2023.12.26 晴れ
花塚山
福島県 川俣町 J3ハイカーズ
花塚山は東日本大震災による原発被害を受け、4年間、山開きを中止していました。(現在は0.07μ㏜)
入山許可が出た2015年(平成27年)5月17日、初めて「のんびり小隊」で登りました。
写真左は巣箱ではありません。花塚の里に入場する人をカウントするセンサーです。本日が3回目の山行です。
冬が訪れると「ちびっこ広場」に人気はなく、滑り台も寂しそうです。
放鹿山神社の参道は凍結していませんでした。軽アイゼンを持って来ませんでしたが、今後は必須ですね。
放鹿(ほうろく)山神社です。「はなしか」とも読み、花塚山の名の由来になったとか、、、
登山届を提出します。
177番目と178番目の登山者が入山します。
この先、雪がないといいなあ~
駐車場で出会った179番目の登山者が追い付いて来ました。(烏帽子岩までを御山境と言う。)
烏帽子岩です。
岩が露出している登山道を登ります。
大黒様です。台座には寄贈した方々の名が刻まれています。
登山道に雪が出て来ましたねぇ~、行者戻しの岩が現れました。登りましょう。
2回目の花塚山山行は2019年(令和元年)11月17日でした。
福島登山ガイド協会主催の講習会に参加した時です。前日は「山の救急法」「地図の読み方」を受講しました。
川俣町の「おじまふるさと交流館」に泊しました。(1泊2日の登山講習会)
岩の割れ目に靴が挟まりましたが、、、何んとか登りました。
行者戻しの岩の上から川俣町を望む。
奈落の底
最近、脚立が置かれたようです。あると便利ですが、脚が滑らないことを確認しましょう。
屏風岩です。
大岩の割れ目の先に胎内くぐり岩があります。腹がつかえて進めません、、、無理、無理。
ミズナラの林になりました。
思ったほど雪がなくて良かったです。
登山道で一番大きいブナの木です。
花塚山山頂への分岐まで来ました。道標はしっかり案内していますが、、、時間は如何なものか。
ほぼレベルな登山道が好きです。花塚山山頂までピストンします。
山頂手前の岩々です。登りはいいのですが、降りは注意が必要です。
花塚山は富士山が見える北限の山です。「富士見岩」と命名された案内板には、、、
3名の方が約50回、花塚山に登り、2016年11月26日に富士山の撮影に成功しました。
撮影機材を見ると超望遠レンズでもなさそうで、、、肉眼でも確認出来たのでしょうか。
富士山は見えませんが、、、日山~移ヶ岳~羽山~口太山など阿武隈の山々が見えます。
花塚山は二等三角点の山です。山頂から東側(太平洋側)の眺望はありません。
以前、なかった風力発電の風車が2基、建っていました。(太平洋側)
手前の山は口太山です。彼方に雪を纏った那須連山が見えます。右端に二岐山も見えました。
登る時は気にしませんでしたが、降りは注意しましょう。
階段の土が流れ、木部が露出していました。
体重オーバーなので恐る恐る降りました。山で捻挫や骨折したら偉いこっちゃ!
護摩壇岩の上に立つ人の写真を見たことがあります。(クサリあり)
案内板には「花塚台」とありました。
東屋の床が腐食し、脚が朽ちています。立ち入り禁止です。ルールは守りましょう!
花塚台からの降りです。花塚山北峰が見えて来ました。(写真左)
野うさぎの足跡かなあ~ うさぎであれば今年の干支で縁起物です。
花塚台と花塚山北峰の鞍部は四差路分岐になっています。(飯館への登山道は不明瞭)
ここを「比曽境」と言うようです。
花塚山北峰に取り付きます。
振り返ると花塚台です。花塚山南峰とは呼ばないのでしょうか。
東屋で先行者が昼食中でした。
インスタントのお汁粉を飲んで休憩しました。たまには甘味もいいものです。
三叉路分岐です。直進すると「峠の森自然公園」です。J3z´は左折し、竪石に向かいます。
急な降りが続きます。
本日の山行の目的は「竪石」を見ることです。
垂直に立つ竪石、一緒に山爺が写っているので大きさが判ります。(一説によると約15m)
モアイ岩とも言われているようですが、、、幾つもの大岩が積み重なって「だるま落とし」みたいです。
東日本大震災と2021年・2022年の震度6強にも耐えたんですね。
竪石付近は急斜面でぬかるんでいます。
ゴールは直ぐかと思いましたが、2回、UpDownを繰り返します。
日陰には雪が残っています。
花塚山北峰~峠の森自然公園まで稜線です。
三つ目の東屋も立ち入り禁止になっていました。
初めての山行で東屋で佇む「テンちゃん」と「ウサちゃん」に出会いました。
スギ林を抜けるとゴールの花塚の里です。急斜面の降りは辛かったです。
平成元年に出来た花塚山探勝路の案内板です。
今年一年の〆の山行になりました。竪石を見れたのが良かったです。
過去2回の山行ではこんなに苦痛を感じませんでした。歳のせいか、体力のなさか、、、
今年一年を振り返ると夏の流石山、秋の那須岳が辛かったです。山歩きを止めようかと思いました。
終わってみると山行記録の多い年になっていました。
来年は筋トレなどを継続して、まだ、登っていない山々に挑戦してみたいと思います。