のんびり歩き隊

                                                                 2020.8.22~23  晴れ


          浄土平湿原&ぶなっこ路ウォーキング

           福島県 福島市                                                            のんびり夫婦隊


福島市在庭坂にある「胡々里庵」さんで辛味大根蕎麦を食べた後、高湯温泉~磐梯吾妻スカイライン~浄土平に向かいました。

途中、初めて、紅葉のビューポイント「つばくろ谷」に立ち寄りました。(旧不動沢橋跡から不動沢橋を望む)

1958年(昭和33年)12月、つばくろ谷に不動沢橋が架けられました。老朽化のため、2000年に撤去されましたが、、、

旧橋取付道路部には駐車場やトイレが設置され、親柱などが残る展望台になっています。

当時、標高約1200mに架かる不動沢橋は山岳観光道路の中で最も高いところにある鋼アーチ橋でした。

   

つばくろ谷展望台手前の駐車場脇に一切経山への登山口がありました。(コースタイム 約2時間30分)

既に約10台の登山者のクルマが駐車してありました。丁度、写真撮影時に登山者が下山して来ました。

天狗の庭から吾妻小富士を望む

天狗の庭から一切経山への稜線を望む

   

コロナ禍の最中ですが、浄土平駐車場は満車状態です。(駐車料金 ¥500円) 観光客が戻って来たかのようです。

浄土平レストハウス内の「福島桧工房」さんにご挨拶、ククサが1個飾られていました。新作もたくさんありました。

山爺のククサの材料(檜)は福島桧工房さんから購入したものです。

これから、浄土平湿原に咲く山野草を観察して来ます。

   

噴火警戒レベルが「1」となり、2020年6月10日から登山道の通行規制が解除となりました。

大穴火口から噴煙が上がっています。「直登ルート」は引き続き、通行出来ません。

吾妻小富士のお鉢巡りの登山者にズームアップ、このあと、、、緊急事態の放送が流れました。

エゾリンドウ

エゾオヤマリンドウ

メイゲツソウ

夢中になって撮影しているので、、、帽子に止まっている「オニヤンマ」に気付いていません。

尾瀬ヶ原を思い出しますねぇ~

浄土平湿原から一旦離れ、磐梯吾妻スカイラインを横切り、樋沼に向かいました。(吾妻小舎入口)

ミヤマアキノキリンソウ

ヨツバヒヨドリ

ネモトシャクナゲの群生です。

樋沼です。蓬莱山登山道から観ることが出来ますが、、、初めて来ました。

浄土平ビジターセンターから緊急事態の放送が流れました。吾妻小富士の火口底にクマが出没したとのことです。

「吾妻小富士登山者のみなさんは直ちに下山してください!」

ヨツバヒヨドリに佇むアサギマダラ

樋沼を見たことだし、、、磐梯吾妻スカイラインを歩き、浄土平湿原に戻ります。(樋沼経由兎平野営場入口)

昔、大穴火口脇の直登ルートを登ったことがありました。

一昨年の盗掘の影響でしょうか、、、山野草の種類が少ないように思われます。

クロマメノキの実は熟すとブルーベリーのようですが、、、まだ、酸っぱ~い。

浄土平天文台です。受付で新型コロナウイルスの感染経路が後日、調査出来るように住所・氏名を書きました。

現在は天体望遠鏡で星座を観察するのではなく、モニターに映し出された画像を観るそうです。

台長(親方)に「オニヤンマ」の説明をしました。山爺作ではありませんが、「いいねぇ~」をいただきました。

浄土平ビジターセンターで「野生動物写真コンテスト」が行われていました。

いろいろな動物の今まで見たことのない生態に感動しました。

一度では出逢えない、何度も通い捉えた瞬間でしょう。素晴らしいのひと言です。

まだ、吾妻小富士のクマは火口底に居座っているので、登山道に「入山禁止」のロープが張られました。

吾妻小富士のお鉢巡りが出来なくなったので、、、

これから土湯峠温泉郷の「野地温泉ホテル」に向かいます。「GoToトラベル」で宿泊を申し込みました。




そして翌朝、、、

5時に起床、幕滝ウォーキングに行こうと思いましたが、霧に包まれているので中止、諦めました。

早朝なので、、、撮影させていただきました。「天狗の湯」です。内湯と露天風呂が繋がっています。

野趣あふれる「鬼面の湯」です。野地温泉ホテル内には個性ある6つの湯船があります。

   

ウッドデッキから源泉の湯煙が見られる「千寿の湯」です。白濁した単純硫黄泉がいいですねぇ~

一軒宿が点在する土湯峠温泉郷には鷲倉温泉、幕川温泉、赤湯温泉、新野地温泉、野地温泉があります。

山爺は登山や渓流釣りの帰りに日帰り入浴で入りました。(現在は日帰り入浴なし)

   

11時チェックアウトですが、天気が良くなったので、、、ぶなっこ路ウォーキングに出掛けることにしました。

野地温泉ホテルの駐車場脇に安達太良山登山口(ぶなっこ路)があります。

ぶなっこ路はヒマラヤ山楽会時代、スノーシューを履いて歩きました。猛吹雪のため、鬼面山中腹で撤退しました。

ブナはいいですねぇ~、思い切り深呼吸しました。

ブナの根が張り出しています。気を付けて歩きました。

登山道に真新しいクマの糞、この付近にクマがいるかも知れません。ホイッスルを吹きながら歩きました。

オオカメノキの赤い実

   

ハクサンフウロです。横向温泉への登山道に「タクサンフウロ」が咲いていました。

アサギマダラが翅を広げるまで待ちました。

ヤマハハコ

トモエシオガマ

婆ぁばが何かを見付けたようです。

土湯峠から鬼面山と箕輪山を望む

アザミにハチが止まりました。

左折すると横向温泉に下山します。直進すると新野地温泉「相模屋」さん脇の安達太良山登山口に下山します。

道標は朽ちていましたが、、、一本道なので道間違いはありません。

下山道にブナ林が現れました。

山爺が認定したぶなっこ路の「アガリコ大王」さま

鬼面山・箕輪山の紅葉の写真を撮りに来たいと思います。

クマに遭遇することなく、無事下山しました。

「相模屋」さんの露天風呂も野趣にあふれています。初代O所長と一切経山・東吾妻山登山の帰りに入りました。

野地温泉ホテル敷地内に「長寿観音」「ほっこり地蔵」が鎮座しています。ご縁起に合掌。

ウォーキングを終え帰って来ると玄関先にネクタイをした太郎くんが寛いでいました。

いい温泉(泉質)と美味しい料理をありがとうございました。

新型コロナウイルス感染防止対策のガイドラインをしっかり守って行きましょう。

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「福島県民限定宿泊割引」が令和2年10月31日まで延長されることになりました。

好評につき延長とは思われませんが、観光業界全体の収益の落ち込みを考えると、、、苦肉の策かも知れません。

「GoToトラベル」も然り、、、不評の「GoToトラベル」ですが、7/27~8/20まで約420万人が利用しました。

利用者の多くはクルマで近場への旅行が中心とのことですが、、、新型コロナウイルス感染のリスクは避けられません。

コロナ禍の最中、馴染み難い「新しい生活様式」ですが、受け入れ側も利用する側も守らなければなりません。

「野地温泉ホテル」さんは大広間に4テーブルのみでした。マスク、手袋、フェースガード姿で給仕していただきました。

、、、と言うことで、次回の「GoToトラベル」は高湯温泉「Tの湯」をGetしました。