2022.9.14 晴れ
高土山
福島県 須賀川市長沼町 オニオンズ
今年の7月16日、自然観察会で藤沼湖自然公園を訪れました。
9月18日(土)に奇跡のあじさい「感謝コンサート」、高土山登山・藤沼湖一周ウォークが行われます。
翌日(敬老の日)には「藤沼湖自然公園内特設コース」で駅伝競争・ロードレース大会が行われます。
主催者によると、3年ぶりにイベント開催とのことです。
イベントの参加を予定していましたが、、、混雑が予想される前に高土山に登ることにしました。
観察会では観られなかったスイレンの花が咲き始めていました。
三世代交流館です。(写真左)
一棟貸し切りの泊で薫SSS、ヒマラヤ山楽会、職場の有志会で忘・新年会をしましたねぇ~
2008年(平成20年)1月27日は新年会の翌日です。スノーシューを履いて高土山に登りました。
三世代交流館の奥まったところに高土山の登山口があります。
シラヤマギク
本日の福島県内は30℃を越す真夏日になりました。
一旦、登山道は舗装された林道を横断します。暑い、、、暑いです。
ミズヒキ
スギの木は綺麗に枝打ちされていました。
初めて高土山に登ったのは2004年(平成16年)8月28日でした。(Kちゃん同行)
山を始めたばかりの頃、二岐山に登る予定で登山口まで行きましたが、、、雨。仕方なく、山行中止。
帰路の途中、雨が止んだので高土山に登った次第です。この水場はあったのかなあ~
スギ林からミズナラなどの広葉樹に変わりました。
第1展望台とありますが、「展望」はありません。19年前の記録では藤沼湖の一部が見えていました。
シロオニタケです。傘表面のイボイボが特徴ですが、、、
幼菌時は丸い形をしています。段々、傘が開いて最終的には円盤状の平な形になります。
P573を登りきると一旦降ります。鞍部に「下山ルート」の案内板がありました。
萎んでしまったヤマジノホトトギスです。
ここから一定の斜度で急坂を登ります。半田山の急斜面を思い出しました。
ホソカエデの葉のようですが、、、
クマの爪痕かも知れません。
汗を拭き拭き、、、やっと登りきりました。高土山山頂はこの先にあります。
19年前の記録によると「旧山頂」の杭が立っていました。登頂後、ここで休憩にしました。(現在は杭なし。)
19年前と大分変りましたねぇ~、体形です。
下山時、急斜面を見上げると、、、いい感じです。
鞍部から下山ルートを約10分歩くと舗装道に出ました。
登山口はガードレールの端(切れ目)にあります。登山口の案内板は草に埋もれていました。
舗装道から権太倉山を望む。
舗装道は通行止めになっています。現在、この林道は工事中とありますが、、、、この先に登山口があります。
自然観察会の有志のみなさんが作った「ビオトープ ~生き物への生息空間~」です。
東日本大震災で藤沼湖の本堤が決壊しました。2011年(平成23年)3月11日 14時46分発生。
約150万tの貯水が下流域に流れ出し、人的・物的に甚大な被害をもたらしました。
2年後の春に湖底を歩いた際、自生するヤマアジサイを発見し、「奇跡のあじさい」と命名。
復興のシンボルとして全国に1300人を超える里親を募り、プロジェクトの輪が広がっています。
藤沼神社です。
成務天皇20年(150年)頃、タケミヨリメノミコトが国造りとしてこの地に国の繁栄を願い、、、、
木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)を祀ったことに始まると伝えられています。
石碑には「岩背国造富士沼紀元社」と刻まれています。因みに天栄村の酒「岩背」美味しいです。
社殿に通じる階段脇には樹齢約600年の大杉、3本が立っています。(樹高約42m)
以前は「桝形杉」と呼ばれ、4本立っていたそうですが、、、1本が落雷で倒れたそうです。
下山後は藤沼湖自然公園内にある藤沼温泉「やまゆり荘」に入りました。(入浴料¥360円)
長沼産そば粉100%の天ざる蕎麦は角が切れ、甘味があり、美味しゅうございました。
藤沼湖より高土山を望む。
藤沼湖の正式名称は「藤沼貯水池」です。
農業用水不足を解消するため、1937年(昭和12年)に着工、12年の歳月をかけて完成しました。
工事の大半を地域住民が行いました。
中学生の時、友だちに誘われ自転車で藤沼湖に釣りに来ました。自宅から約25kmあります。
その時の釣果は「坊主」だったと思います。それから約20年が経ち、、、
ふるさと創生事業の一環として藤沼湖自然公園が出来たと聞いています。(各市町村に1億円を交付)
公園内にはコテージ・キャンプ場・BBQハウス・三世代交流館・温泉施設などがあります。
ゆっくりと遊歩道を歩いて自然観察するのもいいです。高土山山頂に展望があればもっといいのになあ~