2022.6.29 曇り
磐梯山(バンダイクワガタ群生地)
福島県 北塩原村 オニオンズ
磐梯山の固有種「バンダイクワガタ」を観たくて群生地まで登りますが、、、生憎の天気になりました。
荒々しい裏磐梯の景観が望めません。
以前はセンターハウス前の駐車場にクルマを停めましたが、ゲートが出来ていました。
登山者は第3駐車場にクルマを停めるようにとの案内板がありました。
スタート直後、ぬかるんだゲレンデ内を歩きました。
檜原湖は見えますが、グランデコスキー場は雲の中です。
ゲレンデ内を歩いていると右手の急斜面が崩落していました。
アカモノ
噴火口への分岐です。ここから約1.2km先に噴火口があります。
クルマムグラです。クルマバソウとの違いは花の形と茎にあります。
クルマバソウの花は漏斗形、茎に刺なし。クルマムグラは杯形、茎に下向きの刺あり。
ガクウラジロヨウラク
小さな銅沼(あかぬま)が現れました。(登山道左手)
銅沼の先にコバルトブルーの青沼がありました。初めて観ました。(登山道右手)
弘法清水まで約2.0kmあります。
写真中央に火口原と火口壁が見えました。
火口原です。噴火口とも言うのかなあ~
川上登山口まで約3.5km、磐梯山山頂まで2.3kmの地点です。
案内板はクマに攻撃されていました。磐梯山山行で一度、遠くにクマを見たことがあります。
登山靴が沈み込むほど、ぬかるんでいました。
待っていましたあ~、ここからバンダイクワガタの群生地まで高低差約300mの急登です。
無残にも破壊された案内板です。
ストックを仕舞い、U字に曲がった鉄の手摺りに摑まりながら、休み休み登りました。
調査中
マルバシモツケ
バンダイクワガタ
コメツツジ
バンダイクワガタの群生地に到着しました。濃霧と強風の中、八方台登山口からの先行者が1名。
もう、バンダイクワガタの全盛期は終わっていました。
余りにも風が強いので、手でバンダイクワガタを押さえて撮影しました。
本日はここまでです。撤退します。下山時、強風に飛ばされそうになり、岩陰に待避しました。
悪天候にも関わらず、バンダイクワガタを観に来た女性Gと男性Gに出会いました。
お気を付けて、、、
時折、噴煙が立ち昇るのが見えました。
下界は穏やかでした。ここ火口原を歩くのはスノーシューの方が多いかも、、、
火口壁の一部が崩落していました。
2020年(令和2年)9月22日の山行の際、この一帯を「シラタマ街道」と命名していました。
マルバフユイチゴ
ダケカンバの中をのんびりと歩く。ダケカンバとシラカバ(シラカンバ)の違いは、、、
ダケカンバの枝の色は白色、シラカバの枝は黒色です。ダケカンバの樹皮は着火剤になります。
シラカバの幹には黒い「への字」模様が付いています。
調査中
調査中
コウリンタンポポ
スタート時と天気は変わりませんが、気温は上昇しています。
ヨツバヒヨドリ
コウリンタンポポの「オレンジ色」、西洋タンポポの「黄色」、アカツメクサの「紫色」が色鮮やかです。
ゲレンデ内の木に「ハイジのブランコ」が取り付けられていました。
本日のランチは猪苗代町見祢地区にある農家レストラン「結」で冷たい大石セットを食しました。
減量している山爺にはかき揚げ丼は多かったかも、、、美味しゅうございました。
本日は赤埴林道からバンダイクワガタ群生地~磐梯山山頂をめざす予定でしたが、、、
赤埴林道が工事中のため、予定を変更して裏磐梯スキー場から登ることにしました。
バンダイクワガタを観たいのですが、アキレス腱や耳鳴りが心配です。
案の定、痛みや目眩に襲われました。ガムがパサパサになるまで噛み続けました。
前回のお花畑の山行では「あんぱん」を食べて治したと、、、ありました。困ったもんだなあ~
次回は赤埴林道からお花畑をめざし、秋の高山植物を楽しみたいと思います。