2022.5.6 晴れ
額取山(安積山)
福島県 郡山市 薫SS隊
本日は熱海登山口から額取山をめざします。熱海登山口は旧国道49号線でJR磐梯熱海駅へ、、、
旅館「四季彩一力」沿いの磐越西線踏切の向かいに「熱海登山口3.5km」の案内板があります。
丸森発電所を右手に、、、郡山採石KK熱海工場の左脇の林道を進むと登山口に到着します。
途中2回、道間違いをしましたが、10時5分、熱海登山口をスタートしました。
郡山市の街並みが見えます。靄っていますが、ビックアイも見えました。(写真中央)
GW後半の気温は25℃超えです。本日も朝から良い天気です。
登山道の分岐には案内板があって、迷うことはありません。
ひとりしずかちゃん
今年初めての「チゴユリ」です。
「至 安積山1.3k」は違っているようです。
「安積(あさかの)アルプス縦走トレッキング」の時に新調された案内板です。
熱海登山口から約1.3kmの地点、額取山までは約2.7kmあります。
この林道は逢瀬町夏出地区から続いているものと思われます。左折し、降ります。
登山道は唯一の小沢を渡ります。
矩が長く白色、葉がハート形の「ナガハシスミレ」です。
「新緑の春」を感じさせます。
ワラビの細いこと、細いこと。
初めて歩いた熱海登山口からの登山道、、、いいですねぇ~
滝登山口への分岐です。熱海登山口から約2.4kmの地点です。
ここで休憩、元職場のKちゃんにTELしてコシアブラの育ち具合を確認しました。採取は来週かなあ~
滝登山口分岐から先の登山道は何度も歩きました。カタクリロードは終わっていました。
何だろう、、、調査中。ツクバネソウでした。
キツツキの仕業かなあ~、BSTV番組「スナック キズツキ」も最終回を迎えました。
額取山山頂まで約0.7km地点を通過。
額取山山頂です。ここまでの急登、苦しかったです。
しかし、、、山頂からの眺めに登りの苦しかったことも忘れてしまいました。
安積アルプスの稜線です。登山道に少し雪が残っています。
端午節句に買い過ぎた柏餅を食べながら、山頂でコーヒータイムにしました。
昨日は「オニオントラベル」が復活し、みなさんと風呂山&矢祭山のツツジを観て来ました。
ツツジの開花は例年より早く、見頃は終わっていました。(レポは「のんびり過ごし隊」をご覧ください。)
山頂の稜線がいい感じです。
5月下旬にはヤマツツジのトンネルが出来るでしょう。
大型GWの最中ですが、、、約10名の登山者と会いました。
ブナとマツの「寄り添う木」も元気でした。
登山道を歩いていると黄色い粒がたくさん落ちていました。見上げるとカエデに花が咲いていました。
カエデの花は4~5月頃に小さな淡い黄色、紫色、紅色の花を咲かせます。
カエデの種は竹トンボのように飛んで行く「風媒花」です。
カエデとモミジの違いは、、、左右に広がる羽のような葉の下に種が付くのがカエデです。
葉の上に種が付くのがモミジだそうです。(モミジの種は7~9月に飛ぶ。カエデの種は10~11月に飛ぶ。)
ヤマブドウの芽です。天ぷらが美味しいとのこと。山爺の「巨峰」の芽も吹き出しました。
カラマルゾ~
谷に黒い物体を発見!望遠を最大にして撮影しましたが、、、ボケてしまった。
物体に動きはありません。クマでないと良いですが、、、即、退散!
日本最古の歌集「万葉集」には約4500首の和歌が集められています。
このなかには各地の名勝(歌枕)を詠んだ和歌が多数あります。そのなかで東北地方を詠んだものは13首。
そのうち現在の福島県を詠んだものは11首あります。最多は安達太良山の3首です。
「安積山 影さえ見ゆる山の井の 浅き心を我が(吾)思わなくに」
この和歌は「安積采女」という女官の作です。彼女は、、、
采女(天皇の身の回りの世話係)を辞めた後、故郷に戻ります。
そこへ地方視察のため来た葛城王(橘諸兄)に捧げたのが「安積山」の和歌です。
大伴家持は征東将軍として陸奥に赴任。聖武天皇は按察使として葛城王を陸奥へ、、、
郡山郡役所にも視察に来たとか。万葉集を編纂したとされる二人は陸奥と縁の深い人物です。
2018年(平成30年)1月から歴史研究家 岡田峰幸氏の歴史講座を受講しています。
熱海登山口の駐車場にあった「安積山」の和歌は歴史紙芝居で学んだ「万葉集とふくしま」にありました。
山爺の万葉うんちく~、問題です。
万葉集4500首の内、山を詠んだもので一番多いのは次のどの山でしょうか。(東日本の山に限定)
A:天城山 B:筑波山 C:那須の峰
正解はBの筑波山で22首、詠まれました。因みに富士山は11首です。
会津嶺(磐梯山)は1首、安達太良山は3首です。凄い~