のんびり歩き隊

                                                                 2023.8.21     曇り


          一切経山

           福島県 福島市                                                             のんびり歩き隊


郡山市内を抜けるまで通勤ラッシュに捕まりましたが、10時に浄土平駐車場に到着しました。

登山準備をしていると観光バス2台から約60名の登山者らしき方々が降車して来ました。

登山道も渋滞するのかなあと思いましたが、、、浄土平湿原を散策するようです。

8月7日にお鉢巡りをした吾妻小富士です。平日なので観光客・登山者は少ないようです。

本日は孫のMくんと魔女の瞳を観に一切経山に登ります。

何んて言う花だろう。

熱中症対策をしてスタートです。

浄土平湿原に咲く、メイゲツソウです。

エゾリンドウです。8月7日に浄土平を訪れた時は僅かしか咲いていませんでしたが、、、

2週間後にはこんなにも、咲いていました。

大穴火口の噴煙が恐ろしいほど、吹き上げています。一切経山方面は曇りのようです。

吾妻小富士・福島市方面は夏空です。本日も真夏日になるのかなあ~

ナナカマドが綺麗に色付いています。実も色付き始めました。

Mくんの登山歴は本日が2回目です。1回目は2週間前の「吾妻小富士のお鉢巡り」です。

慣れない石ころの登山道に四苦八苦、怪我をさせないように、、、励ましながら、登りました。

いいバランスを保っていますねぇ~

シラネニンジンとミヤマアキノキリンソウです。

何回も給水しながら木道まで来ました。持参した水1Lは全て飲み干したそうです。

熱中症対策に充分、水を持参したので我慢しないで飲んでください。心配しないで大丈夫。

ミヤマアキノキリンソウとエゾオヤマリンドウのコラボ、今が見頃かなあ~

クロマメノキです。実は熟すとブルーベリーのようです。

登山口~酸ガ平分岐まで約1時間で来ました。酸ガ平小屋での休憩は取らないと言うので、、、

一番の難所のザレ場を登ります。頑張れ!頑張れ!

疲れたら振り返って景色を眺めること。鎌の形をした鎌沼ですが、時より雲に隠れはっきり見えません。

休憩中、初めて一切経山に登られる「ぐら」さんとお話しを交わし、下山するまでご一緒させていただきました。

Mくんの体が山歩きに順応したのか、早歩きになりました。どんどん先を行きます。

一時、霧で姿が見えなくなりました。大声でその場で待っているように叫びました。

漸く、一切経山山頂が見えて来ました。

一等三角点の一切経山です。晴れていれば西吾妻山まで見えたのになあ~

雷鳴が轟く中、魔女の瞳が目を覚ますまで約10分待ちましたが、、、これ以上待っても無理のようです。

2週間前、Mくんは吾妻小富士に登った後、浄土平ビジターセンターで「魔女の瞳」のポスターを見つけました。

「爺ちゃん、魔女の瞳を観たい!」と言うので本日、一切経山に登った次第です。

ぐらさんも「魔女の瞳を観たい!」と登られましたが、、、これ以上待っても危険を伴うので下山します。

古希を迎えた山爺と孫の初めての2ショットです。ぐらさんに撮っていただきました。ありがとうございました。

早速、息子や娘たちに送信しました。嬉しい1枚になりました。

下山途中、大穴火口からの噴煙の影響なのか、山肌の樹木が立ち枯れていました。

この付近は硫黄の匂いが強く、喉が傷みました。早々に通過しましょう。

安達太良山沼尻登山口側の沼尻鉱山跡の野湯で死亡事故があったばかりです。

酸ガ平小屋が見えて来ました。このザレ場を降れば、避難する場所があるので雷はひと安心ですが、、、

田中陽希さんは「ひと筆書きの三百名山」走破中、落雷に遭いました。

茂みの中に身を隠しましたが、「生きた心地がしなかった。」とコメントしています。

ふくしま百名山の中でも、岩陰に隠れた登山者が亡くなっています。雷は何処に落ちるのか判りません。

登山クラブ時代はリーダーが雷検知を所持していましたが、雷鳴が聞こえたら下山するの一番です。

エゾオヤマリンドウです。酸ガ平小屋付近はリンドウロードになっていました。

酸ガ平分岐です。立ち止まり、座って撮影しました。

ヤマハハコの季節になりました。

線香花火のように綺麗です。ウドかも知れません。

降りの足取りも大丈夫です。

前回、そして今回、浄土平に来たのはMくんの夏休みの研究テーマ「火山活動」を聞いたからです。

Webなどから情報を得て、レポートは作成出来ますが、、、

硫黄の臭い、立ち昇る噴煙、轟音などの火山活動を直に体感させたく連れて来ました。

魔女の瞳を観ることは出来ませんでしたが、また、山に登りたいと言ってくれました。

一切経山と浄土平の標高差は約300mです。下界は晴れていますが、一切経山方面は雲に覆われています。

無事下山出来て良かったです。ご一緒したぐらさんは浄土平駐車場でご主人と待合せとのことです。

ご主人は東北自動車道松川PA~スカイライン(高湯ゲート)~浄土平まで自転車で駆け上がった凄い方でした。


後 記

後日、ご主人のHP「ぐりとぐらの本日も自転車日和なり」を拝見させていただきました。

浄土平駐車場でお別れしてから、、、

土湯ゲートまで降ったんですねぇ~、「浄土平ライド(83.3km、4時間49分)」完走おめでとうございます。

今後も各地を走られたレポートを楽しみに拝見させていただきます。


   

魔女の瞳を観ながら、昼食にしようと思っていましたが、、、雷鳴の中では危険すぎます。

下山して駐車場での昼食になりました。孫のために婆ぁばが作ってくれた「蕎麦ランチ」です。

山番組「そこに山があるから」出演の女優さんのレシピをアレンジしました。

Mくんの大好きな「オクラ」をトッピング、帰宅後、「美味しかった。ありがとう。」と言われたそうです。

良い思い出になりましたね。



自分流の山の楽しみ方を会報に投稿しました。要約すると、、、

1.どんなに辛く、疲れていてもその先にまだ見ぬ絶景があるから登ります。

2.登山道で出逢う動植物などの自然観察を楽しみながら登ります。

3.山とその山域の歴史を探訪しながら、古の登山道を歩きます。

4.これらを写真に収め、ホームページを作成し、山行記録として残しています。

5.お気に入りの写真は写真展や地域の文化祭などに出展しています。

山登りを始めてからこれまで複数回の山行を含め、513座になり、全てを山行記録として残しています。

本日の514座目の一切経山は孫と登った「メモリアル山行」になりました。

近年、足腰の衰えを感じて、低山や里山歩きが多くなりましたが、600座をめざして歩きます。

さらに、高みをめざして歩き続けます。