のんびり過ごし隊


 会津藩公行列【2019. 9.22】 晴れのち曇り                                       のんびり夫婦隊
    福島県 会津若松市


初めて会津まつり「藩公行列」を見ることが出来ました。郡山駅〜会津若松駅まで電車で来たかったのですが、、、

藩公行列に間に合わないので、磐越自動車道を利用して来ました。もう、藩公行列は鶴ヶ城を出陣していました。

観光協会でパンフレットをいただき、神明通りのメインステージ(リオン・ドール前)へ向かうことにしました。

神明通り(アーケード街)は身動き出来ない状態です。M銀行前でカメラを構え、藩公行列を待つことにしました。

歴代領主(蘆名〜伊達〜蒲生〜上杉〜加藤〜保科〜松平)が次々と登場します。(市制120周年記念)

エイエイオー!伊達時代の伊達政宗公でござる。

蒲生氏郷公の正室 冬姫でござる。冬姫役のOさんは一般公募で選出された方です。

エイエイオー!上杉時代の上杉景勝公でござる。

   

奴隊の「毛槍投げ」などのパフォーマンスいいですねぇ〜、 奴隊とは、、、

江戸時代の参勤交代の際、会津と江戸を歩く時に武士の雑務にあたった奴衆(農民や町民)を言います。

エイエイオー!保科時代の初代藩主 保科正之公でござる。扮するは室井会津若松市長でござる。

この後、二代藩主保科正経公に扮するJR若松運輸区 M区長や社員のみなさんが続いて登場しました。

 

輿車に乗った菊姫(保科正之の正室)が通って行きます。今年の当番校(市立湊中学校)のみなさんです。

会津ゆかりの地、新選組のふるさと東京都日野市から参加の日野新選組同好会のみなさんです。

土方歳三に扮するは22代目の「ひの新選組まつり」ミスター土方のMさん(女性)です。女優さんみたい。

会津藩公行列の主役の登場です。会津藩主 松平容保公でござる。

扮するのは本家本元の松平家第15代当主 松平親保さん(20歳)です。

新年号令和元年、息子の成人などが重なり、父から息子に代替わりしたそうです。(5日前に変更)

親保さんは今年の6月、旧会津藩からアメリカに渡った農業開拓団の入植地(若松コロニー)跡地を訪れています。

馬が○んこすると、、、忍者姿の姿のスタッフが素早く処理しました。拍手!

最後の輿車(3台目)に乗って登場するは照姫でござる。照姫役は一般公募のKさんです。

照姫は松平容保の義姉で、戊辰戦争の籠城戦で城内の婦女子を指揮しました。

娘子隊隊長の中野竹子でござる。中野隊長は薙刀の名手で城外で奮闘しましたが、、、銃弾に倒れ戦死。

扮するは当番校のザベリオ学園高校一年生のWさんです。
 

待ってましたぁ〜、NHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公を演じた「綾瀬はるか」さんの登場です。

会津弁で「呼んでくれて、ありがとなし。」と、、、ひときわ大きい拍手!

婆ぁばは「小顔で綺麗だねぇ〜」と言っていました。押すな押すなの中、山爺はシャッターを押し続けました。

その時、黒子の小父さんがカメラを向けている山爺に気付き、「はるかちゃん」に言ってくれました。

「あの白鬚の変な爺ちゃんを見てあげて!」と、、、これは想像です。

戦闘衣装で登場した綾瀬はるかさん

山爺は「八重の桜」を見ていませんが、、、

おふたりが共演したNHK大河ファンタジー「精霊の守り人」は第1章から最終章まで欠かさず見ていました.

短槍使いの女用心棒「バルサ」を演じる、綾瀬はるかちゃんのファンになってしまいました。

「来年もまた、来てくれてなし。」

午後の藩公行列は中央通り〜桂林寺町通り〜本町通りを練り歩き、鶴ヶ城に帰陣します。

中央通りから磐梯山山頂が見えました。歩道では午後の部の場所取り合戦が始まっていました。

戊辰戦争の時は周りに高い建物がないので滝沢峠から若松城下に上がる火の手が見えたんですねぇ〜

   

折角、会津の地を訪れたので観光して帰りましょう。ここは十六橋水門です。戊辰戦争の激戦地戸ノ口地区にあります。

今から約180年前、会津藩主 松平容敬公の時、ここから若松城下まで約31kmの堰大改修を行いました。

改修は灌漑用水、生活用水、防火用水、城の濠用水などの深刻な水不足を解消するために行われたものです。

完成から約33年後に戊辰戦争が勃発しました。このあと、安積疎水への歴史に続きます。(ファンドールン碑)

現在、十六橋水門は日本遺産となり、安積野に水を流すための猪苗代湖の水位を調整する水門になっています。

タマシロオニタケです。肝臓や腎臓などの細胞を破壊すると言われている猛毒キノコです。

   

明治の香りを今に伝える「天鏡閣」です。

1907年(明治40年)8月、有栖川宮威仁親王が東北地方を旅行中、猪苗代湖の風光の美しさを賞せられ、、、

翌年、雪融けを待って、この地に別荘の建設が始まりました。大正天皇が「天鏡閣」と命名。

館内には気品ある豪華な家具、ビリヤード台やゴルフクラブが展示されていました。(入館料¥360円)

   

磐梯山・赤埴林道走行(8/25)の帰りに立ち寄った「土津神社」にお詣りし、御朱印をいただきました。

大型バス2台から大勢の参拝者が降りて来ました。猪苗代中学校の同級生のみなさんで令和元年に還暦を迎えます。

還暦の御祈祷をしていただき、「リステル猪苗代」で懇親会をするとか、、、

   

土津神社の御祭神 保科正之公が祀られている奥ノ院まで杉並木の参道を歩きました。(約500m、約15分)

奥ノ院は柵で覆われ、中に入ることは出来ませんが古墳ようなお墓でした。

「會津中将源君之墓」の墓石があったのでWebで調べると、保科正之公のことで律令制度下での「中将」でした。

中将とは、、、

左近衛権中将(さこのえふごんちゅうしょう)と言う官職です。朝廷の護衛軍である近衛府中将の意味で名誉職です。

会津若松市内にある鶴乃江酒造さんの「会津中将」の由縁が判りました。

孫守りのない休日なので時間があります。最後に「リステル猪苗代」のハーブ園に立ち寄りました。

「ジニア」の案内板がありました。何なの〜、百日草が見頃を迎えていました。

傘のアートです。傘1本では忘れものと思われますが、、、集まればアートになります。

ローカル紙にコスモスが「見頃!」とあったので来てみたのですが、、、早かったようです。

コキアが色付く頃に来てみたいものです。



今から120年前の1899年(明治32年)は会津若松市が福島県で最初に市となりました。

また、蒸気機関車が会津若松〜郡山間(岩越鉄道開通)を初めて走った年でもあります。

市制120周年を記念して、9/21〜23まで「会津まつり」が盛大に行われました。

会津藩公行列には「八重の桜」に出演の綾瀬はるかさんが6年連続で参加。

八重の幼少期を演じた鈴木梨央ちゃんが2年連続で参加しました。逢えて良かったで〜す。

紅葉の秋を迎え、過ごし易い季節になりました。遠出の観光(外国)も良いのですが、、、

近間をのんびりと歩き、地元の歴史に触れるのも、、、良いものです。新しい発見もありました。