2020.4.7 晴れ
花瓶山
栃木県 大田原市 のんびり小隊
Webで「イワウチワ」を検索したら、「花瓶山」が出て来ました。「かびんやま」ではありません。「はながめやま」です。
休憩に立ち寄った「道の駅 東山道伊王野」です。直径12mと直径5.6mの2連水車がシンボルです。
物産センター・食堂・伊王野まつり伝承館・蕎麦打ち体験道場などの施設があります。
ここは「花瓶山」への登山口、うつぼ沢出合です。伐採した材木の集積場ですが、駐車場に使われています。
自宅~白河(国道4号線)~伊王野(国道294号線)~県道27号線~県道321号線~県道13号線~明神峠へ
明神トンネルを抜けると集落があり、左手に花瓶山の案内板があります。うつぼ沢出合までは約2.8kmあります。
自宅から約85km、休憩を含め、約2時間30分で到着しました。
林道を進むこと約100m、左手に花瓶山・向山への登山道があります。
登山道を登ると直ぐに、、、やった~、イワウチワだ。
可憐な花ですねぇ~
うつぼ沢出合の駐車場で挨拶を交わした、本日、三番目の登山者(水戸ナンバー)が追い越して行きました。
帰宅してヤマレコ「花瓶山」を開くと山爺のクルマが写っているではありませんか。
イワウチワの群生
kokoイワウチワを踏まないように注意して歩きました。
純白のイワウチワ
薄いピンク色したイワウチワ
イワウチワの群生が北斜面にびっしりと咲いていました。
時を忘れてシャッターを押しました。
一旦、林道を横切ります。
向山山頂です。うつぼ沢出合から約1.1kmあります。イワウチワの撮影に長い時間を費やしました。
ミニボトルブレンダーでスペシャルドリンク(バナナ+ハチミツ+牛乳)を作って来ました。美味い~
ミニボトルブレンダーはヨークベニマルのシールを集めて購入した優れものです。
花瓶山かなあ~、イワウチワに導かれるまま、写真を撮り続けました。まだ、、、大きな間違いに気付いていません。
イワウチワのクインテット
いいね、いいねの連発です。
先行者の足跡がないのに気付いたのですが、、、急斜面を降り、如来沢の支流を渡り、林道に出ました。
ここでも大きな間違いを犯してしまいました。(下流に下ってしまった。)
イワウチワの群生も観たことだし、家に帰ろうか、、、
林道で千葉県市原市から来た登山者と会い、気を取り直し、一緒に花瓶山をめざすことにしました。
廃屋がありました。帰宅して国土地理院の地図を見ると大倉尾根は支流の左手になっています。
山爺は尾根を越して反対側の林道に出ていました。
支流の流れがなくなるところまで詰めてみましたが、、、登山道はありません。
林道の途中から花瓶山をめざし、藪漕ぎを開始しました。
まだ、登山道ではありません。道標もありません。何となく、近づいて来た、、、と感じます。
漸く、大倉尾根に出ました。ここは向山と花瓶山の分岐です。
花瓶山の山頂です。ロケーションはありません。山頂にはランチタイムの小母さんが二人いました。
同行していただいた市原市の方とはここでお別れです。山爺は太郎ブナ・次郎ブナに逢って来ます。
次郎ブナまでは約0.6km、太郎ブナまでは約1kmあります。伐採された際を歩きます。
次郎ブナです。
真っ黒な地肌は山火事の跡です。まだ、焦げた臭いが残っていました。
ここに来るまで足元の悪いトラバースが一箇所あります。滑落したら止まりません。注意しましょう。
伐採でなくなってしまいましたが、、、この一帯にもイワウチワが群生していたそうです。
太郎ブナは朽ち果てていました。その横に二代目の太郎ブナが植えられていました。
八溝山かなあ~
伐採地に咲いていたイワウチワ
花瓶山~次郎ブナ間のコルに「下山道/花瓶沢 林道」の道標がありました。もう、藪漕ぎはたくさんだ。
復路はここを降りて、林道に出ます。福島県石川町から来られたご夫婦と一緒に下ることにしました。
ハナネコノメ、ニリンソウなどを観ながら林道に出ました。広場は材木の集積場になっています。
ゲートがなければここまでクルマで入れます。
ミツマタなどの山野草を楽しんでいるご夫婦
ヤマレコに出て来た砂防堰堤がありました。涙を流しているように見えます。
無事、うつぼ沢出合に到着しました。ご夫婦にお礼を言ってお別れをしました。
如来地区にある花瓶山臨時駐車場です。簡易トイレがあります。木材で作られたイノシシ捕獲用の檻もありました。
帰路に雲厳寺に立ち寄りました。栃木デスティネーションキャンペーンのCMに採用された古刹です。
CMに吉永小百合さんが起用されたこともあって、観光客が増加したそうです。
CMは吉永さんが松尾芭蕉ゆかりの黒羽地区を訪れる設定になっています。
朱色の瓜瓞橋の上で傘をさし、佇む場面がポスターになりました。以後、記念撮影する人で賑わっているとか、、、
撮影日は丁度、雨降りでした。(JR東日本大人の休日倶楽部より)
鐘楼と仏殿です。雲厳寺は禅宗の四大道場のひとつで大治年間(1126~1131年)に開かれました。
「奥の細道」で松尾芭蕉が最も長く滞在した場所が大田原市黒羽地区です。
雲厳寺の新緑・紅葉・雪景色が素晴らしいとのことです。ここで御朱印をいただきました。
伊王野城山公園、霞ヶ城とも呼ばれています。鎌倉初期に那須家から分知した伊王野氏の居城です。
1487年(長亨元年)頃に築城し、1627年(寛永4年)廃城になりました。
郡山市在住の歴史研究家 岡田峰幸氏の講義を聞くようになってから、さらに歴史に興味を持つようになりました。
TVを点ければ、モーニングショー・ワイドショー・○○ニュースなど早朝から深夜まで「新型コロナウイルス」一色です。
今、全世界を恐怖のどん底に落とし込んでいる一大事なので仕方がありません。
病気に弱い山爺ですから、昨年の同時期のように「呼吸困難になったらどうしょう。」
「2週間隔離されたらどうしよう。」など考えると滅入ってしまいます。本日、大都市部に「緊急事態宣言」が出されました。
不謹慎かも知れませんが、、、イワウチワを観に来ました。山には「新型コロナウイルス」がないことを願っています。
今回、二度も大失態を遣らかしてしまいました。「道間違いです。」低山だからと言って甘くみてはいけません。
大倉尾根の山野草は、、次回、観ることにしましょう。戸