のんびり歩き隊

                                                                    2020.4.12   晴れ


          鎌倉岳遊歩道ウォーキング

           福島県 古殿町                                                            のんびり夫婦隊


   

石川町の街中を流れる今出川・北須川沿いは「桜谷」と呼ばれ、約2000本の桜が咲き誇っています。

ライトアップされた「あさひ公園」の夜桜は幻想的ですが、、、今年はどうなのかなあ~

浅川町の城山公園です。浅川町は「花火の里」で有名です。

眼下に水郡線の橋梁が見えます。その先にグランドも見えます。昔、スポ少のサッカーの応援にも来ました。

Mちゃんはここから「キハE120系気動車」を撮影したのかな。

橋梁を渡る気動車と打ち上げ花火のコラボ、いいですねぇ~、花火大会が中止にならなければ良いのですが、、、

浅川城址です。浅川城は鎌倉時代以降、石川地方を領した石川氏一族の浅川氏が城を築いたと言われています。

築城年代、築城者は不明です。戦国末期の浅川は白川氏~佐竹氏~伊達氏の勢力圏に属していました。

1590年(天正18年)、佐竹氏の攻撃を受けましたが落城しませんでした。

同年、豊臣秀吉の「奥州仕置き」により、廃城となりました。この地も漸く、戦国期の終焉を迎えました。

   

花瓶山に登った際、林道歩きをご一緒した石川町のご夫婦に薦められた「イワウチワ」を観に来ました。

婆ぁばも同行なので大作登山口から遊歩道を歩いてイワウチワの群生地に向かいます。

大作登山口駐車場内には鎌倉岳の名水「長寿の強清水」があります。

富士登山高齢者日本一になった五十嵐貞一翁(百三歳)も愛飲した名水です。

 

のんびりと「ふれあいの小径」を歩きました。

ふれあいの小径に建つ石仏、年号を読むと享和2年(1802年)8月と刻まれていました。(右の石仏)

享和元年から伊能忠敬は全国の測量を始めました。同2年には十辺舎一九の「東海道膝栗毛」が刊行されました。

同3年、フランスではナポレオンが皇帝に就任しました。この時代に祀られた仏様なんですねぇ~

koko「鎌倉岳展望所 建設記念」の碑

   

石碑には鎌倉御岳山大神など多くの神社の名が刻まれいてます。

2008年(平成20年)11月10日、紅葉の鎌倉岳に登りました。それ以来、2回目の鎌倉岳です。

毎年、4月29日に山開きが行われますが、、、今年は神事のみ執り行うとのことです。

天狗の足跡、猿丸大夫の歌が刻まれていますが、読み取れません。

   

鎌倉岳山頂直下に来ました。本日は登頂しません。右折してイワウチワの群生を観に行きます。

タチツボスミレを撮っています。陽当たりの良い場所の花は大きいですねぇ~

   

ひとつめの階段を登ります。板状の石が堆積しています。(帰宅後、調査のため撮影)

Webで検索すると、竹貫変成岩・竹貫片麻岩・安山岩などの語句が出て来ましたが、、、さっぱり判りません。

石爺さんによると、鎌倉岳山頂部は竹貫変成岩を貫いて上昇した安山岩で出来ているとのこと。

理由は近辺の山はなだらかなのに、、、この山の山頂部だけが急峻である。納得だそうです。

地質図では鎌倉岳は約5億年前の「御斎所・竹貫変成岩」の中にあります。(シームレス地質図より)

賽の河原のベンチで休憩、ミニボトルブレンダーで作って来たスペシャルドリンクを飲みました。

ふたつめの階段を登り終えると、左手にイワウチワの群生地がありました。

花瓶山のイワウチワの群生地より規模は小さいですが、、、いいですねぇ~

花瓶山では探すことの出来なかった、鮮やかなピンク色したイワウチワです。

アカモノのようなイワウチワの蕾です。

下向きのイワウチワが多いです。滑落しないように撮影しましょう。

陽当たりのいい稜線を孫守りのことを忘れ、のんびりと歩きました。

東屋の横にはこれから咲く、ヤマザクラの大木がありました。

遊歩道の半分しか歩いていませんが、「天狗の屏風巌」付近にもイワウチワの群生地があります。

本日はここまで、、、

古殿町情報連絡施設である鎌倉岳中継局です。

ピストンで戻るとアップダウンがあるので、案内板にない林道を下ることにしました。

今回は「道間違い」しません。途中、Y字路もありましたが、、、五感でクリア。

山開きのイベントはありませんが、登山道の整備状況を確認している地元の方に逢いました。ご苦労様です。

帰路に鮫川の桜を観ました。右手は館山です。

帰宅後、笹原川の桜を観に来ました。桜咲く、満開です。「新型コロナウイルス」が忌々しい。



大都市部に「緊急事態宣言」が出された中、「観桜会&イワウチワを観る会」と称して婆ばと古殿町に来ました。

途中、石川町・棚倉町・浅川町の桜を観て来ました。例年であればイベントなどで盛り上がっていることでしょう。

大都市部で新型コロナウイルスの感染者が増大しています。福島県内でも毎日、感染者が出ています。

早かれ、遅かれ、大都市部から地方へ感染の波は押し寄せるでしょう。

郡山市の繁華街は早めにシャッターを閉め、馴染みの飲食店もお客さまのいない日が続いています。

近年、日本列島は東日本大震災・台風による水害などの災害に見舞われて来ました。後遺症が癒されないまま、、、

思いもよらなかった新型コロナウイルスの感染による恐怖と経済への打撃。不安は募るばかりです。

気を付けながらの「外出」も慎む時が来たようです。感染してからでは遅いので、、、