2021.9.1 雨
高旗山
福島県 郡山市 薫SS隊
4月10日、、、
山野草の咲く時節になりました。「イワウチワ」を探しに源田温泉~高旗山登山口までクルマを停めながら歩きました。
林道脇にクマ除けの鐘が設置されていました。
ショウジョウバカマ
林道日山源田線を歩いて見なければ判らない「池」を発見しました。今まで見過ごしていました。
イワウチワを求めて林道から斜面を上るとイノシシ用の「ワナ」が仕掛けられていました。
郡山市市長名で「ワナ注意」の看板があり、獣道らしき踏み跡に数ヶ所ワナがありました。
危ないので撤退しました。
昨年、Yさんと一緒に高旗山に登った「峠登山口」まで来ましたが、、、イワウチワはありませんでした。
何んの目印なのでしょうか。棒に白い袋が被せてあります。何処まで続いているのかなあ~
峠登山口より先に進むと林道に残雪がありました。夏タイヤなので本日の調査はここで終了。
郡山市在住の方のWeb情報などでは高旗山周辺の何処かに「イワウチワの群生」があります。
また、探してみましょう。このあと、「井戸川温泉」に行きましたが、、、コロナ禍のため20日まで臨時休業中でした。
本日、、、
先月より予定していた高旗山山行です。生憎の雨になりました。
スタート時からレインギアを着けての山行は何年ぶりでしょうか。高旗山登山口の先を進みます。
Oさんとは何度も高旗山に登りましたが、、、実は過去の山行記録を見ると一緒に登るのは初めてでした。
峠登山口をめざします。まだ、小雨状態です。
花でしょうか、、、実でしょうか。
気がかりな踏み跡、、、三森峠までの登山道ではないようです。(前述の写真と比較)
白い袋は取り外され、棒のみになっていました。(前述の写真と比較)
入山開始、山爺が勝手に「峠登山口」と呼んでいる所です。下草くらいは刈ってもいいのかなあ~
峠登山口から約30m藪漕ぎすると左手から伸びる登山道に交わります。
1回目の急坂を登ります。
P1から高旗山山頂が見えて来ました。
Oさんが現在位置を確認しています。
雨粒が大きくなって来ました。濡れた小ブナと笹、、、いいですねぇ~
ブナの樹形はジョウゴ型をしています。空に広がる大きな枝葉で雨を受け止めます。
集めた雨水は幹を伝い、滝のように流れ下って根元に送水されます。
ブナの幹を伝う雨の滝を撮影しました。(写真は不鮮明) この流れを「樹幹流」と言います。
幹を流れる雨水や雪解け水は土壌に吸い込まれ、大量の水分を溜め込みます。
「天然の水瓶」「緑のダム」と言われる所以です。
葉の形も「ミズナラ」と「ブナ」では違います。雨水を根元に集める形状をしているとか、、、
暫し、樹幹流に見惚れていました。今回の山行で一番の収穫です。
2回目の急坂は足元が滑るので笹を掴みながら登りました。
3回目の急坂を登ると高旗山山頂です。誰もいません。即、下山開始。
Webで宇奈比呂和氣神社の鳥居が壊れているのを見ましたが、、、無残な状態になっていました。
登山道に川が出来ていました。林道に土砂が流れ込んでいないと良いのですが、、、頭を過ぎりました。
経験其一、大倉川林道で土石流に合い、クルマを捨てて来ました。(土石流撤去後クルマ回収)
経験其二、中津川林道で落石。首が痛くなるほどバック運転をしました。(回避場所なし)
経験其三、アルプス林道で落石。人数がいたので人力で岩を動かし、林道を確保しました。
いつ何時、自然災害が発生するか判りません。事前に情報を得たり、安全な場所の確保など、、、注意しましょう。
その時の判断が重要になり、命を守ることにも繋がります。
和氣水
左足首に痛みがありましたが、、、雨の中でしたが無事下山しました。
経験其四、下山後、雨の中の林道歩きで喉が渇き、身体が震え出しました、、、低体温症だったのかも知れません。
麓の民家に助けを求め、下着を貰い、温かいうどんを御馳走になり、熱燗まで飲ませていただきました。
図々しく、吞兵衛爺はお代わりをしてしまいました。
後 記
登山口の多くは林道沿いや奥まった所にあります。登山口に着くまで沢や崖などの地形を良く見て行きましょう。
長雨により地盤が緩んでいます。少量の雨でも土石流や地震による落石など発生する可能性があります。
県道6号線(郡山~湖南線)沿いには源田温泉、井戸川温泉、休石温泉があります。
NHK「ふだん着の温泉」で紹介された「井戸川温泉」で濡れた身体を温めて行きましょう。
素朴な味わいのある温泉でした。また、来てみたいです。
昼食は安積町の自家製麵「そら」の「そらセット」、食べきれないのでラーメンは「ミニ」にしました。
以前、お話した「三森山発電風車配置図」を入手しました。(前述の地図は6号基~14号基を示す。)
御霊櫃峠~三森峠~高旗山までの稜線に14基の風車が建ち並びます。他にも「高篠山」に数基建つとか、、、
自然エネルギーの活用は賛成ですが、「三森山」に必要なのでしょうか。電力は有効に活用されるのでしょうか。
薫
天気と日程・コロナ禍で6月から月1回の山行になりました。ペースダウンしてしまいました。
今年の梅雨前線は3回も日本列島に居座り、長雨が続いています。
畑の作物にも影響があり、生育が良くありません。巨峰は甘くなってくれるのでしょうか。
早ければ9月中旬から紅葉が観られます。イマイチ、調子が上がらない足を治し、しっかりと歩き隊と思います。