のんびり歩き隊

                                                                2023.5.17~18    晴れ


          鋸山&横須賀軍港めぐり

           千葉県 富津市+神奈川県 横須賀市                                          ML会+のんびり小隊


新幹線で東京駅へ、東海道本線に乗り換えるため、ホームで待っていると何んだこの車両は、、、

E261系観光特急列車「サフィール踊り子号」でした。「サフィール」とはフランス語で「サファイア」のこと。

気になる料金ですが、、、グリーン車以上。全車指定席で予約が必要です。(2020年3月14日デビュー)

引退前の2月23日(富士山の日)に「踊り子号」&「スーパービュー踊り子号」に乗車しました。

忘れもしない「新型コロナウイルス」感染拡大、不安の真っ只中でした。(河津桜ウォーキング)

   

A会長の自宅前から夕暮れ時の「富士山」と丹沢山地の最高峰「蛭ヶ岳」が見えました。

朝夕の散歩に富士山を観ているとか、、、羨ましい限りです。


17日です、、、

   

京急久里浜駅から路線バスで「東京湾フェリーのりば」まで来ました。

フェリーに乗るのは「青函連絡船」以来かも知れません。(北海道へスキーに行っていた頃)

出航の10時20分(Bダイヤ)まで時間があるので、久里浜港フェリーターミナル付近を散策しました。

久里浜港~金谷港までの乗船時間は約40分(約11.5km、時速24km/h)です。

対岸は千葉県富津市です。鋸山が見えて来ました。

   

最上階デッキからの眺望、東京湾クルーズが楽しめます。

条件が整えば、富士山が見えたかも。(Web掲載)

金谷港フェリーターミナルに到着しました。フェリーは折り返し、久里浜港フェリーターミナルに向かいます。

乗船待ちのクルマが列をなしています。(往復運賃¥1,600円 普通車の料金は¥4,400円)

前回の鋸山山行は2013年(平成25年)3月1日でした。YRSG会のみなさんと登りました。

今回は2回目の山行になります。

   

金谷駅で待ち合わせのため、駅に向かいます。

途中、国道127号線沿いに「グランコテージ・BAYSIDE KANAYA」が出来ていました。

東京湾に沈む夕日の絶景スポットです。(素泊2名/¥13,000円 夕食付2名/¥23,000円)

金谷駅です。ここで全員集合!4名で鋸山に向かいますが、、、

10年前の山行ルートは浜金谷駅~関東ふれあいの道~石切り場・東京湾展望台~鋸山山頂~石切り場へ、、、

鋸山日本寺北口管理所~百尺観音・地獄のぞき~西国観音~日本寺大仏~保田駅~お食事処「ばんや」でした。

   

正午になるので鋸山ロープウェイに乗ることにしました。(ガイドさんの案内あり、料金¥650円)

山頂駅まで約4~5分(全長650m)で運んでくれます。ゴンドラはスイスのCWA製です。

山頂駅から直ぐの所に「鋸山山頂」「標高329m」とありましたが、山頂ではありません。

展望台に観光用の案内板を設置したのでしょう。

鋸山は一等三角点の山です。本当の山頂は別の所にあります。

前回、セットで登った双耳峰の「富山」が見えました。

眼下に金谷港フェリーターミナルが見えました。水平線が丸みをおびて見えますねぇ~

ここから先は鋸山日本寺の境内になります。入山料は¥100円値上がりして¥700円になっていました。

「地獄のぞき」が見えました。

本日の気温は28℃の予報です。因みに福島県梁川町は35.5℃でした。(18日の最高気温)

白い花が結構咲いていました。調査中。

前回は北口管理所から入山し、逆方向から歩いて来ました。

百尺観音です。昭和41年5月、六年の歳月を費やして完成しました。良くも彫ったもんです。

「百尺観音と地獄のぞき」を見上げる。

暑い!暑い!

山爺が手を広げ、バンザイをしています。

地獄のぞきより高い所にある鋸山展望台からの眺めです。眼下に館山自動車道が通っています。

石段を降り、千五百羅漢道へと向かいます。

1779年(安永8年)から前後二十一年間に1553体の羅漢像が刻まれ、奇岩霊窟に安置されました。

鋸山は中華民国の懐安大中寺の八百羅漢をしのぐ、世界一の羅漢霊場です。

西国観音です。

百躰観音です。

石段ばかりではなく、山道もありました。

日牌堂です。

維摩窟です。

細い一本の糸のような流れです。

人工的に大岩をくり貫いたトンネル、頭上注意!

千五百羅漢道を歩き終えました。奥の院無漏窟へは行きませんでしたが、羅漢像の多さには驚きです。

歴史と信仰の深さを物語っています。境内は五つのエリアに分かれ、それぞれに管理所があります。

日本寺の大仏に参拝し、表参道管理所方面(下山)に向かいます。

ゲンノショウコかなあ~

大仏は1783年(天明3年)、大野甚五郎が門徒たちと岩山を3年かけて彫刻しました。(羅漢像製作も行う。)

大仏(薬師瑠璃光如来)に参拝し、御朱印をいただきました。

広場は地元の中学一年生の課外授業で溢れ返り、「良く来たなあ~」と大仏さまもニンマリ。

麦わら帽子を被った中学生がいました。夏ですねぇ~

薬師本殿です。昭和14年に大火によって焼失しましたが、平成19年に再建されました。

竹は丸いと思っていましたが、四方竹は四角です。寺務所で金剛杖として売られていました。(¥700円)

トキソウです。湿地帯に咲くと思っていましたが、、、

「夏目漱石」が明治22年8月、「正岡子規」が明治24年4月にこの地を訪れました。

文豪のおふたりを前に短歌を一句、、、

『しおさいの かほりただよう はまかなや ともとのぼらん いわのみねみね』

伊豆から安房に逃れた源頼朝公が再起をかけ、日本寺に武運を祈願しました。

自ら手植えしたとされる樹齢約800年の「大蘇鉄」です。右手は「達磨石」です。似ているかなあ~

石段を登れば「呑海楼」「通天窟」ですが、立ち入り禁止になっていました。

草書体の「心」の形から「心字池・しんじいけ」の名が付いています。

管理人さんが池の周りの清掃をしていました。保田駅までの道順を教えていただきました。

表参道管理所(料金所)と観音堂

観音堂の芝生の中に一輪咲いていました。調査中。

仁王門です。慈覚大師作と言われている金剛力士像(阿形・吽形の二王)が立っていました。

弘法井です。

振り返ると、、、鋸山の稜線中央に「石切資料館」の白い建物が見えています。

保田駅まで約1.4kmの地点です。急がなければ、、、

保田駅です。「冨浦駅行」14時15分発の電車に間に合いました。(1時間に1本)

E131系直流電車が入線して来ました。製造は「J-TREC新津」です。

約14分で冨浦駅に到着しました。本日の宿泊ホテルは山の上にあり、歩いて行くには遠いので、、、

送迎バスに迎えに来ていただきました。

「ホテル&リゾーツ南房総 ダイワロイヤルホテル」

   

朝夕バイキング方式です。Iグループより質はいいかも。折角、減量したのに、、、夕食時は飲み放題にしました。


18日です、、、

ホテル側の計らいで早めの電車に乗ることが出来ました。不定期の往復の送迎に感謝します。

金谷港9時20分発のフェリーに間に合いました。

フェリーが船首と船尾を反転させる作業を初めて見ました。高度なテクニック(運転操作)ですねぇ~

本日も富士山が観えません。

久里浜港フェリーターミナル(バス)~東急久里浜駅~汐入(徒歩)~横須賀本港まで来ました。

11時乗船なのに、、、長い行列が出来ていました。

横須賀港は今から約160年前、米国ペリー艦隊が上陸して以来、軍港として発展しました。

これから「Sea Friend 7」に乗船し、横須賀本港(米軍施設)と長浦港(海上自衛隊)をめぐります。

対岸の東京環状線沿いのヴェルニー公園ではドイツの物産展が行われていました。

米軍横須賀基地に配属されたミサイル駆逐艦「ヒギンズ」です。修理を行っているとの説明がありました。

トマホーク巡航ミサイルを搭載しています。(米国海軍 艦No76番 イージス艦です。)

対岸は米軍横須賀基地です。学校、病院、郵便局、映画館などがあり、約20,000人が暮らしています。

艦No183番は護衛艦「いずも」です。全長248m、11万2千馬力あります。

近々、空母化されます。(中国が反対)

「いずも」にズームUP、甲板では海上自衛隊の音楽隊が演奏しているようです。

艦No65番はミサイル駆逐艦「ベンフォールド」です。艦No115番「シャイロー」も停泊していました。

イージス艦とはイージスシステムを搭載(船体中央に八角形のレーダー)している艦艇の総称です。

米軍の監視艇です。「こちらに近づくな!」と行っています。船首に機関銃が見えました。

艦No6102番は試験艦「あすか」です。全長151m、43,000馬力あります。

艦No423番は補給艦「ときわ」です。全長167m、26,000馬力あります。

新井掘割水路を通って、横須賀本港から長浦港に向かいます。

この水路は明治時代、旧日本海軍によって掘られました。右手の吾妻島には日米の国旗が立っています。

艦No463番は掃海母艦「うらが」です。全長141m、19,500馬力あります。

「うらが」の船尾です。

艦Noのない「海の忍者」と呼ばれている潜水艦が2艇、水面から顔を出しています。

甲板にいる乗組員が手を振ってくれています。

艦No304番は掃海艇「あわじ」です。全長67m、2,200馬力あります。

「あわじ」は機雷などの撤去を行います。

長浦港から横須賀本港に戻って来ました。吾妻島には日米が共同利用する倉庫が建ち並んでいます。

修理中のミサイル駆逐艦「ヒギンズ」の乗組員は修理期間中、白い建物の中で生活します。

修理が完了すると、出港するそうです。

   

「折角、横須賀に来たんだから海軍カレー食ってがせ!」

横須賀海軍カレー本舗のカレーを食しました。カレー屋なのでメニューはカレーのみ、食べ放題とプレートのみです。



伊勢海老釣りに行く、小名浜港には漁船やタンカーなどが停泊していますが、、、

横須賀本港は空母や潜水艦などの米軍基地です。有事の際はここから出航します。

実際、ペルシャ湾に出撃、「トマホーク」を発射しています。

ミサイル駆逐艦「ヒギンズ」はシリア内戦などで「活躍」、、、訂正します。戦争に活躍なし。

駆逐艦名は国際連合平和維持活動に参加した際、戦死した海軍大佐の名に因んでいます。

毎日のようにウクライナ戦争がTVで放送されています。侵略を正当化し続けるロシア。

私たちには知らされていない悲惨な殺りくが続いています。

いつまで続く、この戦争。弾薬がなくなるまで続くのでしょうか。国民だけが悲しみ泣き叫んでいます。

世界には内戦が続いている国があります。台湾有事があるかも知れません。

複雑な気持ちの中で「横須賀軍港めぐり」を体験しました。