のんびり歩き隊

                                                                     2021.5.1    晴れ


          関山

           福島県 白河市                                                                 薫SS隊


本日はOさんと関山に登ります。

自宅~国道4号線~女石~国道294号線~県道11号線~南湖公園~国道289号線~二枚橋集会所まで来ました。

集会所前に「関山登り口」の石碑(奥の細道 松尾芭蕉&曽良の句)、壱丁目の石杭がありました。

関山山頂(十八丁目)まで約1830mの道標あり。「1丁」の距離は約109mですから、、、

「17区間×109m=1853m」なので昔の尺貫法とほぼ合っていますねぇ~ (写真は下山後撮影)

   

二枚橋地区にある関山登山口の駐車場には先行のクルマが数台停まっていました。(五丁目の石杭あり 右端)

前回の山行、2014年(平成26年)1月26日は残雪の登山道を歩きました。

本日の行程は関山万願寺参道(初級コース)を登り、烏天狗の道(中級コース)を降り、ぐるりっぺします。

4人組のおじさんが降りて来ました。

また、ひとり降りて来ました。

新緑が眩しい季節になりました。

また、ひとり降りて来ました。参道は最近、整備されたようです。

のびのびのコシアブラ

ウワズミザクラかなあ~

ヤマザクラが残っていました。

   

不動明王と金明水

不動明王の右側に登山道(踏み跡)がありました。何処に通じているのかなあ~

ヤマブキ

柱状節理が参道沿いに続いています。安山岩のようです。

後記

シームレス地質図によると約1億7600万年前~1億4600年に海溝で複雑に変形した地層とのこと。

岩相は海成層の砂岩だそうです。

おもろい根っこですねぇ~

   

関山万願寺の駐車場です。五丁目にあるカラーコーンを取り除けばここまでクルマで来れますが、、、

それにしても参道は急坂です。駐車場の奥(右隅)に硯石コースの入口がありました。

田んぼに水が張られました。田植えの時期になりました。

関山万願寺の山門跡です。

石仏とシャガ

1051年(永承6年)源頼義が東夷征伐の時、戦勝を御本尊・山王権現に祈願して下馬碑を奉納しました。

斜面にも石仏が立っていました。

シャガ

御神木でしょうか。

眼下寺務所です。御朱印などは麓の万願寺に連絡くださいとのこと。

最近、木が切られたようです。新しい石仏もありました。推測すると、、、

山頂に防災無線施設が建ちました。その際、この木が支障するので切られたと思います。

「子安観音建立のすすめ」では、、、人の一生と同様に木にも「生老病死」があり、供養したと思われます。

観世音菩薩さまです。

銅鐘は1664年(寛文4年)、白河城主三代目 本田忠平が寄進したものです。(重要美術品)

「強打・連打はお控えください。」

関山万願寺は再三、山火事に合い、唯一この銅鐘だけが難を逃れています。(約357年経過)

スミレ調査中

関山万願寺境内から富士山を望むことが出来ます。(2箇所あり) 本日は無理のようです。

730年(天平2年)関山万願寺は聖武天皇の勅願によって行基が開いたと言われています。

観音堂には弘法大師が使用した「五智宝冠」が重要美術品として納められています

今年は弘法大師(空海)の生誕1250年の年になるそうです。

神馬堂跡、1180年(治承4年)源義経が関山に登り、観音さまに参拝祈願し、神馬を奉納したとか、、、

三体の石祠です。写真は撮っていませんが、寺と神社の造りの違いを調査中です。

   

眼下に白河の市街地を眺めながらコーヒータイムにしました。

写真は撮っていませんが、、、松平定信公歌碑の傍に今年の3月12日に完成した防災無線施設がありました。

10時27分、スマホの緊急地震速報(警報)が鳴り出しました。約30秒間鳴動しました。長いなあ~

Oさんが調べたところ、宮城県沖で震度5強の地震が発生したとのこと。(山爺のスマホはTELとメールのみ。)

東北新幹線、在来線は一部区間の運転見合わせ中、東北自動車道も宮城県内で区間通行止めになりました。

婆ぁばにTELで確認しました。郡山市は震度4、自宅は「異常なし。」とのことでした。

雲っていますが、、、大戸岳・小野岳・二岐山が見えました。

万願寺住職のお墓です。

急坂を降ります。小石を落としてしまいました。

トラバースする箇所に分岐がありました。案内板に気が付きませんでしたが「阿夫利神社」があるようです。

木立の陰に関山万願寺の屋根が見えています。

山爺より年配と思われる登山者が急坂を登って行きます。

小沢を渡ります。

関山万願寺の参道が見えて来ました。

不動明王さまです。

   

前回の山行は1月、橋の上が凍っていました。危ないので杉の葉っぱを敷いて渡りました。

橋の先に「阿夫利神社」を示す石碑がありました。次回、神社に参拝したいと思います。

中級コースは烏天狗の道でもあり、関山登山道(瀧不動)でもあります。無事下山、「白河の関」に移動します。

   

せっかく白河に来たんだから「白河ラーメン」を食ってがせ~、「やたべ」さんのチャーシューワンタン麺を注文。

白河ラーメンの特徴は「醤油ベース+ちじれ麺+ワンタン」です。

ラーメンを待つ間、出汁を摂った鶏ガラをしゃぶって待ちます。これも美味でした。(13時前に暖簾を仕舞う)

食後に「白河の関」を案内する予定でしたが雨が降って来たので中止、白河神社で御朱印だけをいただきました。

このあと、鏡石町の「弘法不動の湯」に入り、帰路に着きました。五十肩の治療に来てみようかなあ~



白河ラーメン「やたべ」さんに「白河関史記」が置かれていたので購入しました。(¥300円)

この史記の中に「白河関に関する年表」があり、興味深いものでした。

西暦135年「勅命により白河国造命を奉る。」に始まり、、、

平兼盛、和泉式部、西行法師、源頼朝、松尾芭蕉など歴史上の著名人が来関しています。

源義経にいたっては兄 源頼朝が平家討伐に挙兵したことを知り、平泉から鎌倉へ出向く途中、来関。

関山にも登って参拝祈願したとか、、、共に「古の道」を歩いたようです。タイムスリップしてみたいものです。

関山(せきさん)は福島県内で一番早い山開きの山ですが、、、2020年・2021年は中止になりました。

屋外のイベントでも新型コロナウイルス感染(クラスター)が発生したので仕方がありません。

キャンプ熱の再来、次回はソロキャンプでも始めようかなあ~