2020.7.26~27 雨
尾瀬・大江湿原ウォーキング
福島県 桧枝岐村 のんびり夫婦隊
自宅を7時30分に出発し、尾瀬御池駐車場には10時40分に到着しました。(約150km)
例年であれば、梅雨が明けているのに、、、自宅~御池駐車場まで雨の中を走りました。
丁度、10時55分発のシャトルバスに間に合い、乗車しました。(往復おとな一人¥1,200円)
沼山峠へ向かう途中、突然、青空が顔を覗かせました。バスの中に喚起の声があがりました。
日陰の木道はスリップに注意して歩きましたが、日の当たる木道は乾いていました。
沼山峠の展望台から尾瀬沼を望む
シータテハかなあ~ いつまでも纏わり付いていました。逃げようとしません。
大江湿原入口の二ホンジカ侵入防止柵、木道にはシカの嫌がるグレーチングが敷かれています。
婆ぁばは尾瀬に来たことがないので、大江湿原のニッコウキスゲを観に来ました。
ニッコウキスゲが見頃と思い、この日を設定したのですが、、、遅かったのかなあ~ それとも食害。
大江湿原は「3密」ではありませんでした。
まだ、ニッコウキスゲの群生が残っていました。
それにしても、、、信じられない、、、この青空。
シャトルバスの中で喚起の声をあげたツアーのみなさん(ガイド付き)がやって来ました。晴れて良かったねぇ~
ニッコウキスゲも少ないですが、登山者も少ないですねぇ~
シカ侵入防止柵は大江湿原をぐるっと囲ってあります。(写真中央部)
木道ですれ違う登山者のみなさんはNoマスク、マスク着用、フェースガード着用などいろいろでした。
山爺は下を向いて「こんにちは~」と挨拶を交わしました。
減量作戦中ですが、、、まだ、効果なし。
平野家の墓石に一礼、武田久吉先生追慕の碑にも一礼しました。
翌日、ミニ尾瀬公園の武田久吉メモリアルホールを訪ね、その功績を知ることになります。
ツアーのみなさんはガイドさんの説明を受けています。
散り始めのヤナギラン
コオニユリ
燧ヶ岳が見えています。
尾瀬を代表する風景です。もう少し、ニッコウキスゲが咲いていればなあ~
今年は雄国沼のニッコウキスゲを見ることが出来ませんでしたが、、、来年は大丈夫。(一時入山禁止)
花の咲いているところには人が集まります。
次回の計画は尾瀬の山小屋に泊し、のんびりと尾瀬を楽しむことが出来ればと考えています。
13時を過ぎると雲行きが怪しくなって来ました。プレス式コーヒーを準備して来ましたが、、、早々に撤退。
湿原に佇むシラサギ
静かな尾瀬でした。
クジャクチョウの♀
どうしても、日の丸写真になってしまいますねぇ~
花名は調査中
約80分の滞在でしたが、、、満足でした。
小雨がパラ付いて来ました。急ぎましょう。
ゴゼンタチバナ
ゴールの沼山峠休憩所が近づいて来ました。発車時刻14時30分のシャトルバスに間に合いました。
御池までのバスはほぼ満席状態、運転手さんから「マスク着用と窓を開けて乗車してください。」との指示がありました。
御池駐車場に着いた時には本格的に雨が降り出し、傘をさして「山の駅 御池」に向かいました。
天気に恵まれたラッキーな大江湿原ウォーキングでした。
そして翌日、、、
前日から桧枝岐温泉の「ひのえまた旅館」さんに泊しています。夕食は山人料理に利き酒セットでほろ酔い気分。
20時過ぎには夢の中でした。2時に目が覚め、露天風呂に入り、再度就寝。この時、雨は止んでいました。
5時30分起床。ご主人のすすめで「中土合展望台」まで散策することにしました。
桧枝岐川(伊南川)の橋を渡ると「中土合公園」になります。
正面に温泉神社の鳥居があります。右折すると急登ですが、約25分で展望台に到着するとのことです。
6時を知らせる「夏の思い出」の放送が流れ、スタートしました。
最初は約150m舗装道を歩きます。ミニ尾瀬公園のゲートがありました。左折して階段を昇ります。
約300段の階段は急登でした。約15分で黒岩山(P1110.3)の中腹にある中土合展望台に到着。
中土合展望台から桧枝岐村の街並みを望む、桧枝岐村を紹介するビューポイントのひとつです。
ここから桧枝岐村の居住地域の約90%以上を眺めることが出来るそうです。(人口約530名)
もみじが色付き始めました。
中土合公園は桧枝岐川の支流 舟岐川沿いにあり、BBQなどの施設を備えています。
温泉神社にお詣りして、旅館に戻ります。
中土合公園の駐車場
旅館の部屋から黒岩山の中腹にある中土合展望台のウッドデッキが見えます。(朝食後撮影)
朝食まで時間があるので、、、想い出の場所に来ました。
ヒマラヤ山楽会時代、坐骨神経痛で腰が痛いのに無理をして会津駒ヶ岳に登りました。
滝沢登山口~会津駒ヶ岳~富士見林道~大津岐峠~キリンテ登山口まで降りて来ました。
大津岐峠からの下りはストックを松葉杖替わりに両脇に挟んで、、、無茶なことをしたもんだ。
かわばたキャンプ場
JTB郡山IY店で約1時間予約待ちしました。「福島県民限定宿泊割引」を利用し、「ひのえまた旅館」さんをGet。
7月22日以前の予約なので、「Go To トラベル」との選択は出来ませんでした。
「福島県民限定」は¥5,000円引き、「Go To」は35%引きです。どちらがお得か、、、
帰宅後、福島県内のN温泉ホテルを「Go To」でGet。人気のある宿泊施設は休・祝祭日の予約が取れません。
旅館をチェックアウトする際、宿泊者特典のクーポン券をいただきました。(ひとり¥1,000円)
山行のお守りにと、、、「熊の爪」キーホルダーを買いました。(爪に毛の付いた本物です。)
本日の天気予報は雨なのですが、、、ご覧の通りです。雨が降る前に奥・南会津地方を観光して帰ります。
最初に訪れたのは「ミニ尾瀬公園」です。(宿泊割で入園料¥400円)
桧枝岐川はフライフィッシングに適したフィールドですねぇ~、公園内を散策してみましょう。
燧ヶ岳を望むことが出来ました。
ミニ尾瀬公園は「湿原エリア」「ロックガーデン」「山野草エリア」に咲く花を楽しむことが出来ます。
花ごよみでは62種類の花々を紹介しています。川向かいに「山の神」が祀られていました。
イワナがたくさん泳いでいます。管理事務所でイワナの餌を売っていました。
尾瀬書美術館「思郷館」
福島県二本松市出身の書人 丹治思郷氏の作品を展示しています。
あまりにも芸術的で「書」を読み取ることが出来ませんでした。「書とは文字に“いのち”を宿すもの」だそうです。
尾瀬写真美術館
山岳写真家 白籏史朗氏の尾瀬の写真、福島県猪苗代町出身の写真家 野口勝宏氏の花の写真が展示されています。
高さ9m、幅15mの三条ノ滝の写真に圧倒されました。
武田久吉メモリアルホール
自然保護活動に尽力した理学博士 武田久吉氏の遺志を継ぎ、尾瀬に関する資料などを展示しています。
武田先生は日本山岳会の創刊号に尾瀬の紀行文を初めて掲載しました。
父親はアーネスト・サトウ氏と知り、びっくりしました。イギリスの外交官で約25年間、駐日公使を務めた方です。
昨年、二度訪れた中禅寺湖畔の英国大使館別荘の持ち主でもありました。
Mちゃんとロイヤルティ&マフィンを食し、英国気分をあじわいましたねぇ~
コテージではありません。村内に残る井籠づくりの板倉をミニ尾瀬公園の駐車場脇に移築し、保存しています。
ひのえまた旅館さんの駐車場にクルマを停め、桧枝岐歌舞伎の舞台を見に行くことにしました。
愛宕神社の参道を歩くと、左手に橋場のばんばさま、右手に桧枝岐歌舞伎伝承館があります。
正面の山の斜面に1735年に創建された鎮守社が鎮座しています。
橋場のばんばさまに「ハサミ」をお供えすることで「縁結び」と「縁切り」をお願いします。
ばんばさまの頭の上にお椀を被せると、どんな願いも叶えてくれるとか、、、
桧枝岐歌舞伎の舞台
昔、お伊勢参りに行った際、歌舞伎を観劇した先人が見よう見まねで村に伝えたのが始まりとされています。
役者から裏方まで全て村人だけで継承されています。
上演日は5月12日、8月18日、9月第1土曜日です。(今年は変更あり)
桧枝岐歌舞伎伝承館「千葉之家」
江戸時代より村内に伝承されて来た桧枝岐歌舞伎の歴史や演目の紹介、台本などが展示されています。
村人によって季節に合わせた綺麗な衣装が着せられ、我が子のように可愛がられています。
「道の駅 尾瀬桧枝岐」の山旅案内所、山人家、尾瀬の郷交流センターなどに立ち寄りました。
8月1日~2日、桧枝岐スキー場で「真夏の雪まつり 2020」が開催されます。
雪室の中にはそり遊び用の雪が保管されています。(銀色シート内) 本格的に雨が降り出して来ました。
会津鉄道の田島駅です。今年は会津田島祇祭も中止です。(神事のみ)
七行器行列(花嫁行列)観たかったなあ~、相馬野馬追も神事のみ執り行われました。
昼食は会津田島駅前の柏屋さんで「ミニソースかつ丼&ざるそばセット」を食しました。
「南会津エールチケット」を店で購入して、お支払いしました。(30%割)
C11ー254号蒸気機関車と会津田島駅構内の電車・気動車
SLは平成2年、浅草~会津田島駅間に直通電車が運行されたことを記念して、展示されました。
婆ぁばが「猫駅長に逢いたい。」と言うので来ましたが、、、猫駅は芦ノ牧温泉駅でした。
丁度、湯野上温泉駅に気動車が入線するので、入場券を買って反対ホームから撮影しました。
芦ノ牧温泉駅です。猫・猫・猫だらけ!の駅舎。駅長他2名は勤務開放され、ゲージの中でお休み中でした。
後日、「御朱印」ならぬ猫駅長の「鉄印」が売店で売られていることを知りました。
山爺は猫に逢うより、綾瀬はるかちゃんに逢えて良かったです。
「みんな、コロナに負げんでねぇ~ぞぉ」
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全国で感染経路不明の新型コロナウイルス感染者が急激に増加しています。(過去最多更新中)
そんな中、「Go To トラベル」がスタートしました。
新型コロナウイルス感染症対策分科会は「Go To トラベル」の延期を政府に申し入れましたが、、、
間近に迫っての延期は混乱を招くとの判断で実施しました。賛否両論の中で参加を申し込みました。
有識者の中には「感染は何処に行っても感染するものは感染する、、、」などマスコミを通じて発言しています。
結局、何処で感染するか、、、判りません。感染症対策も明確ではありません。
比較は出来ませんが、67歳まで予防接種を受けていても、1度だけインフルエンザに罹りました。
、、、なので「Go To トラベル」を利用する方は感染するリスクを覚悟で参加することになります。
今回、福島県民限定宿泊割引を利用して「尾瀬・大江湿原ウォーキング」を楽しんで来ました。
新型コロナウイルスに感染するリスクを減らすために、、、
1.自然の中で人の密集していないところを選定する。(感染者の多い地域は避ける。)
2.人との接触を避ける。(クルマで移動、エレベーターではなく階段を使用、食事は個室など)
、、、を守り、次回はN温泉ホテルを予約しました。