2019. 6.29 雨
半月山
栃木県 日光市 HG登山愛好会
HG登山愛好会の第二回目の山行は中禅寺湖を挟んで男体山と対峙する「半月山」です。
6月下旬から台風3号の影響もあり、梅雨前線が日本列島に居座り、、、本日も生憎の雨模様です。
中禅寺湖展望台からの絶景は雲に覆われ望めませんでした。
中禅寺湖展望台第一駐車場の西側に半月山への登山口があります。山頂までは約1.3kmあります。
雨模様と言っても土砂降りではなく、小雨程度です。前日からの雨量は少なく、登山道はぬかるんでいません。
蒸し暑いので小休止し、体温調整と水分を補給しました。半月山へは笹に覆われた登山道を歩きます。
古木の株らに張られた蜘蛛の巣、雨に濡れ、、、神秘的でした。
半月山山頂までの登山道はUpDownあり、トラバース(肩幅程度の登山道)あり、バランスを崩すと滑り落ちます。
昔、山爺がヒマラヤ山楽会で火打山に登った際、笹に覆われた登山道で突いたストックに手応えがなく、、、
バランスを崩し、転げ落ちました。幸いにも笹をワシ掴みして、セーフでした。「Watch your step」
何に見えるかなあ~
koko半月山山頂(三等三角点)です。展望はありません。本日の参加者は21名です。
2008年(平成20年)10月、ヒマラヤ山楽会のHさんと第二駐車場(中禅寺湖スカイライン)から半月山をめざしました。
この時は「八丁出島の紅葉」を撮りに来ました。平日にも関わらず、いろは坂は渋滞でした。
半月山展望台です、、、「八丁出島」も「男体山」も見えません。
6月初旬、HG登山愛好会幹部の方々が下見に来た時はバッチリ、見えたそうです。
半月山展望台を背に中禅寺湖湖畔まで降ります。
サラサドウダンが待っていてくれました。
置物のような、、、芸術性のある木です。こんな木肌、見たことがありません。
半月峠まで降って来ました。
この登山道は中宮祠~菖蒲ヶ浜~千手ヶ浜~阿世潟峠~半月峠~中宮祠を周回する約20kmのコースです。
緊張感を緩めないで、、、中禅寺湖湖畔(狸窪)まで降ります。
ツクバネウツギ
九十九折れの登山道
クマちゃんの爪痕だと思います。
漸く、笹から解放されました。
ブナとミズナラの木の根元が一緒になっています。珍しいですねぇ~
二本の樹木が成長過程で幹同士が交わり、一本の木のように育ちます。これを「結び木」と言います。
半月峠からの急坂が終わり、なだらかな狸窪の樹林帯の中を歩きました。
約1.6km降り、中禅寺湖周回遊歩道に出ました。千手ヶ浜までは約10.8km、ゴールの歌ヶ浜までは約1.8km。
雲に覆われ、絶景には恵まれませんでしたが、クリンソウの出迎えに心が和らぎました。
クリンソウです。次回は千手ヶ浜まで歩いて観てみたいなあ~
正午になったので、八丁出島の見える入り江で昼食にしました。ルアーフィッシングです。釣れるかなあ~
ゴールの歌ヶ浜をめざし、中禅寺湖周回遊歩道をのんびりと歩く。
2016年(平成28年)5月、菖蒲ヶ浜キャンプ場をベースに男体山&日光白根山に登りました。
観光も兼ねていたので「船の駅 中禅寺」からアストリア号に乗船し、中禅寺湖を一周するクルージングを楽しみました。
その時、なかった船着き場がイタリア大使館別荘記念公園の手前に出来、ここからも乗船出来るようになりました。
イタリア大使館別荘です。中禅寺湖が国際避暑地となって賑わい始めた昭和3年に夏季別荘として建てられました。
平成9年まで利用されました。別荘に入り、中禅寺湖を眺め、お茶を飲んで寛ぐことが出来ます。
英国大使館別荘です。英国の外交官で明治維新に大きな影響を与えたアーネスト・サトウ氏の別荘でした。
明治29年に建てられましたが、後に英国大使館の別荘として平成20年まで利用されました。
この他、中禅寺湖湖畔にはベルギー大使館別荘やフランス大使館別荘などがあります。
この地は明治中期~昭和初期にかけて多くの外国人が訪れ、国際的な避暑地になりました。
ひとつの株から「3本の松」が、、、珍しいこと。
ゴールの歌ヶ浜付近の石垣にラショウモンカズラが咲いていました。
山野草に詳しいKさんによると「柄の短いラショウモンカズラ」を見たことはなく、珍しいそうです。
6月期は2回の山行になりました、、、雨の日もありますから。
これから、梅雨が明けて暑い夏を向かえます。熱中症対策をして夏山を楽しみたいと思います。