2022.6.14 晴れ
飯谷山
福島県 柳津町 オニオンズ
ここは柳津町にある「とこざ公園」です。本日はOさんと飯谷山に登ります。
とこざ公園にクルマを停めて、今来た林道野老沢線を戻り、飯谷山登山口(下口)をめざします。
途中、林道から磐梯山を望むことが出来ました。
飯谷山登山口(下口)です。
つきみが丘町民センターに泊した時、登山口を探し、ここまで来ましたが「殺気」を感じ温泉に戻りました。
飯谷山神社の参道を示す石碑と思われますが、読み取ることが出来ません。
ぼっち登山で2回、飯谷山山頂をめざしましたが、、、失敗に終わりました。
飯谷山神社御神田跡です。
5月8日予定の飯谷山山開きは自主登山になりましたが、下草は綺麗に刈り取られていました。
スギ木立とゼンマイ
飯谷山一帯はクマが出没するようです。
クマ除けに鳴らす一斗缶は形が分からないほど、ボコボコにされていました。
唯一、クサリ場がありました。クサリ場を振り返ると右手の沢から水が流れていました。
豪雪地帯ですねぇ~、スギは根元から曲がっていました。
種子、調査中。
案内標記があるので間違えること、迷うことはありません。
「ク、クマだあ~」と思ったら、、、倒木でした。
登山道は大ブナの群生地に入りました。
大ブナの活力
大ブナを見下ろす。今日はアキレス腱の調子がいいなあ~
ブナの空間に癒されます。
これこそ自然の造形、マンションの住人がフクロウだといいなあ~、玄関が狭いかも。
奉納、寄進の石碑がありました。年号を読み取ると嘉永5年(1852年)と刻まれていました。
第12代 徳川家慶公の時代で、、、ペリー来航の一年前に建てられたものです。
飯谷神社旧本殿跡です
本殿は1980年(昭和50年)に焼失し、野老沢地区に移されました。
ブナ・ぶな・山毛欅です。
クマさんの爪痕です。登山道に2箇所ありました。
飯谷山山頂まで300mの地点まで来ました。もう少しです。
ここのブナ林は巻機山のブナ林に匹敵する広大なものです。(個人的所感)
飯谷山山頂です。傾いた地形の山頂ですねぇ~、西側斜面が切れ落ちています。
覗くとこんな感じです。Web情報によると1611年(慶長16年)の会津慶長地震で崩落したそうです。
「点の記」では飯谷山は三等三角点の山になっていますが、、、三角点がありません。
西側斜面の崩落が進む中で三角点がなくなってしまったとか。
図根点(ずこんてん)は倒れて傾いたまま、土中に埋まっていました。
山頂から磐梯山を望む。
正面に蒜場山、右に二王子岳と教えていただきました。
会津慶長地震で出現したと言われている白沼(小杉山沼)が見えました。
山頂直下に分岐がありました。
右は西会津に向かう小杉山コース、左は清水頭口に向かう野老沢コースと記されています。
雷神様が祀られていました。元々、石祠は三等三角点と一緒に山頂にあったそうです。
西側斜面から落ちそうになった石祠をみて、村人がここに移したとのことです。
何処までも続く、ブナ林を降ります。
大ブナの倒木
途中の展望台から、赤い橋の中央に赤べこ発祥の地、福満虚空蔵尊 圓蔵寺を見ることが出来ます。
ヒメサユリちゃん
カナブンくんも一休みしています。
半枯れのブナを守っている若いブナたち
登山道から作業道に出ました。案内板には「清水頭の滝」とあります。
帰宅後の調査では登山道との分岐から右に約2分歩くと滝があるそうです。(落差約8m)
飯谷山登山口(上口)は林道長窪芝倉線に交わりました。林道はこの先、通行止めになっています。
林道歩きの途中、正面に明神ヶ岳、右奥に博士山が見えました。
クルマで約1時間移動して、山登りから山遊びに、、、ここはフェアリーランドかねやまスキー場です。
ゲレンデ内を散策し、○らびをゲットしました。右端が御神楽岳です。
ゲレンデから浅草岳を望む。
このあと、早戸温泉「つるの湯」に入り、道の駅「尾瀬街道みしま宿」でソースカツ丼を食し、帰路に着きました。
信仰心の篤い山爺の爺が健在な頃、毎年のように福満虚空蔵尊 圓蔵寺にお参りに来ていました。
その都度、つきみが丘町民センターに泊まり、温泉に入ることを楽しみにしていました。
大浴場から只見川に架かる2本の赤い橋の向こうに飯谷山が見えていました。いい景観です。
同行した時、早朝に飯谷山に登ろうと思い、登山口まで行きましたが、、、、
クマが出そうで怖く、山行を諦めました。2回目は登山口を見つけられず断念。
本日、3回目で漸く、飯谷山に登ることが出来ました。
クマ除けの一斗缶が登山道の4箇所に設置され、どれもボコボコ。クマがいるんだなあ~
そんな登山道を歩き、出逢ったのが「癒しの空間」と呼んでしまったブナ林でした。
結構な広さです。また、紅葉期に来てみたいと思いました。