2019.11.16~17 晴れ
花塚山
福島県 川俣町 福島登山ガイド協会+のんびり小隊
本日は川俣町の「おじまふるさと交流館」で開催される福島登山ガイド協会主催の講習会に参加します。
その前に「二本松神社」に立ち寄り、参拝しました。紅葉が里まで降りて来て、見頃を迎えていました。
七五三のお詣りと重なり、御朱印はいただけませんでした。
集合時間まで時間があるので、、、
二本松市市民文化センターで開催している五星山展(大山忠作美術館)を拝観しました。
山爺に絵画は似合わないのですが、大山画伯の「むらさき富士」や「残照(安達太良山)」が印象的でした。
本日、講習会が開催される「おじまふるさと交流館」です。
平成20年に123年の歴史ある小島小学校が廃校になり、自然体験宿泊施設に生まれ変わりました。
講習内容は1時限目は「山の救急法ファーストエイド」、2時限目は「地図の読み方」です。
足首の捻挫の応急手当を実際にテーピングしてみました。
講習会後は食堂で懇親会、部屋呑み、、、大鼾を掻いて就寝。
2日目です、、、
台風19号による大雨で阿武隈山地も大きな被害を被りました。
おじまふるさと交流館の脇を流れる広瀬川も氾濫したのでしょう。道路が抉られ、山が削られていました。
おじまふるさと交流館から登山口のある「花塚の里」まで地元出身のSさんのクルマで移動、、、
登山口で入念に準備運動、晩秋の陽ざしを浴びて、紅葉の残る登山道をスタートしました。
koko東日本大震災後、阿武隈山地一帯は放射線量が高く、花塚山も入山禁止になりました。
4年後の2015年(平成27年)5月4日に解禁となり、5月17日にひとりで登りました。
放鹿山神社に山行の安全を祈願しました。
烏帽子岩です。花塚山登山道の至る所に奇岩が点在していました。
ここでクサリ場の登り方の講習です。岩の割れ目に足を掛けながら慎重に登りました。
岩の上からの展望です。川俣町が一望出来ました。写真中央にUFOの基地「千貫森」が見えています。
安達太良山にも雪が降りました。
姥神様です。花塚山山頂まで約35分の地点です。
のどかだなあ~
屏風岩です。刃物で切ったように岩が割れています。この先に石祠が祀られています。
山爺は少し太めなので、、、止めました。
陽射しを浴びたヤマモミジ、綺麗ですねぇ~
花塚山山頂への分岐です。山頂まで約15分の地点です。
富士山が見える北限の山「花塚山」です。
2016年(平成28年)11月26日、ここ冨士見岩から富士山が撮影されました。
撮影に成功した3名の方はこれまで約50回、花塚山に登られ、富士山と認定されました。
写真中央に富士山が見える筈ですが、、、本日は無理ですねぇ~
雪を纏った安達太良連峰です。左端が和尚山です。台形をしている山容を初めて見ました。
大岩が崩れないように木柱で支えられていましたが、、、無くなっていました。
ガイドの案内で花塚山山頂に向かう登山者と擦れ違いました。他県から来たようです。
花塚山山頂との分岐に戻って来ました。そろそろ、ランチタイムにしましょう。
朽ち果てた東屋の脇でランチタイム、安達太良連峰と吾妻連峰、川俣町が一望出来ます。
護摩壇岩の上に上がれますが、風が強いので中止にしました。
サクラの枝がゴチャゴチャと異常に発生ています。「サクラ天狗巣病」だそうです。
カビの一種が原因で発生する伝染病で病原菌の胞子が空気中を飛んで感染します。
花が咲かなくなる病気で放置しておくと感染した枝は衰弱し、枯死してしまいます。
後記
後日、「自然観察の会」で矢吹町の大池公園を訪れた際、サクラ天狗巣病に侵されたサクラを確認しました。
一説によると病原菌は鳥によって運ばれて来たとも言われています。
4年前はこの4差路を左折して「花塚の里」に降りました。今回も同じルートで下山する予定でしたが、、、
Sさんの計らいで「峠の森自然公園」に降る縦走コースに変更になりました。
花塚山北峰と呼ばれるピークが見えて来ました。東屋がありました。
国土地理院の地図には登山道はありませんがここからも、堅岩を経由して花塚の里に下山出来ます。
急な降りの登山道もありましたが、のんびりと稜線歩きを楽しむことが出来ました。
峠の森自然公園の登山口に降りて来ました。ここからクルマを廻していただいた管理事務所に向かいます。
峠の森自然公園から今、降りて来た花塚山北峰の稜線が見えます。
峠の森自然公園内の東屋からの展望も素晴らしかったです。
飯野町公民館脇に展示されているC12 60号です。(川俣町の特産品「軽目羽二重」の輸送)
川俣線は福島市の松川駅と伊達郡川俣町の岩代川俣駅を結んでいました。(線路距離12.2km)
浜通り地方までの延長も計画されていましたが、、、1972年(昭和47年)5月13日廃止になりました。
福島登山ガイド協会主催の講習会には今年、3回参加しました。
ヒマラヤ山楽会で学んで来た内容ですが、、、いざ、講習会でやるとなると出来ないものです。
事故や怪我をしないことが一番大切ですが、、、
発生してしまった事象に対する処置と予防対策はしっかりと身に付けておくべきです。
山爺の装備も以前より、かなりラフになりました。これを機会に元に戻し、準備したいと思います。