のんびり過ごし隊


 古峯神社&日光東照宮【2019. 9.6】 晴れ                                      のんびり夫婦隊
    栃木県 鹿沼市+日光市


   

山爺の爺が亡くなり、一周忌が終わりました。爺さんが寺社仏閣からいただいた古札を納めに歩いています。

本日は娘が休みなので急遽、古峯神社に古札を納めに来ました。

今から約36年前、曾婆ちゃんも一緒にワゴン車をレンタルして家族で来たことを覚えています。

一の大鳥居、一之鳥居をくぐり、、、古峯神社へ。

大芦川に架かる橋を渡ると古峯神社の境内に入ります。

   

今から約1340年前、「隼人」と言う人物が古峯ヶ原の浄地にはるばる都から神霊を招来、祀りました。

やがて日光山を開いた勝道上人はここで修行を積み、日光開山の偉業を成し遂げました。

三之鳥居の右手奥には古峯神社神庭「古峯園」があります。(約25,000坪)

   

大芦川の源流に近い渓間、優美を醸す山麓に鎮まる古峯神社の御祭神は「日本武尊」です。

大拝殿の茅葺き屋根が素晴らしい。屋根も天狗が、、、

御祭神の使いである「天狗」は飛翔して崇敬者に降りかかる災厄を除災すると言う信仰を集めています。

御朱印を待つ間、門前にある蕎麦屋で昼食を摂りました。「大根おろし+梅干し」を絡めて食します。

折角、鹿沼市まで来たので平成の大修理を終えた「日光東照宮」に立ち寄ることにしました。

県道14号線(鹿沼日光線)を利用すると時間短縮で来れます。平日なのに大駐車場は満車状態、、、(駐車料金¥600円)

日光東照宮宝物殿です。館内には「スターバックス」があり、寛ぐことが出来ます。

石鳥居は1618年(元和4年)、九州筑前藩主 黒田長政公によって奉納されました。

石材は九州から船で小山まで運ばれ、その後、陸路を人力で日光まで運ばれたとのことです。

石鳥居から振り返ると、、、

神社には「鳥居」、寺には「五重塔」と言われていますが、、、

石鳥居をくぐると左手に五重塔がありました。塔の高さは約36mです。

最初の塔は1650年(慶安3年)、初代若狭小浜藩主 酒井忠勝公が寄進したものです。

1815年(文化12年)に焼失し、現存は1818年(文政元年)、十代藩主 酒井忠進公が再建したものです。

塔を貫く心柱は懸垂式で礎石には据えられず、四重から吊り下げられて浮いています。

これは時を過ぎても、五重の屋根を突き抜けてしまわないよう、江戸時代に考え出された工法です。

この五重塔の免震機能はスカイツリーの制振システムにも応用されたとか。(心柱制振)

   

極彩色の日本一華麗な塔で初重軒下には富田宿(大平町)の名工 後藤正秀が手がけた十二支の彫刻があります。 

   

神厩舎はご神馬をつなぐ厩です。昔から猿が馬を守るとされています。

長押上には猿の彫刻が8面あり、人間の一生が風刺されています。中でも三猿の彫刻が有名です。

日本を代表する最も美しい「陽明門」です。(国宝)

いつまで見ていても飽きないところから「日暮の門」とも言われています。

天海版の「一切経」が収められている経蔵です。内部には輪蔵と言う八角形の廻転式大書架があります。

作業をするにも「命綱」は必要です。

鉄灯篭

銅灯篭

陽明門には故事逸話、子供の遊び、聖人賢人など約500以上の彫刻が施されています。

陽明門は12本の柱で支えられています。1本のみの柱の模様が「逆」になっています。

これは「物事は完成と同時に崩壊する。」との教えから「未完成」にしているそうです。

国宝「唐門」と御本社(拝殿)

祈祷殿(左)と神楽殿(右)、敷石は「四半敷き」と呼ばれる施工法が用いられています。

眠り猫です。左甚五郎作と伝えられています。

牡丹の花に囲まれ、日の光を浴び、うたた寝をしているところから「日光」に因んで彫られたと言われています。

これより、奥社に通じます。

   

東照宮御遺訓「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからず。」

奥社参道の石段は207段あります。

御祭神 徳川家康公の墓所です。1965年(昭和40年)、東照宮350年祭を機に公開されました。

八角5段の石の基盤の上にさらに3段の青銅を鋳造し、その上に宝塔を乗せています。

塔の前には「鶴の燭台」「獅子の香炉」「花瓶」からなる三具足が据えられています。

樹齢約600年の叶杉です。祠に向かって願い事を唱えると願いが叶うとのことです。

本物のカエルです。奥社参道の石段の隙間にいました。

陽明門

神楽殿

国宝「唐門」と透塀

江戸時代の参拝基準となった門で、これより昇殿出来る者は御目見得以上の幕臣、大名に限られていました。

神輿舎には徳川家康公、豊臣秀吉公、源頼朝公の3基の神輿が収められています。

薬師堂を拝観し、鳴龍を聞かせていただきました。入口を入ると日本人と外国人に分けられました。

本堂の龍の顔の下でお坊さんが拍子木を打つと天井から龍の鳴き声が聞こえました。(フラッターエコー現象)

世界遺産のお坊さんは凄い! 日本語で話し、英語で通訳、同時通訳で説明してくれました。

折角、来たので二荒山神社にお詣りして行きます。重要文化財の「唐銅鳥居」が見えています。

徳川三代将軍 家光公の霊廟です。東照宮を絢爛豪華にした人物です。今回はお詣りしませんでした。

二荒山神社

日光山輪王寺常行堂は848年(嘉祥元年)、慈覚大師円仁によって建立されました。

御本尊は宝冠阿弥陀如来でクジャクに乗った姿で祀られているのいは大変珍しいとのこと、、、

住職の有り難いお話しを聞き、クジャクの絵柄の御守りを買いました。



初めて、世界遺産の日光東照宮に参拝しました。見所がたくさんあって見学時間が足りませんでした。

日光の街も歩いてみたかった、、、次回は泊で来ようと思いました。