のんびり歩き隊

                                                                     2021.3.7    晴れ


          裏磐梯スノーハイキング(自然観察会)

           福島県 北塩原村                                            自然観察の会 ふくしま+のんびり歩き隊


猪苗代湖志田浜から磐梯山を望む

道の駅「猪苗代」から磐梯山を望む

道の駅「猪苗代」から川桁山を望む

秋元湖ダムから中吾妻山・東吾妻山を望む

秋元湖ダムから裏磐梯を望む

秋元湖ダムへの途中、「裏磐梯美術館」の跡地がありました。大人¥600円 子供¥300円の看板もありました。

Webで検索しましたが、廃虚化した経緯は判りませんでした。「諸橋近代美術館」が出来たからかなあ~


自然観察会の集合まで時間があったので、、、青空が澄み渡っていたので、、、寄り道をして来ました。

ここは裏磐梯サイトステーションの駐車場です。

本日はスノーシューを履いて「雪の裏磐梯高原」を歩き、観察会を行います。

スノーシューを最後に履いたのは2013年(平成25年)2月10日の「イエローホール」以来になります。

8シーズン、スノーシューを仕舞い込んでいましたが、本日のために装備を点検して来ました。

残念なことは、、、ウエストオーバーで冬山登山用のズボンがキツキツでした。

8名の参加でスタートしました。

雪を纏った裏磐梯が綺麗ですねぇ~

Iリーダーから「ハンノキ」の雌・雄花序の見分け方や「ヤシャブ」との違いを教わりました。

長い柄の先から雄花序が垂下するのがハンノキ、柄がなく直接枝から雄花序が垂下するのがヤシャブです。

ヤシャブの雌花序は枝先に葉芽と一緒に付きます。

   

ちっちゃな湿原にミズバショウの芽吹きを見付けました。春が待ち遠しいです。(湿原はIリーダーの背中側)

大木の先に巣が、、、

ヤドリギ(寄生木)は地面に根を張らず、他の樹木の枝の上に育成する常緑の多年植物です。

メジロの巣です。天鏡閣の観察会で教えていただきましたが、、、鳥の名前が出て来ませんでした。

雪がなければ藪の中で足の踏み入れる場所ではありません。いい景観です

ヤドリギの枝が鋭く切られています。野ウサギが齧った痕と教わりました。

足跡の観察です。何の足跡でしょうか、、、犬のようです。

裏磐梯には大小併せて約300の湖沼群があります。体重の軽い順番から、、、沼を渡り対岸に行きます。

山爺が最後に渡りました。みなさん、心配して見てくれています。

トビ(トンビ)を発見しました。身近な猛禽類で上昇気流に乗って輪を描きながら上空に舞い上がります。

松ぼっくりがたくさん落ちていました。「イスカ」の好物だそうです。(イスカはスズメの仲間)

イスカはシュラフの専門メーカー名です。鳥の名前が由来なのかなあ~

ワンちゃんと雪上を散歩する愛犬家さんです。ワンちゃんは全員(全犬)服を着ていました。

新しい案内板が立てられていました。しかし、、、磐梯山の標高が「1819m」でした。(現在は1816m)

メジロの巣です。ダケカンバの樹皮で作られていました。ビニールが混ざっているのもあるそうです。

大きなコブです。

キクラゲです。

   

Aさんのストックの先に薄緑色した綺麗な繭があります。ウスカリ(ガの一種)の繭で抜け殻でした。

題名「忘れ物」

木の割れ目に「クルミ」が挟まっています。誰が置き忘れたのでしょうか、、、

題名「雪上散歩」

檜原湖へ向かって歩いています。取水口(湖沼水位調整施設)が見えて来ました。

写真中央の木の中間に熊ダナがありました。

ヤナギの花がドライフラワーになっていました。

弧鷹森がこん盛りとした「山」になって見えています。(標高844.6m三角点あり)

ここでキャンプをしたり、、、ワカサギ釣りをしたり、、、スノーモービルでも遊びました。

雪上散歩、いいですねぇ~

   

しらかば展望台のある岬を巡ります。ワカサギ釣りの穴にストックを入れて氷の厚さを計ると約50cmありました。

いい感じ、、、氷上から初めて観る景観です。

ワカサギ釣りの小屋が進化していました。コロナ禍がなければ「氷上宴会」をしたいものです。

BstyleCampsite(旧レイクランドヒバラキャンプ場)のある入り江を歩きます。

本日、唯一の登りです。

その先には「しらかば展望台」があります。(標高865m三角点あり) 木の先に霧氷が出来ていました。

Yくんは山爺の孫と同じ歳です。外で遊ばせたいと思っていますが、、、TVゲームに夢中です。

貴方はスノーシュー派それともクロスカントリー派、、、これまで雪の野山を歩いて来ました。

安達太良山、磐梯山撤退、箕輪山、鬼面山撤退、蔵王熊野岳・刈田岳縦走、三本槍岳、蛇ヶ岳撤退、

博士山、猫魔ヶ岳、西大巓、磐梯高原などを歩きました。

一番厳しかったのは磐梯山中腹での吹雪と寒さです。撤退しました。(下山途中、琵琶沢で滑落)

二番目は猫魔ヶ岳~八方台~ゴールドライン~アルツスキー場センターハウスまでの距離の長さです。

シラカバの古木と思いきや、、、樹皮が剥けているのはまだ若木とのことです。

「ひと皮剥けて大人になる。」 人も木も同じなのかなあ~

新しい遊び方なのでしょうか。氷上遊覧に出掛けるようです。

昨年、コロナ禍で檜原湖の遊覧船運営会社が撤退しました。会社が代わり、今春、営業を再会します。

(猪苗代湖の亀丸、白鳥丸の運行は未定)

スノーモービルが橋を渡ります。

道標の顔が見え始めました。

ノリウツギ(糊空木)のドライフラワーです。指に水を付け、枝を擦ると粘々します。「糊」の所以ですねぇ~

   

枝に取り付いている落ち葉の固まりを割ってみると約3mmの幼虫がいました。(元に戻し枝に付けた。)

しらかば展望台を周回し、裏磐梯サイトステーションに戻って来ました。感想を述べ合い、閉会しました。

こんなに良い天気なので写真を撮って帰宅します。(前日は悪天候)

1.春を待つ磐梯山

2.春を待つ磐梯山

川桁山の霧氷

   

遅い昼食は「ふくしまSHOW 磐梯熱海編」で紹介されたシャトゥさんの「カツカレー」です。

山爺の「歯」はまだ健在なので、、、ご飯はもっと硬くてもいいのかなあ~ (量は申し分なし)



自然観察会のあとに「イエローホール」を観に行こうと思っていましたが、暖冬で育っていないようです。(断念)

山都町の「氷筍」、西大巓の「樹氷モンスター」などスノーシューを履き、歩いて観てみたいものです。

その前に冬山登山用のズボンを穿けるように、、、します。