三崎公園【2021.4.25】 曇り 自然観察の会 ふくしま+のんびり夫婦隊
福島県 いわき市
三崎公園第1駐車場にある大きなクスノキ、落ち葉の匂いを嗅ぐとショウノウの香りがしました。
本日は観察会でいわき市小名浜にある三崎公園に来ました。
観察会はいわき支部のFさん他3名、福島のHさん、山爺夫婦の7名で開催されました。
トベラは東北地方南部以南の海岸に自生する常緑低木です。春から初夏に芳香のある白い花を咲かせます。
Fさんの説明を聞き、メモする婆ぁばです。
中通りと浜通りの気候に違いを感じました。
ソテツ「蘇鉄」です。
木が衰えた時、幹に鉄くぎを打ち込んだり、根元に鉄分を与えたりすると蘇り、元気になることが名の由来とか、、、
昨年11月にMちゃんと「いわき紅葉グルメ旅」で三崎公園を訪れました。
マリンタワーは休館日で最上階の展望台から景観を楽しむことが出来ませんでした。
アキニレは秋に開花する落葉高木です。果実は翼果で風に飛ばされ散布します。
ひとつの果実の中に小さな種子が2つ入っています。
大空を舞うトビ、英名は「Kite」で「凧」を意味します。
アカメガシワの名の由来は赤い新芽にあります。
コナラは新葉の展開と共に花を咲かせます。雄花序は長さが6~9cm、長く垂れ下がった尾状になります。
「馬」が葉を食べれば毒にあたり、「酔」ったようにふら付く「木」から、、、あせび(馬酔木)です。
葉に限らず全体に有毒成分が含まれています。
シロダモの葉は互生、葉先に集まります。新葉は絹毛で覆われ、白さが目立ちます。
マテバシイのどんぐりは熟すまで約1年6ヶ月かかります。
暫く待てば「シイの実」のように美味しくなるのが名の由来とか、、、
左手にピクニックガーデンがあります。その他、芝生広場、BBQ広場、わんぱく広場などがあります。
タブノキの新芽は下部が赤く染まって花のようですが、、、次第に赤みがなくなり、新葉になります。
就職して間もない頃、JR山田線に乗り、Kちゃんと「三陸を北上する旅」をしました。
船越半島の南端から約800mの海上に周囲約2kmの無人島があります。「タブの大島」です。(山田八景)
タブノキの自生地としては北限になります。東日本大震災の津波で海岸線の町は甚大な被害を受けました。
旅で田老町の「防潮堤」を歩きました。堤の総延長は2433m、高さは10mです。(工事完了まで約45年)
田老町は2度の三陸大津波を経験していますが、、、東日本大震災による津波は堤を越えてしまいました。
「未来に震災の記録と教訓を伝える。」ことが大切です。
ホトケノザです。春の七草のひとつですが、、、食用ではありません。(名前が同じだけ)
春の七草のホトケノザは「コオニタビラコ」と言う植物を指しています。
ウルシです。紅葉が綺麗でも触らない。接触した時は患部を擦らず、洗って冷やすことです。
モチノキの樹皮から「鳥もち」を作ることが出来、名の由来になったとか、、、
自然探勝ゾーンの中を歩きました。
ツチバッタ
いい感じ、、、
三崎公園内にあるホテル「花天」さんです。泉質は高張性強塩泉です。脂肪燃焼効果に抜群です。
海の幸を食しながら、オーシャンビューを楽しみたいです。GoToトラベルが再開されれば来てみたい。
さらに観察会を続けます。
ツツジの蜜を求め、舞う、クロアゲハです。翅の特徴でカラスアゲハと見分けました。
ユズリハは新しい葉が古い葉と入れ替わるように出て来る性質があります。
親が子を育て家が代々続いて行くことを連想させる縁起木です。正月の鏡餅飾りなどに使われます。
ウバメガシは備長炭の材料となることで知られています。
チゴユリの大きいこと、大きいこと。
三崎公園内にある池、案内図によると他に4ヶ所あります。人工池かなあ~
池のほとりに野外音楽堂があります。午後からコンサートがあるので楽器の練習をしていました。
カメムシ
ユウゲショウは午後遅くから開花するそうですが、、、まだ、正午前です。艶っぽい花色ですねぇ~
第1駐車場まで戻って来ました。大型バスの駐車スペースもあります。
花名を忘れました。調査中
本日のメインイベントが海望広場で行われるので海岸まで降ります。
途中、わんぱく広場が見えました。
「アクママリンふくしま」のSさんから全員にシャベル&プラ容器が渡されました。
夏休みに孫たちを連れて「サンマ」を見せに来たいです。
海岸を散策する親子
ハマエンドウはエンドウ豆に似た実を付ける山菜です。
実には有毒成分が少し含まれているのでたくさん食べるのは控えた方が良いとのこと。
メインイベントは砂の中に潜っている「ハマダンゴムシ」を見つけることです。
砂の小さな穴から出入りしていますが、、、人が歩く僅かな振動でも、敏感に察知して動きを止めてしまいます。
普段目にするお馴染みの「オカダンゴムシ」より、綺麗で可愛いです。
みなさん、ハマダンゴムシを見つけるのに必死です。砂遊びを見ているようです。
天気予報通り、雨が降って来ました。良い時間帯に観察することが出来ました。
Sさんが持っているのは「ハマダンゴムシ」の模型です。
オカダンゴムシは明治以降にヨーロッパから渡来した外来種と言われていますが、、、
ハマダンゴムシはずっと古くから日本の海岸線に暮らして来た在来の生き物です。
東日本大震災の津波に吞まれ、姿を消しましたが、、、漸く、戻って来ました。
被害を受けたのは「人」ばかりではありません。自然界、全ての「生き物」でした。
遠出して来た観察会後の楽しみは地元のグルメを味わうことです。
いわき・ら・ら・ミュウ内に4月15日、OPENした「まぐろ専門店 まぐろの高木」に立ち寄りました。
「鮮度・旨さ・ボリューム」にこだわった厳選まぐろ丼(三色丼)を食しました。(写真はWebより掲載)
後 記
2019年9月に運行を終了した観光遊覧船が新就航されました。
東日本大震災から10年、2021年を変革の1年と位置付け、観光需要の活性化を進めています。(いわき市観光物産C)
「サンシャインシーガル」の新就航やまぐろ専門店などのオープンが新たな観光の目玉になっています。
観察会終了後、SCに乗船し、小名浜港クルージングを予定していましたが雨脚が強く、、、次回、乗船します。
砂浜で「ハマダンゴムシ」を見つけたことを孫のMくんに話すと図鑑を見て知っていました。
生き物が大好きなMくんなので新型コロナウイルスが終息したら、また一緒に観察会に連れて来ます。