のんびり過ごし隊


 裏磐梯レンゲ沼探勝路【2020.7.5】 曇り                                 自然観察の会 ふくしま+のんびり夫婦隊
    福島県 北塩原村


   

新型コロナウイルス感染防止のため、4月13日以降の自然観察会は中止、、、6月から再開しました。

本日は婆ばと参加。前日からの雨が上がり、裏磐梯のレンゲ沼周辺で観察会が行われました。

自宅を8時30分に出発し、休憩しながら集合場所の裏磐梯サイトステーションには9時45分に到着しました。

最初に「セアカツノカメムシ」を発見しました。Webで検索し、カメムシと判りました。

カメムシは茶色と緑色ばかりと思っていましたが、、、100種類以上もありました。やじろべえの顔を連想します。

   

Iリーダーから以前、撮った「アカスジカメムシ」の写真を見せていただきました。(写真はWeb掲載より)

セアカと言い、アカスジと言い、綺麗な昆虫ですねぇ~

ハンノキ(榛の木)とメモしましたが、、、聞き違いのようでした。

ツタウルシの実、ウルシ科の中では毒性が強いので注意が必要です。

裏磐梯の探勝路にも新型コロナウイルス感染防止のための看板がありました。

マイマイガの幼虫です。約10年周期で大量に発生するそうです。

7月26~27日、婆ばと桧枝岐観光と尾瀬沼のニッコウキスゲを観て来ます。

福島県は新型コロナウイルスからの観光再生を目的に観光需要喚起のため、県民限定の宿泊割引を実施しました。

昨日、JTBで宿泊予約をして来ました。電話予約がいっぱいなので、直接、店頭に行きましたが、、、

本日中に予約を取りたかったので約2時間待ちました。(1泊ひとり¥5,000円の宿泊割引、次回予約は7月中)

詳しいことは福島県のHPをご覧ください。しっかりと新型コロナウイルス対策をして、、、楽しんで来ます。

少しでも地域経済の活性化に繋がればと思っています。(実施宿泊数174,000人泊分)

   

ウメガサソウは絶滅危惧種です。花が下向きに咲くので、、、撮影が大変です。

レンゲ沼のヒツジグサです。盛夏になるとヒツジグサは白い小さな花を咲かせます。

植物学上の名称はヒツジグサですが、「スイレン」とも呼ばれています。混同に注意します。

   

水面から立っているのがジュンサイの花です。約1~2cmの暗紅紫色の可憐な花です。

ヌメリと称される透明な粘質物のある幼葉や葉柄が食用となり、独自の風味と食感が珍重されます。

   

タヌキモは水面に浮遊する多年草の食虫植物で根はありません。準絶滅危惧種で黄色の花を咲かせます。

観察会終了後、加圧式エスプレッソマシンを持参して来たのでベンチに座り、お茶したかったのですが、、、

ヒョウモンチョウは和名の通り、黄色地に黒い斑点が並んだヒョウ柄模様の翅を持つのが殆どです。

本日の参加者は12名です。休暇村裏磐梯の庭でハクセキレイの親子(幼鳥)を観察しました。

アケビちゃん、只見町の民宿で食べた「アケビの肉詰め」の味が忘れられませんねぇ~

休暇村遊歩道です。ハス沼やキャンプ場に通じます。探勝路は他にレンゲ沼探勝路、中瀬沼探勝路があります。

クワの実です。婆ぁばは食べてみたと言っていました。むやみに食べない方がいいと思います。

カメムシの幼虫が動いています。

みなさんに教えていただいたことをメモしていますが、見ないと直ぐに忘れてしまいます。

発光するホタルの代表的な種類としてゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルが知られています。

生息地からすればヒメボタルかなあ~

ツタウルシは3枚の葉が特徴です。山火事で消防士がツタウルシの煙に触れるとかぶれて最悪だそうです。

煙を吸い込むと呼吸器系が病んで非常に危険とのことです。

コモリグモの仲間と教えていただきました。

帰宅し、写真を拡大して見ると体の色・模様からして「シッチコモリグモ」のようです。

ダイコンソウの子房(果実)は成熟後、花柱の柱頭が脱落し、U字状のカギになります。

そのカギに水滴が溜まっています。

ノリウツギは「糊空木」と書きます。和紙を漉く際、樹液を糊に使用したことでこの名前が付いたそうです。

   

お子ちゃまがアズマヒキガエルのお子ちゃまを捕まえました。

「ガマガエル」の名前で知られている大型のカエルです。福島県では準絶滅危惧種になっています。

   

ハス沼で小休止、冷えたゼリーをいただきました。

約10cmのナメクジ、棒で突くと泡を吐くそうです

お子ちゃまの虫かごです。買って与えるより、ある物を工夫するのが素晴らしいです。

夏休みの昆虫採集に孫と一緒に作りたいと思います。

裏磐梯サイトステーションに戻り、感想を述べて解散となりました。県道2号線(米沢猪苗代線)の歩道沿いにあった、、、

ヒョウタンボクの実はヒョウタンの形をしています。毒があり危険です。トリカブトに次いできつい毒があるそうです。

赤い実に猛毒があることから「嫁殺し」と呼ばれています。

ドクウツギです。日本三大毒草のひとつです。キイチゴや熟したブルーベリーのラビットアイ種に似ています。

日本三大毒草はドクウツギの他、ドクゼリとトリカブトがあります。

トリカブトの猛毒アルカロイドは2~6mgが致死量です。未だ解毒剤がありません。

   

帰宅途中、気になっていた蕎麦屋に立ち寄りました。「蕎麦物語 遊山」さんです。

場所は国道115線を裏磐梯方面へ左折し、クルマで約5分、県道2号線(米沢猪苗代線)沿いにあります。

長居門をくぐると約7,500坪の自然庭園内に蔵づくりの店があります。アンティークな店内がいいですねぇ~

   

「湧き水蕎麦」は地元会津産の一番粉と地下407mの湧水を使用。大正時代の器で食します。

蕎麦生地を太いのし棒に巻き付け、トントンと打つことで歯ごたえを良くしているそうです。

山爺は「ミニ鶏ソースかつ丼」も一緒にいただきました。美味しゅうございました。(写真はWeb掲載より)



外出自粛が緩和され、初めて自然観察会に参加しました。

裏磐梯高原にも「ソーシャルディスタンス」の注意喚起、全員がマスクをしての観察会でした。

自然の中で密でもないのに、、、違和感がありますねぇ~、これからの「新しい生活様式」になります。

新型コロナウイルスもさることながら、こんなにも身近な所に危険な植物があることを知りました。

「美味しいから食べてみなあ~」 判らないものは食べないことです。