のんびり歩き隊

                                                              2019. 5.15    曇り時々雨


          二ッ箭山

           福島県 いわき市                                               福島登山ガイド協会+のんびり小隊


ローカル紙に福島登山ガイド協会による「春山講習会」開催の記事が掲載されました。

ひとりで登る「二ッ箭山」は何となく、、、抵抗があったので、良い機会と思い参加しました。

自宅~国道49号線~好間工場団地~国道399号線で集合場所の二ッ箭山入口駐車場に7時に到着。

受付を済ませ、講習会会費(¥3,000円)を支払い、これから、登る岩峰を眺めて、、、こころ時めいています。

   

講習会の参加者は20名(限定)です。5班のグループに分けられ、山爺は2班になりました。

講習会の内容は「熱中症の予防・対策」、「簡単なロープワーク」などです。

教えていただいた「簡易チェストハーネス」は今後の山行の安全確保に有効な方法です。

駐車場から舗装道を歩いて二ッ箭山登山口に向かいます。

新緑に包まれた登山道を自己紹介しながら、のんびりと歩きました。

2班は3名です。リーダーは福島登山ガイド協会のYさんと二本松市から参加のSさんです。

二ッ箭山(左)と月山(右)との分岐です。ここは左折します。

本日のルートは御滝~〆張り場~滑り岩~尾根~女体山・女岩(昼食)~二ッ箭山~月山~駐車場に戻るコースです。

   

御滝や滝壺に水は流れていませんでした。小さな祠がふたつ並んでいたので、安全登山を祈願しました。

koko御滝脇の岩場をクサリを頼りに登りました。昨日からの雨で岩場が滑ります。

小さな沢を渡りました。

足元注意です。

〆張り場で小休止、3~5班の到着を待ちました。〆張り場は尾根コース(左)と沢コース(右)との分岐になっています。

ここは左折し、尾根コースを選択しました。沢コースは相当、急登のようです。

   

滑り岩で「簡単なロープワーク」の講習を受けました。スリングを身体に巻き、簡易チェストハーネスを作ります。

その先にカラビナを付け、ザイルで身体を確保し、岩場を登りました。

尾根に出ました。

クサリ場コースとの分岐です。本日は約30mのクサリ場は登らず、巻いて登ります。

 

先月、滑落事故(頭部を強打)がありました。真新しい花束が何とも痛ましいです。合掌、ご冥福を祈りました。

ここを登りきると男体山と女体山の鞍部に出ました。

男体山(男岩)です。

見下ろすと約30mのクサリ場がありました。岩場が濡れて滑るので、直登は中止になりました。

女体山(女岩)です。直登を避け、巻いて登りました。

 

女体山で記念撮影、山爺のみがヘルメット持参で着用しています。(右端)

   

女体山には二屋神社の祠と方位盤がありました。

ハワイまで6,112.7kmとありました。何故、、、スパリゾートハワイアンズが関係しているかも。

方位盤をテーブル替わりに昼食にしました。ご一緒した方からブドウ、シシャモ、菓子などをいただきました。

2班のリーダーのYさんはSSゼビオいわき店にお勤めの方で福島登山ガイド協会に所属しています。

霧で見えなかった二ッ箭山が見えて来ました。

登れば降ります。女体山を後に二ッ箭山に向かいます。

抱岩(胎内くぐり)です。

猫鳴山・屹兎屋山と月山との分岐です。二ッ箭山山頂へは左折します。

   

二ッ箭山山頂です。展望はありません。地元では「湯殿山」と呼んでいるようです。4等三角点にタッチ。

   

1班のリーダーSさんに教えていただきました。タコブナ(左写真)とイカブナ(右写真)です。

大木が根こそぎ倒れています。

漸く晴れ、月山から男体山と女体山を望むことが出来ました。

月山山頂です。祠には「月山神社・出羽神社・湯殿山神社」の御札が納められていました。

月山からの降りは安全なコースですが、急坂です。

おもろい木です。

熱痙攣が起きた場合の対処法を教えていただきました。

全員、無事下山しました。往路を辿り、駐車場に戻りました。

参加者全員でストレッチを行い、各班の代表(山爺)が感想を述べ、散会しました。



二ッ箭山は男体山(男岩)と女体山(女岩)を含む、岩場からなっています。

以前から登りたいと思っていましたが、岩場嫌いの山爺ですから、、、登る勇気がなく、躊躇していました。

今回、「春山講習会」を知り、参加しました。「みんなで登れば怖くない!」気持からです。

低山であれ、高山であれ、考えれば切りのない程の「危険の芽」が潜んでいます。

これらの芽を摘み取るためにも、、、登山は自己責任ですから、装備を含めた安全対策は充分にすべきです。

このため、ばかりではなく、5年前の御嶽山の火山噴火(58名死亡)からもヘルメットを着用するようにしてます。