2023.10.19~20 晴れ
那須岳(朝日岳~三斗小屋温泉)
栃木県 那須町 J3ハイカーズ
1日目、、、
本日から1泊2日の予定で那須岳の紅葉を楽しみたいと思います。
今回の那須岳山行は記録なしを含め、9回目になります。
自宅を6時に出発し、東北自動車を利用して白河ICへ、、、それでも峠の茶屋駐車場は満車でした。
那須岳は関東圏から近く、茶臼岳中腹までロープウェイで行けるので人気のある山です。
「山の神」に一礼、狛犬にご挨拶、石段を上ります。令和2年10月1日の南月山山行以来になります。
月居山の階段登行の疲れが残っているので、、、紅葉を観ながらゆっくり歩きましょう。
樹林帯を抜けると視界が開け、中の茶屋跡です。
山爺が勝手に命名した「トトロの耳」が現れました。(茶臼岳山頂の形)
5人の若者たちとは始終、挨拶を交わしながらP1900まで登りました。
荒々しい朝日岳
峰の茶屋跡避難小屋が見えて来ました。
45年前になりますか、、、Kちゃんと峰の茶屋まで歩き、茶屋で飲み物を買い、飲んだ記憶あります。
今であれば、スマホに記録を残したでしょうに。
朝日岳の上空は旅客機の飛行ルートになっているのでしょうか。何機も通過しました。
剣ヶ峰は5月末まで残雪があります。トラバースの際は注意が必要です。砂防堰堤まで真っ逆さまです。
恵比寿大黒天です。
写真中央のPの左稜線~奥まった朝日岳をめざします。朝日岳山頂に立つ登山者が確認出来ます。
岩稜のUpDownを歩く。
彼方に燧ヶ岳・会津駒ヶ岳が見えました。(写真中央)
左上に登山者を確認、あんな上まで登るの~
振り返ると剣ヶ峰(手前)と茶臼岳です。
ぽっこりお山は隠居倉です。左の稜線を降れば、本日、泊する三斗小屋温泉です。
石が大きいので、、、クサリもしっかりしているので思った程ではありませんでした。
まだまだ続く、岩々のトラバースです。
ここを登れば「朝日の肩」です。
2010年(平成22年)10月15日以来の朝日岳山頂です。(ML会山行)
熊見曽根(Pの奥)とP1900です。
朝日岳山頂からの眺望
今年の七夕山行でヘロヘロになった流石山です。(大倉山・三倉山は断念)
写真手前の鞍部が「朝日の肩」です。10月7日に痛ましい遭難事故が発生しました。合掌。
彼方に燧ヶ岳と会津駒ヶ岳が見えました。
景観とコーヒータイムを楽しんでいるお姉さんたちとは行く先々で挨拶を交わしました。
満車の峠の茶屋駐車場です。第2駐車場の一角にクルマを停めることが出来ました。
(朝日岳山頂から望遠300mm相当で撮影)
福島県天栄村の「羽鳥湖」を確認しました。
中の大倉尾根は三本槍ヶ岳(左方向)に続きます。右端に「北温泉」への分岐が見えました。
熊見曽根手前のPです。
熊見曽根からP1900を望む。
本日は天気が良く、風もありません。予定通り、三本槍ヶ岳をめざしましょう。
熊見曽根から振り返ると朝日岳は烏帽子のようです。
三本槍ヶ岳の稜線です。中央の尖った山は旭岳、その右隣が二岐山です。
三本槍ヶ岳に行きましょう、、、約50分後、手前のベンチで休憩しているとは予想外でした。
2009年(平成21年)1月25日、マウントジーンズスキー場~中の台倉尾根~三本槍ヶ岳に登りました。
樹林帯のない大雪原の中をスノーシューを履いて歩いた思い出があります。
P1900から木道が見える清水平まで降ります。(写真中央) 降る途中、体調に異変。耳鳴りがしました。
弱い目眩を感じました。ヤバい!思うように足が前に出ません。喉が乾きます。
三本槍ヶ岳までのコースタイムは往復で約1時間。
山頂でもしも何かあったら、、、清水平ならヘリが降り易いとか、、、気弱になってしまいました。
ベンチで横になりましたが弱い目眩、起きていた方が楽。三本槍ヶ岳は断念しました。
P1900と朝日岳
清水平で待つより、P1900に戻った方が良いと判断。ゆっくりと歩き始めました。
P1900から三本槍ヶ岳登頂を望遠レンズで確認していました。
いただいた三本槍ヶ岳山頂の写真です。支柱の横にGポーズの山爺がいた筈、、、
何んの花だろう。
熊見曽根です。
隠居倉と流石山(右端)
熊見曽根~隠居倉~三斗小屋温泉・煙草屋旅館をめざします。
隠居倉手前から恵比寿大黒天を望む。(写真中央)
午前中に歩いた岩稜の登山道が見えます。
隠居倉が近づいて来ました。崖崩れの稜線を歩きますが、登山道はしっかりしていました。
三本槍ヶ岳です。心残りですが、、、仕方がありません。無事下山することです。
標高1819mの隠居倉です。磐梯山山頂(1816m)とほぼ同じです。
P1900~熊見曽根を降りて来ました。(写真中央)
隠居倉から剣ヶ峰~茶臼岳(写真右)を望む。
沼ッ原調整池が見えました。
9月25日、沼ッ原湿原に咲く「アケボノソウ」を観に来ました。沼ッ原調整池の右下が沼ッ原湿原です。
次回はアケボノソウの見頃を迎えた8月末に訪れたいと思います。
目の前のPを降れば、三斗小屋温泉です。
こんなクサリ場もありました。
三斗小屋温泉の源泉です。硫黄の臭いが漂う。近づいて写真を撮りに行って、、、すってんころり。
三斗小屋温泉まで600mの地点まで来ました。標高は約1500mです。
ススキに秋の気配を感じました。
登山道脇に源泉から温泉への湯送管が埋設され、所々に点検箇所が設けられていました。
三斗小屋温泉神社本殿です。中に入り、お詣りしました。
神殿は欅造りで柱を飾る竜や貫先の竜頭、欄間の彫刻が素晴らしいです。記帳して来ました。
無事、三斗小屋温泉・煙草屋旅館に到着しました。安堵!安堵!
煙草屋旅館の野天風呂に入りたくて、ここまで来ました。野天風呂の正面には紅葉の流石山。景観最高ですねぇ~
共同浴場も趣があって、いいですねぇ~ (写真はWeb掲載)
夕食は牛肉・岩魚・おでんなどでした。日本酒&ウイスキーの呑んで20時前に就寝、、、うるさかったかな~
2日目、、、
朝風呂は6時30分まで入れますが入らず。宿泊料金は¥11,500円+¥200円(シーツレンタル)
7時20分、2日目のスタートです。煙草屋旅館は増改築中でした。
完成したら来てみたいと思います。峠の茶屋駐車場から最短距離なら、、、弱気になっています。
本日の天気も良いです。真近に流石山が見えます。
標高1400m付近の紅葉を愛でながら、、、のんびりと歩く。
昨日の岩場と違って歩き易いです。昔々、製錬に必要な木材を運んだ牛道の名残かも知れません。
橋を渡ります。昭文社の地図によると深山湖に注ぐ大川の支流御沢のようです。
ここまでの登山道、しんどかったです。何回も給水しました。
沼ッ原湿原~三斗小屋温泉の日帰り入浴を計画しましたが、、、実行したら、とんでもなかった!
姥ヶ平に到着しました。2日目のメインは「ひょうたん池」から望む、茶臼岳の景観です。
わくわく、どきどきですねぇ~
先ずはお地蔵さまにお参り。シラタマノキです。9月頃、ガクが肥大し果実を覆い、白玉になります。
どっしりと構えた茶臼岳です。いいですねぇ~
もう直ぐ、ハローウィンですか。ひょうたん池に向かいます。
姥ヶ平の紅葉です。
ひょうたん池から茶臼岳を望む。
ひょうたん池に映る茶臼岳、シンメトリー的な景観もいいですねぇ~
昨日、歩いた朝日岳~熊見曽根~P1900を望むことが出来ました。
姥ヶ平の紅葉を楽しみながら、ベンチでお茶している登山者が多数いました。お姉さんたちも、、、
昨日より雲が出ていますが、紅葉日和です。ロープウェイを利用して姥ヶ平に来られる方も多いようです。
牛ヶ首の稜線が見えて来ました。ここを登れば、峠の茶屋駐車場まで下りになります。
茶臼岳からの落石を心配しながら歩く。
無間地獄付近から紅葉のひょうたん池を望む。
守門岳と教えていただきました。「青の世界」もいいですねぇ~
無間地獄です。早々に渡りましょう。
彼方には燧ヶ岳と会津駒ヶ岳です。山間に湧き出る雲、いいですねぇ~
沼ッ原園地の展望台から見えた大佐飛山(おおさびやま)です。(写真左)
昨日、歩いた稜線の全貌が見えて来ました。
峰の茶屋が見えて来ました。あの朝日岳に登ったんだ!
茶臼岳も見る場所を変えれば、このような山容をしています。
峰の茶屋跡避難小屋の隣に「牛守護大日尊」と刻まれた石碑があります。初めて写真に収めました。
調べてみると、、、
戦前、三斗小屋温泉方面から燃料用木材を牛の背中に乗せ、鉱山に供給したルートがありました。
黄銅の製錬には燃料として大量の木材を必要としました。
本来、大日如来は山岳仏教守護本尊を祀ったものですが、、、
「どうか、牛さんを守護してください!」と言う、意味合いのものらしいです。
体力は全部使い果たしました。峠の茶屋まで最後の登山道になります。好きな景観のひとつです。
無事下山しました。「山の神」にお礼のご挨拶をしました。
12時10分、峠の茶屋駐車場に到着しました。
またまた、お茶している元気なお姉さんたちに会いました。若いってことは素晴らしい!
山爺はコタコタ、疲労大です。山登り止めようかなあ~
9月25日、沼ッ原湿原散策に行く途中、「つつじ吊り橋」を訪れました。
その時、樹木は青々としていましたが、、、山から里に紅葉が降りて来て、色付き始めていました。
何年ぶりだろう。鹿の湯「元湯」です。
山狩りで傷を負わされた「鹿」が傷ついた体を癒したとされることからその名が付いたとか。
738年(天平10年)には開湯していた記録が残っている古い歴史のある温泉です。
42~43℃の湯船に肩まで入ることが出来ました。46℃の湯船には胸まで、、、
48℃の湯船には足首までしか入れられませんでした。常連さん曰く、慣れだそうです。
「三斗小屋温泉の野天風呂に入りたい!」「 姥ヶ平の紅葉を観てみたい!」 一心で那須岳に登りました。
しかし、思うように身体がついて来ませんでした。(三本槍ヶ岳を断念)
もう若くはありません。高齢者ですから、体力・気力の衰えを自覚しなければなりません。
孫との山行で「600座をめざす!」と宣言した以上、、、70代、今出来ることを準備して行きたいと思います。