初夏の山形路を歩く 【2019.7.10〜11】 晴れ 桜会
山形県 山形市+大石田町+尾花沢市+南陽市+高畠町
令和元年の桜会の親睦旅行会は「初夏の山形路」を歩きます。
郡山駅前を10時にレンタカーで出発、東北中央自動車を北上し、山寺立石寺をめざしました。
昼食は門前町の「まいどや食堂」さんです。人気メニューの「蕎麦と芋煮セット」をいただきました。
昼食を摂ったのでクルマは無料で駐車させて貰いました。(山寺参拝登山に限り)
日枝神社登山口
仙山線山寺駅へ向かう、E721系交流一般形電車が通過して行きます。
本日の親睦旅行会には6名が参加しました。最初に根本中堂(国指定重要文化財)にお詣りします。
仙台駅方面へ、上り電車が通過して行きます。
山寺は正しくは宝珠山立石寺と言います。
860年(貞観2年)、清和天皇の勅願によって慈覚大師が開いた天台宗のお山です。
2013年(平成25年)、根本中堂の御本尊「薬師如来坐像」の御開帳があり、婆ぁばと電車で来ました。
その時は50年に一度の御開帳の年で参拝者は山寺駅前まで行列が出来、人で溢れていたので、、、
お詣りをして御朱印をいただきました。堂内に入り、御本尊をお詣りするまでは約4時間待ちでした。
お地蔵さまが願い事を聞いてくれています。
山寺の守護神「日枝神社」です。Kさんはここで最初の御朱印をいただきました。
山門は鎌倉時代の創建と言われています。開山堂などへの登山口で巡拝料は¥300円です。
大仏殿のある奥ノ院まで1015段の石段を登ります。ちょっとだけ、、、膝が抜けそうでした。
アジサイに陽が当たったので、シャッターを押したのですが、、、みなさん、白髪が増えましたねぇ〜
お山の自然に沿って造られた参道は昔からの修行者の道です。
一番狭い所は約14cmから四寸道と呼ばれています。慈覚大師の足跡を踏んでこれからも登られるでしょう。
せみ塚です。「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の短冊をこの地に埋め、石の塚を建てました。
初夏にも関わらず、エゾハルゼミなどの鳴き声は聞かれませんでした。梅雨が長いからかなあ〜
弥陀洞です。長い歳月、雨風が直立した岩を削り、阿弥陀如来の姿を造り上げました。
新緑、紅葉、アジサイなどに彩られた仁王門が見えて来ました。ケヤキ材の優美な門です。
1848年(嘉永元年)に再建されました。左右の仁王尊像は運慶の弟子たちの作と言われています。
百丈岩に立つ、赤い小さな納経堂と立石寺を開いた慈覚大師の開山堂です。
五大堂から山寺門前町を望む、御開帳の年に訪れた時は橋の上で待つ参拝者の行列が見えました。
五大堂は五大明王を祀って天下泰平を祈る道場で、山寺随一の展望台です。
最上義光公は戦国の乱世に山形の地と民を愛し、出羽国に平和と安定をもたらしました。
この御霊屋に山形城第十一代城主 最上義光公と家臣ら十人の位牌が納められています。
奥之院と大仏殿が並んで建っています。左の大仏殿には像高約5mの金色の阿弥陀如来像が安置されています。
右の奥之院は如法堂で慈覚大師が中国で修行中に持ち歩いた釈迦如来と多宝如来が本尊です。
金灯篭は日本三大灯篭のひとつで龍や小槌、サンゴなどが細かく彫られていました。
三重小塔は日本最小規模の木造小塔で高さが約2.5mあり、華蔵院境内の岩壁に掘られた岩屋内にあります。
アジサイの咲く、小路をのんびりと歩きました。
1689年(元禄2年)、松尾芭蕉は奥の細道を辿り、7月13日に山寺を訪れました。
この芭蕉・曽良像は鈴木伝六さんが1972年(昭和47年)秋に建てました。
因みに、伝六さんは「でん、でん、でん六豆、旨い豆」の当時の社長です。
山寺の大イチョウは樹齢約1000年以上を越え、山形市で一番太いとされる天然記念物です。
慈覚大師が自ら、植えたと伝えられています。
根本中堂の招福布袋尊の身体を撫でると願いが叶うことなので、、、お腹を擦りました。ダイエット効果あり。
この後、根本中堂の中に入り、慈覚大師作と言われている木造の薬師如来坐像にお詣り、、、
しかし、50年に一度の御開帳のため、閉ざされ、お逢いすることは出来ませんでした。(次回は2063年)
また、お堂の中には伝教大師が比叡山で灯した「不滅の法灯」が約1200年、灯し続けていました。
比叡山が織田信長の焼き討ちにより延暦寺を再建した時、逆に立石寺から「法灯」を授かりました。
仙山線に相馬野馬追のラッピング車両が、、、仙台駅方面へ通過して行きました。
門前町のお土産屋で、今晩呑む、お酒(どぶろく)を購入しました。
仙山線の山寺駅です。駅前から五大堂を望むことが出来ました。これから大石田駅に立ち寄り、銀山温泉に向かいます。
ここで山形での仕事を済ませたTさんと待ち合わせです。(7名参加)
駅舎の屋根は野球場のベンチようで、イベントや花火大会などの観覧席になっています。
本日の宿は「古山閣」さんです。桜会は街並側客室 大正ロマンプランをお願いしました。
2F正面には左官彫刻の鏝絵(こでえ)が飾られています。1月〜12月までの古来の行事や風俗が描かれています。
3Fの宝船は北前船を描いており、山形県特産で県花の「紅花」を積んでいます。
古山閣のロビーには織田信長時代の「火縄銃」、八重の桜の「スペンサー銃」が飾られていました。
樹齢約800年ケヤキの一枚板のテーブルがありました。荷物は置かないでくださいとのこと。
古山閣にはCPやカラオケは似合いません。今回は静かに食事とお酒を楽しみたいと思います。
因みに山形県を代表する日本酒「十四代」は720mlで¥18,000円でした。
夕食を済ませ、温泉街を散策しました。静かで、情緒があり、、、大正ロマンを感じますねぇ〜
ガス灯の灯りにほのぼのとした温もりを感じますねぇ〜
翌朝、散策に出掛けると着物・袴など大正時代のレトロな貸衣装屋さんがありました。
朝食前にひとっぷろ、、、内風呂と貸切風呂がふたつあります。湯舟は大きくはありません。
朝食も地元の食材を使ったものでした。宿泊客は平日にも関わらず桜会を含め、19名でした。
「そば処 滝見館」さんです。日帰り入浴が出来、尾花沢産のそば粉を使った味わいのある手打ちそばを楽しめます。
温泉街を流れる立谷川支流の上流にある「白銀の滝」です。
さらに上流には「籟音の滝」「斎藤茂吉の碑」などがあり、白銀公園になっています。
白銀公園内にある「疎水口跡」です。この疎水口は大部分をタガネよる手堀りで堀進されました。
現在は廃坑ですが、排水、運搬、道路として使用され、坑道は約1km以上あります。(約135m先、崩落)
雪景色の銀山温泉に来てみたいものですねぇ〜
古山閣でいただいた饅頭(ずんだ餡を古代米で包んだもの)が美味くて、お菓子の郷「うろこや」さんに立ち寄りました。
うろこや駐車場からから月山を望む
今年、3回目の熊野大社 参拝です。
風の音が運ぶ想い 「かなで御朱印」をいただきました。
古来より日本では月にうさぎが棲むとされて来ました。熊野大社の本殿裏には三羽のうさぎが隠し彫りされています。
その三羽全てを見つけると、願いが叶う、恋が叶うと言い伝えられています。
昼食は龍上海の「からみそラーメン」を食べました。赤湯本店がいっぱいなので宮内支店で食しました。
フランチャイズ制の店舗で、、、店舗数は9店舗あります。どうなんでしょう、、、昔の味が懐かしい。
Mさんが「あんびん」をお土産に買いたいとのことなので、田中屋さんに立ち寄りましたが、、、
「本日はあんびん売り切れました。」の看板が、、、残念。あんびんとは大福のようです。
最後に立ち寄ったのは高畠ワイナリーです。例年、雪のある1月に来るのでイメージが違っていました。
米沢牛のコンビーフをお土産に買いました。どこの山の山頂で食べようかなあ〜
昨年、レンターカーでの旅行会を提案したのですが、、、不幸があり、参加出来ませんでした。
今年、「令和元年」に同窓生でもあり、同じ会社に勤めたみなさんと旅行出来たことを嬉しく思っています。
旅には「新たな発見」があり、いいですねぇ〜