遂げました。

暫くは話題性もあり、週末の車内は山の手線並みの混みようですが、数年先は分かりません。

近年、写真撮影や旅行で奥会津を訪れています。

奥会津には日本の原風景があり、四季折々楽しむことが出来ます。

ローカル線に揺られ車窓からの眺めに酔い、酒に酔い、のんびりと時間を過ごすのもいいものです。