2023.6.18 晴れ
飯谷山
福島県 柳津町 HG登山愛好会
今年2回目となるHG登山愛好会の山行は「飯谷山」です。
野老沢会館の駐車場で準備運動をし、、、本日は休日なので会館は休館日のようです。
因みに「野老」は「ところ」読み、ヤマイモ科の蔓性の多年草のこと。名字にもあります。(全国で約840人)
個人山行時は「とこざ公園」駐車場を利用しましたが、チャーターバスなので野老沢会館からスタートしました。
野老沢地区を歩くと飯谷山登山口の案内板がありました。
「ココに福ありfMap」によると野老沢地区は相撲甚句が今も受け継がれているそうです。
各家庭で「しこ名」があり、化粧まわしを持っているとのことです。
NHK福島放送「福ものがたり」よりWeb掲載しました。
田んぼの池にはスイレンが咲いていました。
赤い実が生っていました。
大きなホタルブクロです。
飯谷神社です。
1980年(昭和50年)以前の本殿は奥ノ院の場所にありましたが、焼失し、ここに移されました。
スギ林の中をお喋りしながらのんびりと歩く。
幅広の「笹の葉」です。刺身を盛り付ける時の飾りや「ちまき」づくりに良いそうです。
ちまきの包み方を教えていただきました。
本日は夏日の予想なのでこの空間がいいですねぇ~
登山道は一端、林道野老沢線を横切ります。
登山道沿いの斜面に伸び放題のワラビが生えていました。
またも登山道は林道野老沢線に出ました。舗装道を真っ直ぐ進むと「とこざ公園」に着きます。
舗装道の右手に「飯谷山登山道入口」の案内板がありました。
前回は読めませんでしたが、、、「右 明神・・・」「左 山・・・」まで判りました。
昔々、飯谷神社に参拝に来た時の道標だと思います。
飯谷神社御神田跡です。ここで奉納米を作っていたのでしょう。
たくさんの実が簾のように生っています。何んの実だろう。
御神田跡にコバギボウシが咲いていました。
登山道一番の難所です。
クサリ場は前の登山者が「ワンスパン」過ぎたのを確認してから渡りましょう。
急坂のロープもひとりで掴み、二人以上ではつかまらないこと! 振られると危険です。
沢筋に太い水菜がたくさん、自生していました。
植生が大ブナの樹林帯に変わりました。
昨日のOB会の懇親会は酒を控え目にしていたのですが、、、しんどいですわ~
汗を拭き拭き、水を飲み飲み、、、頑張りました。飯谷神社旧本殿にとうちゃこです。
前述の飯谷神社旧本殿跡です。5月14日に飯谷山の山開きがありました。
登山道は綺麗に刈り払いされ、奥ノ院の石祠に酒一升が奉納されていました。
スギの巨木に雷が落ちたのでしょうか。内部が焼けただれていました。
クマの爪跡です。新しいものを含め、数ヶ所ありました。
ブナの二次林の中をのんびりと歩く。いいですねぇ~
飯谷山山頂からの眺望を示す案内板ですが、、、ここに眺望はありません。
頂上まで300mの地点まで来ました。
本日の一押しです。素晴らしいブナ林です。
飯谷山山頂にとうちゃこです。
昨年の山行後に調べた「会津慶長地震」について話しをしました。(1610年に発生した大地震)
新潟との県境の山々は靄って見えません。記念撮影後、直ぐに下山しました。
大地震の影響で地形が変化し、山頂にあった石祠が直下に移されました。
ここは三叉路になっています。左は柳津町へ、、、右は西会津町です。
山行中は何時何時、何事が起こるか分かりません。帰宅後、救急セットの見直しをしました。
展望台からの眺めです。
昨年、この付近からヒメサユリが咲いていたのですが、、、一本もありませんでした。
クマに遭遇もせず、無事、間伐材を運搬する林道に出ました。
林道野老沢線を歩いて、ゴールの野老沢会館まで戻ります。
途中、クマの気配を感じたので爆竹を連発で鳴らしました。
とこざ公園です。山開きが開催されたので綺麗に刈り払いされていました。
トラの尾、なのかなあ~
民家の庭先に咲いていた花
下山後はつきみが丘町民センターで日帰り入浴しました。(Web掲載)
道の駅「会津柳津」付近から飯谷山を望む。
昨年、咲いていたヒメサユリを見ることが出来ませんでした。でも、、、ブナ林は素晴らしかった。
明神ヶ岳に続き、飯谷山でもクマの気配を感じました。何事もなくて良かったです。
会津の山ばかりではなく、里にまでクマが出没しています。注意を怠ることなく、警戒しましょう。