のんびり歩き隊

                                                                2023.11.4      晴れ


          斎藤山

           福島県 南会津町                                                             J3ハイカーズ


ここは会津鉄道の「会津長野駅」です。何故かローカル線の温もりが好きです。

その時、AT-400形気動車が入線して来ました。お座トロ展望列車「風覧望」です。(会若行き)

JR東日本から譲渡されたキハ40形気動車をハイデッカーに改造し、2021年に外装をリニューアルしました。

長野小学校は昭和50年に廃校になりました。

現在、校舎は南会津町長野林業研修センターになっています。

だから、、、会津長野駅の駅舎は林業の町ならではのログ造りなんだ。

校庭は斎藤山登山者のための駐車場になっていました。準備をして登山口に向かいました。

会津鉄道の第2音金踏切を渡ります。彼方に二岐山が見えています。

村道まで来ると斎藤山への案内板がありました。

雷神様コース「4,262m」と早生栗コース「3,973m」があります。時計回りの雷神様コースを選択しました。

稲刈りが終わり、冬支度の準備をしていました。

村道を歩いていると軽トラが停まり、ドライバーのおじさんから缶バッチをいただきました。

10月15日に開催された「第13回斎藤山ふれあい登山」の記念バッチでした。ありがとうございました。

鉄路の響きが聞こえたので振り返るとAT-650形気動車です。(田島行き) バックは那須沢山かなあ~

斎藤山への登山道に入って行きます。

電気防護柵の傍に募金箱がありました。記念バッチのお返しに、、、

募金箱の下草に綺麗なテントウムシを発見!テントウムシは「ナナホシ」しか知りません。

調べてみると「カメノコテントウムシ」でした。日本で最も大きいテントウムシです。

成虫・幼虫はクルミに付く、クルミハムシを食べて成長します。

   

雷雷神社です。

雷が落ちると困る、、、雨が降らないと困る、、、異なる地域で「雷神さま」が祀られています。

福島県は雷の多い地域だそうです。どちらにしても米の豊作を願っていることに変わりはありません。

   

植生がスギ林から雑木林に変わりました。民家に近い所までクマが降りて来ています。

一般的にイメージするキノコとは違い、ホコリタケは丸い袋状の形をしてします。

袋の中で胞子を作り、袋の真上の穴から胞子を飛ばして繁殖します。

軽く叩くと穴から黒い胞子が煙のように飛び出します。試してみてください。

案内板がしっかりしているので迷うことはありませんが、、、登山道は落ち葉で隠れています。

樹木に名札が掛けられ、観察出来ますが、、、掛け違いもあるようです。

樹皮はウリのような、メロンのような肌をしているんだ。なるほど!

ロープ付きの急坂が現れました。

見晴らし台まで270mの地点に来ました。

   

急坂の連続です。落ち葉の深い所は歩き難いです。

本日は2ndstのワゴンセールで買ったおニューのポールを使っています。

見晴らし台が見えて来ました。

やった~!見晴らし台に到着です。那須岳山行では辛い思いをしましたが、、、

何んとか、標高差約400mを登りきりました。

尾根の一部を造成して円形の見晴らし台が造られていました。

見晴らし台には四等三角点があるそうです。簡易トイレも設置されていました。

見晴らし台から小野岳を望む。三連休の中日だけに大内宿は混んでいるだろうなあ~

ベンチがあり、綺麗に整地されている見晴らし台ですねぇ~、彼方には二岐山が見えています。

斎藤山の登山口はここから500mm先にあるの~、今まで歩いて来た登山道は何んだったんだ!

紅葉の登山道は斎藤山登山口まで続きます。小石が落ち葉に隠れています。注意して歩きましょう。

   

斎藤山の登山口です。

雷神様ルート「A」・早生栗ルート「B」が整備される前は東京電力の保守道路の終点が登山口でした。

ここから山頂まで標高差約300mを登ります。

ひとりめの先行者と挨拶を交わしました。

プラスチックの階段(東京電力施工)が設置されていました。ステップ幅が一定なので歩き易いです。

山頂付近は「カヤ」の群生地になっていました。

カヤは常緑針葉樹の高木で高級な碁盤や種子は食用油に利用されます。

   

ふたりめ先行者は列車を利用して来たそうです。凄~い!

山爺が左耳を抑えて登っているのが写っています。耳鳴りしているんだなあ~ 
 

面白い名の木です。「オノオレカンバ」を調べてみると、、、

オノオレカンバは落葉高木で1年に0.2mmしか太らない木で成長が遅く、斧が折れるほど硬い木です。

オノオレカンバはその強度から別名「金のなる木」と言われています。縁起の良い木材です。

山頂まで610mの地点まで来ました。道標を見ると「C2」とか、「A1」「B3」とか標記されています。

きっと、、、登山者向けの「斎藤山登山マップ」があるんですね。

大きなブナの木です。「カイワレブナ」と命名しました。

山頂に続く稜線が見えて来ました。

会津長野駅や長野林業研修センターから見えた「アンテナ」まで辿り着きました。

アンテナは東京電力の斎藤山マイクロ無線通信用の鉄塔でした。

電力の安定供給には電力設備の運転状況や事故情報など的確かつ効率的に伝送するシステムが不可欠です。

そのため、災害時の影響を受け難いマイクロ波無線通信などが用いられているそうです。

左上がヘリポートです。先に斎藤山山頂に立ってから、ヘリポートに戻り、ランチタイムにしましょう。

手前の施設は福島県消防防災課の反射板です。

変わったブナの木です。何んと命名したでしょうか?

ヘリポート~山頂までの稜線はブナ林になっていました。

このブナの木も変わっていますねぇ~、「腰掛けブナ」と命名しました。

   

山開きのキャッチフレーズは全国の斉藤さん・斎藤さん・齊藤さんへ、、、「斎藤山にいらっしゃい!」です。

姓は斎藤さんではありませんが、斎藤山山頂に立ちました。(二等三角点)


後 記

みなさんは自分自身の苗字の付いた山をお持ちですか?

山爺の「山」は高尾山南陵にあります。2015年(平成27年)2月28日に初登頂!

レールマン人生の最後の日に登りました。翌日からは毎日サンデーとなるメモリアル山行でした。


直線距離で226.82km先に富士山が見えます。本日は無理のようです。

眼下は南会津町の中心地・田島の街並みです。

   

12時のサイレンが鳴りました。ヘリポートでランチタイムにしました。眺めの良い所でおにぎりを頬張る、、、

急坂の疲れ、耳鳴りの不快感など忘れて終いました。

本日はレトルトの豚汁を用意して来ました。今年は稀になく「柚子」が豊作でした。

「柚子+トウガラシ」をブレンダーで挽き、自家製の「柚子トウガラシ」を作りました。

豚汁との相性、バッチリです。欲を言えば柚子の香りを強めにした方が良いかも。

旭岳~三本槍ヶ岳(写真中央奥)、手前右に三倉山~大倉山~流石山が見えました。

沼ッ原湿原、那須岳から見えた大佐飛山がヘリポートからハッキリクッキリ見えました。

早速、軽トラのおじさんからいただいた山開きの記念バッチを着けました。

福島TVのテレポートプラスの天気予報士「斎藤恭紀さん」の似顔絵が描かれているバッチです。

斎藤山登山口から撮影しています。サワグルミの木が生い茂る登山道を降ります。

   

斎藤山登山口~見晴らし台までの登山道が一番好きです。いい感じでしょう。

見晴らし台の田島側に早生栗コースの下山口があります。

   

早生栗コースは尾根の急坂を降ります。転倒しないように注意して歩きました。

降りでは耳鳴りはしません。

紅葉の時節は過ぎていますが、、、綺麗です。山全体が落ち葉に包まれて、、、いいですねぇ~

紅葉を楽しみながらのんびりと歩きました。

露出に工夫が必要ですね。

もう直ぐ、急坂が終わります。

   

登山道はほぼレベルになって来ました。前方にスギ林、植生が変わります。

早生栗コースの由来はこの「早生栗」の古木にあるようです。

りんご園の木の下でお子ちゃまたちが遊んでいました。

斎藤山に立つ鉄塔に無事下山したことを報告しました。

下山後、弥五島地区にある「郷の湯」に入り、帰路に着きました



流石山・那須岳と連敗続きでした。本日は体調が良かったのでしょうか。

耳鳴り止まりで目眩はしませんでした。ヘリポートに迎えに来て貰ったら大変なことになります。

最後まで自分の脚で無事下山することが何より大切です。

斎藤山の紅葉、綺麗でした。次回、紅葉の最盛期に登ってみたいと思います。