のんびり歩き隊

                                                                  2022.11.26      晴れ


          信夫山

           福島県 福島市                                                               オニオンズ


「電車でGo!駅からハイキング」の第三弾に選んだ山行は福島市の「信夫山」です。

郡山駅 9時46分始発のE721系電車(P-33編成)に乗車し、福島駅へ、、、

10時32分、福島駅に到着、信夫山養山参拝路口をめざし、スタートしました。

信夫山山行は3回目です。2011年(平成23年)1月3日に初めて「電車でGo!」しました。

本日は同じコースを歩いてみたいと思います。烏ヶ崎展望台の指標が見えています。

ひと際目立つ、真っ赤なモミジの紅葉です。

   

養山登拝路口です。二十四体のお地蔵さまが出迎えてくれました。

一体だけ赤ちゃんを抱いたお地蔵さまがいました。Mちゃんの安産を願いました。

烏ヶ崎展望台をめざします。

西国三十三観音石仏群が登山道脇に祀られていました。

大岩の上に石仏が建てられています。何時の時代に建てられたのでしょうか。

「金龍抗口」です。度重なる事故で入口はセメントで固められました。

信夫山は江戸時代からの有名な金鉱山でした。(1843年の天保年間の古文書に記録あり。)

1943年(昭和18年)に採掘は終わりを迎えました。その後は、、、

秘密の地下工場「福島フ工場」となり、零式戦闘機のエンジン「ほまれ二一型」を製造しました。

7機製造し、終戦を迎えました。

信夫山に新幹線のトンネルがあります。只今、秋田新幹線+東北新幹線がトンネルに進入します。

「びっくり山・おもしろ山 みんなの知らない信夫山MAP」では10のハイキングコースを紹介しています。

コースを間違い「金龍抗口」に行ってしまいましたが、、、信夫山の歴史を知ることが出来ました。

月山・湯殿山~烏ヶ崎展望台をめざします。

石ゴロゴロの急坂を登ります。その先には、、、

座禅石がありました。背もたれが付いている椅子のようです。

月山駐車場です。クルマはここに置いて、烏ヶ崎展望台まで歩くことになります。

手前にクルマ止めのゲートがあります。

江戸時代の「講」はみんなでお金を出し合い、選ばれた代表が参拝に行ったそうです。

参拝に行けなかったお年寄りや子供は「月山・湯殿山」をここから遥拝しました。

山爺の立っている下を新幹線が通過します。

信夫山と同じ山容の弁天山が見えます。ひよっこりひょうたん島のようです。

烏ヶ崎展望台からの安達太良連峰~吾妻連峰の眺望は最高ですが、、、

本日は山に雲がかかっています。風が強いのでここでのランチは別の所で、、、早々に撤退。

大岩の上に立ち、SNSなどで「絶景」を紹介していますが、注意が必要です。

四天王岩です。四天王は帝釈天の配下で仏教界を護る神です。

持国天(東)、増長天(南)、広目天(西)、多聞天(北)が護ります。多聞天のみを毘沙門天と言います。

いい感じです。

ここを登ると薬師の峯展望台です。

薬師の峯展望台からの眺望も素晴らしいです。新幹線の高架橋が真っ直ぐに伸びています。

2011年3月5日、E5系「はやぶさ」がデビューしました。(最高速度300km/h)

新青森駅始発の「はやぶさ4号」を薬師の峯展望台から撮影しました。(東京~新青森 最短3時間10分)

撮影から6日後、東日本大震災が発生しました。週末には「はやぶさ」に乗車して、、、

五能線の「リゾートしらかみ」に乗り換え、不老不死温泉に向かう予定でした。

地球規模の被害の大きさに唖然としました。当然、旅行は中止です。(旅行代金全額返金)

昼食後は羽黒神社に向かいます。

   

暫くぶりに「山鍋」をしました。キムチ鍋で温まりました。(さわやか農園の白菜、大根、ネギ、ニンニクを使用)

福島藩藩校の学頭(学校長)の墓です。福島藩の歴史を調べてみたいと思います。

「信達」とは旧信夫郡と旧伊達郡にまたがる地域を言います。(福島盆地=信達平野)

鐘の撞き方は1.合掌 祈願 2.撞鐘 3.合掌 廻向です。

信夫山は柚子の「北限」とされています。山爺の柚子は昨年が1個、今年は37個実りました。

信夫山伏正八幡宮です。

にらみを利かすネコちゃん。猫爺曰く、信夫山には白いネコがたくさんいるそうです。

羽黒神社の大鳥居です。

サクラの咲く時節に来てみたいものです。 

古民家旧西坂家です。奥の鳥居をくぐると「ねこ稲荷」があります。お詣りの後、、、

古民家を覗いて見るとカフェになっていました。ここで「ねこ稲荷」の御朱印をいただきました。

うちの自慢猫+思い出の猫たちの写真が奉納されていました。

昔、養蚕が盛んな頃、蚕を食い荒らすネズミを退治するため、ネコが守り神になったとか。

この場所に「仁王門」がありました。1869年(明治2年)、神仏分離令により、取り壊されました。

羽黒神社です。

毎年2月の信夫三山暁まいりと8月の福島わらじ祭りに大わらじが羽黒神社に奉納されます。

明治以前は前述の仁王門にわらじが納められました。

信夫山ガイドセンターです。

今年度は休館のようです。開館したら「信夫山」を学びに来てみたいと思います。

福島競馬場です。写真中央に十万劫山が見えています。

まだ紅葉が残っていました。「信夫山、良かったなあ~」 また、来ましょう!

ゴールの護国神社に参拝し、信夫山を後にしました。

国道13号線の歩道橋から信夫山を望む。

   

福島駅 15時40分発の電車に乗車し、郡山駅には16時26分に到着しました。

新型コロナウイルス第8波が蔓延し始めました。福島県内では郡山市の感染者数が目立っています。

羽黒神社の大わらじに新型コロナウイルスの終息を願って来ました。

以前から気になっていたメニューにはない「紅ショウガ」の天ぷらを食し、わらじを抜きました。



令和4年、電車Goシリーズを再開しました。

第一弾は「花見山」、第二弾は「烏峠」、第三弾は本日の「信夫山」です。

1日で信夫山の全部を紹介することは出来ませんでした。2月の信夫三山暁まいりに始まり、、、

4月の観桜~新緑、8月のわらじ祭り、11月の紅葉など信夫山には見どころがたくさんあります。

神社仏閣などの歴史探訪を含め、また、来たいと思います。