のんびり過ごし隊


 祝 只見線再開【2022.9.30~10.1】 晴れ                                               のんびり夫婦隊
    福島県 三島町・金山町・只見町



  

只見線再開を祝い、奥会津へ1泊2日の旅に出掛けました。

途中、猪苗代湖長浜で休憩。持って来たパンをカルガモにあげましたが、、、食欲なし。

会津美里町(旧新鶴村)の根岸駅です。初めて訪れました。蓋沼森林公園へ向かいます。

  

蓋沼森林公園は鉄ちゃんの撮影スポットのひとつです。

10月1日~2日は只見線の撮影に混雑が予想されるため、路上駐車禁止!一方通行になります。

収穫期を迎えた田んぼの中をキハE120形気動車が走ります。(会津高田駅~根岸駅間)

東京在住(柳津町出身)の鉄ちゃんに撮影スポットなどを教えていただきました。

   

会津川口駅前では今までお世話になった「バス代行」に感謝のイベントが行われていました。

全国の只見線ファンから再開を祝う寄せ書きに想いが走ります。

会津川口駅近くの川口高校正門手前に玉縄城跡トレッキングコースの入口があります。

玉縄城は鎌倉~室町時代にこの地を治めていた山ノ内氏が1544年に築いたとされる山城です。

山頂から只見川と並行する只見線、第六只見川橋梁などを撮影することが出来ます。

   

三島町の特別町民となったテレサ・テンさん

当時、キャンペーンで訪れ、宮下温泉ふるさと荘に泊し、「シラカバ」を植樹しました。「つぐない」歌おうかなあ~

ラッキーにも第四只見川橋梁を車両が通過しました。

その車両が会津川口駅に停車しています。(写真中央)

かねやまふれあい広場から大志集落を望む。

アーチ三兄弟

   

本日の宿泊は柳津町の西山温泉「中の湯」さんです。山爺夫婦1組の貸し切りです。

山間の温泉ですから、、、鮎・鯉&山菜中心の食事でした。(福島県民割プラス利用)

女将さんは山菜に精通、わらびの塩漬けを教えていただきました。

ご主人は独学で油絵を学び、館内に飾っています。個展も開いています。

ルノワール「ピアノを弾く少女たち」、フェルメール「真珠の耳飾りの少女」の模写も素晴らしいです。

   

本館に内風呂(杉の湯)がふたつ、別館にヒノキ風呂(中の湯)&露天風呂(荒湯)があります。

泉質は含硫黄ーNaー塩化物の温泉です。肌ざわりの良い温泉でした。

   

10月1日、待ちに待った只見線再開の日です。山爺は撮影スポットに滝谷駅を選び、朝食前に出掛けました。

滝谷川橋梁には鉄ちゃんが張り付いていましたが、滝谷駅には誰もいません。

滝谷駅7時18分着の会津若松駅始発の一番列車(国鉄色のラッピング)を待ちます。

待てど暮らせど一番列車が来ません、、、、どうしたのかなあ~

悪い予感が的中。滝谷駅ホームに「車両不具合のため、大幅な遅れ発生!」との放送が流れました。

中の湯に帰る途中、「滝谷宿と沼田街道」の案内板があったので立ち寄りました。

この地区には山ノ内氏の巌谷城があります。蘆名氏と臣従関係を結び、明治初期まで滝谷宿として栄えました。

西山温泉から一路、只見駅をめざしました。沿線には地元の方々、観光客、鉄ちゃんで溢れていました。

10時から只見駅前でイベントが開催されます。列車の到着時間が全く、読めないので、、、駅周辺を散策。

のどかでいいですねぇ~

田んぼの中の案山子応援団

瀧神社に参拝しました。只見川の氾濫を鎮めるため、1733年(享保18年)7月6日に建立されました。

稲刈りの真っ最中です。山爺が子供の頃は祖父母・父親の兄弟・子供たち、一家全員で稲刈りをしました。

只見町に縁結びの神社があるので行ってみることにしました。

右端の樹林の中に白い建物が見えます。只見スキー場のセンターハウスです。

その中にレストラン「やまびこ」があります。グルメTVでトマトラーメン、マトン丼が紹介されました。

正面に只見スキー場、三石神社の鳥居が見えて来ました。

三石神社の標高は只見スキー場の中腹の位置にあります。参道は登山道のようでした。

   

参道を登ること約10分、祠に覆いかぶさる大岩。三石神社です。

大岩の穴に糸を通し、5円玉を結ぶ。上手く出来るといいですねぇ~、縁結び所以の神様です。

只見駅前の広場は大勢の観光客などで賑わっていました。

初めて只見駅を訪れたのは31年前の冬です。駅前の「只見荘」さんの1Fは約4mの積雪に埋もれていました。

吞み鉄の六角精児さんが歌っています。思いっ切り、只見線をPRしてくださいね。

只見線ホームと要害山

1991年(平成3年)、38歳の冬、DD17形ロータリー除雪機関車に添乗しました。(会津若松駅~只見駅)

運転室にはドライバー(左窓)、投雪口(中央窓)、ウィング(右窓)を操作する3人が乗り込みます。

伊勢海老釣りを初めて5年、、、DD17形が伊勢海老に見えてしまいました。(鉄の展示館参照)

一度は登ってみたい只見のマッターホルン「蒲生岳」です。

第八只見川橋梁です。寄岩橋の中央から「蒲生岳&橋梁&車両」を写真に収めることが出来ますが、、、

橋上に歩道はなく、橋幅が狭いので撮影禁止になっています。ルールは守りましょう!

   

会津塩沢駅も初めて立ち寄りました。家紋入りの着物姿で一番列車を待つ、おじいちゃんです。

   

金山町大塩地区には自然に湧き出る「天然炭酸水」があります。

明治期、旧会津藩士が「太陽水」と命名し、白磁の瓶に詰め、薬屋に卸していたとか。

炭酸水を持ち帰り、ハイボールで吞みました。ほんのり甘い味がしました。

近くには青みがかった濁り湯の「大塩温泉」があります。

会津川口駅で「只見線全線運転再開記念列車」を待つことにしました。お断りして撮影しました。

   

「再開 只見線号」が大勢のファンに出迎えられ、入線して来ました。(DE10+オハニ+オハ+スハフ)

因みに旅行代金は10月1日が¥11,000円、2日は¥10,000円でした。(記念乗車証+軽食付)



2011年(平成23年)は、、、

福島県にとって未曽有の大災害の年でした。一つは3月11日に発生した東日本大震災です。

二つは7月末に発生した新潟・福島豪雨災害です。只見線沿線を中心に大きな被害を受けました。

特に只見線は橋梁の流出や土砂崩れによる線路の崩壊などで会津川口駅~只見駅間はバス代行運転。

被災から11年間不通になっていましたが、、、2022年10月1日、再開の日を迎えました。

奥会津は山爺にとって、、、

柳津町の虚空蔵尊参り、金山町の沼沢湖キャンプ、只見線添乗など初めて尽くしの地域です。

只見線の再開に伴い、魅力溢れる四季を楽しみ、今までよりも奥会津を訪れる機会が多くなるでしょう。