只見線と只見川の旅【2023.5.4】 晴れ のんびり夫婦隊
福島県 金山町・三島町・柳津町
新型コロナウイルスが発生してから約3年が経過しました。
毎日、不安な日々を過ごして来ましたが、5月8日からはインフルエンザと同等の「5類」扱いになりました。
今年のGWは9連休の企業が多く、観光地などは大いに賑わうことでしょう。
会津若松駅に向かう前に猪苗代湖畔の長浜で休憩、穏やかな湖面に磐梯山・川桁山が映っています。
本日は会津若松観光ビューロー企画の「只見線と只見川の旅」に参加します。
旅の内容は新緑の只見線を「風っこ号」に乗り、沿線の観光地や東北電力の施設などを見学します。
会津若松駅前から青木山を望む。(山行日4月20日)
会津若松駅4番線ホームにはねこ駅長などを描いた会津鉄道のラッピング車両が停車していました。
GW期間中とあって小鉄ちゃんが群がり、カメラを構えていました。
会津鉄道のお座トロ展望列車 AT-400形気動車「風覧望」が入線して来ました。
JR東日本のハイブリット車両 GV-E400系も入線して来ました。
本日の会津若松駅は電車1編成、気動車4編成がホームに並びました。鉄ちゃんには最高です。
キハ48形気動車を改造した「びゅうコースター風っこ号」に乗り、会津川口駅へ、、、
会津若松駅の皆さんに見送られ、出発進行!
風っこ号は山爺たちのツアー客(24名)+一般客で満席でした。
会津若松駅をスタートすると、左手に青木山の山容が見えて来ました。
阿賀川の河川敷から飯豊連峰を望む。
会津高田駅を過ぎると、左手の小高い山に蓋沼森林公園の東屋が見えました。
昨年9月30日、只見線全線再開通の前日に来た、鉄ちゃんお勧めの撮影スポットです。
新鶴駅付近から明神ヶ岳が見えました。
第一只見川橋梁を通過中、上流に橋が見えました。
道の駅「尾瀬街道みしま宿」から第一只見川橋梁を撮影するため、展望台へ行く時に渡る橋かなあ~
第一只見川橋梁を撮影する鉄ちゃんを発見!何処から川岸まで降りるのだろうか?
第三只見川橋梁を通過中、対岸のスノーシェッドからカメラを構える鉄ちゃんを確認!
本日の天気は晴れ、風っこ号に窓はなく、開放感ばっちり。心地良い風が吹き抜けます。
会津川口駅到着は11時40分なので、先に渡された柳津町「月見亭」さんのお弁当を食べました。
早戸駅通過中、渡し船の船頭さんが手を振ってくれました。
第四只見川橋梁を通過、また、また鉄ちゃんを確認!只見線沿線には多くの鉄ちゃんが撮影していました。
車窓から只見川に浮かぶと言われている「大志集落」を見ることが出来ました。
終着駅の会津川口駅です。本日のツアーはAコースとBコースに分かれています。
Aコースは「風っこ号+バス観光」、Bコースはその逆コースを観光します。
会津川口駅前に「広田タクシー」の観光バスが待機していました。これからはバスでの観光になります。
初めに訪れたのは「東北電力奥会津水力館 みお里」です。
正面入口には本名発電所で約60年、稼働した水車ランチ(1枚)が実物展示してありました。
館内には東北電力初代会長「白州次郎」「只見川ギャラリー」などの展示品、シアターホールもありました。
道の駅「奥会津かねやま」と隣接しているので、是非、お立ち寄りください。(入場無料)
「みお里」には物産館もあります。「黒柿の万年筆」がありました。
この万年筆の軸は金山町大志産の黒柿です。通常の「柿の木」は乳白色~淡黄色ですが、、、
稀に白い木肌に墨汁を垂らしたような黒色が樹の中心部に入ることがあります。
黒柿の出る確率は約1万本に1本と言われるほど貴重で高価だそうです。
山爺はゴルフをしませんが、出来ませんが、、、
パーシモンドライバーの材料となる柿の木は「会津産」が硬くて、良く飛ぶと聞いたことがあります。
道の駅「奥会津かねやま」に船着き場を新設し、渡し船の遊覧を始めるとのことです。
2番目に訪れたのは霧幻狭の渡し舟による只見川の遊覧です。
山爺が勝手に呼んでいる奥会津の二大スターのひとり、「大越さん」が船頭さんです。
ライフジャケットを着けましたが、、、何んとか収まりました。
24名が三艇に分かれて乗船、船頭さんのお任せで川面からの景観を楽しみました。
「もう直ぐ、列車が来ますので急ぎましょう!」と大越さんが言う。急いで上流へ、、、
通称「めがね橋」に列車が来ました。さすが、只見線に一番多く乗車した男ですねぇ~
皆さん、一斉にシャッターを押し続けます。車窓からも手を振っています。
新緑の只見線&只見川もいいですが、紅葉の時節に来てみたいものです。
三番目に訪れたのは第二沼沢発電所の見学です。この発電所は揚水式発電所です。
沼沢湖を上池、只見川の宮下調整池を下池として、落差214mを利用して発電と揚水を行います。
昭和57年から運転を開始した最大出力46万kwの発電所です。(約15万世帯分に相当)
交流発電機です。施設は地下に造られた秘密基地のようで、その巨大さに驚きました。
四番目に訪れたのは柳津西山地熱発電所の見学です。
地中のマグマで高温になった約200℃~350℃の熱水を井戸から汲み上げます。
その熱水から取り出した蒸気でタービンを回して発電します。
平成7年に運転を開始した最大出力3万kwの発電所です。
PR館では柳津町の自然や歴史なども紹介しています。是非、お立ち寄りください。(入場無料)
ツアーの最後は第一只見川橋梁を望む展望台からの撮影です。
ツアー客は他県、県内の観光客でした。GW期間中なので宿泊しながらの観光客も多数いました。
只見線が全線再開通して初めての大型連休でした。どれくらいの観光客が訪れたのか、、、気になります。
奥会津の5町村は各種イベントを開催して誘客拡大の取り組みをしています。
多くの観光客が奥会津を訪れ、潤うことを願っています。次回のツアーにも参加したいと思います。