のんびり歩き隊

                                                                   2019. 8.25    晴れ


          磐梯山(お花畑)・赤埴林道

           福島県 猪苗代町                                                            のんびり小隊


   

福島登山ガイド協会主催の夏山講習会に参加した際、「赤埴林道」からの磐梯山登山の話しを聞きました。

どんな林道なんだろう、、、

ここは猪苗代スキー場の中央ゲレンデです。赤埴林道へは登山届設置箇所を右折します。(簡易トイレ回収BOXあり)

赤埴林道などの写真を撮っていると、後続車両が来たので道を譲りました。

自宅を6時30分に出発して来ました。駐車スペースは約10台と聞いていたので、、、停められるかなあ~

赤埴林道はミネロゲレンデを横断して走ります。

この林道はスキー場建設時の資材運搬道路なの、、、現在は施設保守のための管理道路なのでしょうか。

赤埴林道終点は中央ゲレンデから約8.6km先にあります。先行車両が6台ありました。

駐車スペースの奥には気象庁の磐梯山・赤埴山の火山観測局が設置されていました。

4合目にある山小屋のスタッフの方が何やら準備を始めました。

話しをすると、補修材や飲料水を荷揚げするとのこと。本日は登山道の下草刈りをしながら登るそうです。

みなさんのご苦労で安全に登山をさせていただいています。登山は「自己責任だ!」と仰っていました。

   

赤埴林道終点からの登山口です。8時40分にスタートしました。最初の急登で汗が噴き出しました。

ヤマホタルブクロです。本日の山行にはふたつの目的があります。ゆっくりと確認しながら登りましょう。

磐梯山が見えて来ました。

koko大きな松の下にベンチがありました。

登山口から約10分で猪苗代登山口との分岐に着きました。

沼ノ平の登山道は平坦で歩き易いです。この登山道を歩いたのは、、、

一回目は紅葉シーズンの2000年(平成12年)10月8日、中央ゲレンデから登りました。

二回目は耐寒訓練で2006年(平成18年)1月8日、ミネロゲレンデのリフト終点からスノーシューを履いて登りました。

ヤマハハコです。

沼ノ平から磐梯山を望む、沼ノ平周辺には湿原や池などが点在しています。

沼ノ平湿原から流れ出る小沢です。稜線に取り付くまでに3箇所の小沢を渡ります。

猪苗代登山口から登って来たと思われる若者たち、軽装で身軽で早足で過ぎ去りました。

櫛ヶ峰山頂を望遠450mm相当で撮影、山頂には磐梯山噴火監視カメラとソーラーパネルが設置してあります。

ひとつ目の目的は条件が良ければ櫛ヶ峰の山頂に立ち、絶景写真を撮ることです。

   

登山道にポツンと大きな目印、何かと思い左折、、、奥の大岩の上に「沼ノ平」の石碑が建てられていました。

渋谷登山口の分岐まで来ました。道標の一部が破損していました。クマちゃんの仕業かなあ~

稜線に取り付く前の登山道から櫛ヶ峰を望む

ここで下草刈りをしているお父さんと暫し、話しをしました。(弘法清水小屋のオーナー)

眼下に鏡ヶ池が見えています。

稜線に出て、川上登山口方面へ降り、櫛ヶ峰山頂への登山ルートを確認、大きく崩れている箇所があります。

一歩足を踏み外せば、奈落の底へ、、、直登は無理、登頂は止めたあ~


後記

櫛ヶ峰をWebで検索したところ、同日同時刻に櫛ヶ峰山頂に立った方の記録がありました。

目視でも確認出来る登山道らしき踏み跡まではロープがあるようです。大きく崩れている箇所を避けて、、、

その先は南斜面をトラバースして、櫛ヶ峰山頂に立ったのかなあ~、それにしても急斜面です。

川上登山口への登山道は風が強かったです。このポイントからの裏磐梯の景色は初めてです。

荒々しい磐梯山の景観、天狗岩がそそり立っています。

落とし物のマスコットに癒されますねぇ~

でも、、、登ってみたかったなあ~

ここからの撮影も初めてです。

本日のイチ押しです。

カワラナデシコです。

黄金清水です。冷たくて美味しかったです。

お花畑から降りて来たご夫婦、見るからに山爺より年配の方です。足が達者ですねぇ~

トモエシオガマです。

ふたつ目の目的はお花畑の花を愛でながら、気圧の変化(高度)に順応出来るかどうかを確認することです。

富士山から戻ってからも、めまいが治らず、診察を受けましたが「異常なし」とのこと。

自分的には「異常あり」です。治癒力で治さなければ、、、

メイゲツソウです。

キオンです。

お花畑から黄金清水を望む、冷たい水を飲む登山者が見えます。

東京から来た団体さんに「ミヤマキンポウゲ」はと聞かれましたが、、、お花畑に目立った花はありませんでした。

鐘に「Fukusima 35th 1982」の文字が刻まれていました。因みに今年は62回目(令和元年)の山開きになります。


後記

年数と回数が一致しないのでWebで検索すると、日本山岳会福島支部創立35周年記念に建てられたものでした。

   

8月最後の日曜日ですが、登山者が少ない。天気は晴れですが、磐梯山山頂は厚い雲で覆われています。

弘法清水小屋のお母さんに「どうぞ!」と言われたので、テーブルに座り、「なめこ汁」を注文、麩が入っていました。

それほど寒くはありませんが、身体が温まりました。美味しゅうございました。

7月に来た時の山爺を覚えていて、本日、登った目的やお土産が好評だったことなどを話しました。(お土産追加購入)

櫛ヶ峰山頂付近は6~7月の長雨で崩れ易いとのことです。(お母さん談)

ダイモンジソウです。気が付かなかったのですが、沼ノ平の登山道にもダイモンジソウが咲いていました。

お花畑を歩いている若者とは抜きつ抜かれつ、泊するような重装備で急登は辛そうでした。

見覚えのある方と擦れ違いました。

「テレビ、観ました。」「ハ~イ!」、 NHKBS「にっぽん百名山」で磐梯山を紹介したガイドのEさんです。

Eさんは山岳ガイドの他、猪苗代地方史研究会&猪苗代の偉人を考える会の要職にあります。

急な岩場を降ると、今度はニホンカモシカに出逢いました。「早く、写真を撮ってくれよ!」と、、、逃げようとはしません。

口笛を吹いたのですが、首を傾げ、こちらには来てくれませんでした。

磐梯山で出逢ったので、「だいちゃん」と命名しました。因みに高旗山のニホンカモシカは「モーくん」と命名。

シシウドかなあ~

オオカメノキの赤い実

ノリウツギです。

下山途中、秋元湖からの落差約161mの放水路と東京電力HDの秋元発電所が見えました。

耳鳴りも目眩もなく、無事下山しました。(家族連絡)

赤埴林道はスタートから約6.5kmまでは比較的路面の状態も良く、道幅も確保されています。しかし、、、

残り約2.1kmは道幅が狭く、草で覆われています。擦れ違いは困りますねぇ~

注意しなければならない危険箇所は赤埴林道終点から約300m下、雨による土砂崩れが予想されます。

ミネロゲレンデの最上部に赤埴山大回転コース(国体コース)が見えます。アサギマダラが舞っていました。

赤埴林道に群れる約50匹の猿軍団です。磐梯吾妻スカイラインの猿のように食べ物のおねだりはしません。

中央ゲレンデのシンボル「一本松」です。通称「振り子坂」に何故か幾何学模様が、、、

猪苗代スキー場の入口にある「土津神社」です。(はにつじんじゃと読みます。)

この神社には徳川三代将軍家光の異母弟で、四代将軍家綱を補佐した初代会津藩主 保科正之が祀られています。

正之公は二代将軍秀忠の第4子です。

正之公は磐梯山の神 磐椅明神を祀った古社・磐椅神社の末社として自分を祀るように遺言したとか、、、

正之公没後、1675年(延宝3年)に土津神社として創建されました。

日光東照宮と比べられるほど絢爛豪華と言われていますが、創建当時の社は戊辰戦争で焼失しました。

現在の社は1880年(明治13年)に再建されたものです。

この参道の奥に保科正之公の墓地や会津中将源君之墓があります。(約500m先 徒歩約15分)

紅葉シーズンに再度、訪れたいと思います。

道の駅「猪苗代」から磐梯山を望む、14時を過ぎても磐梯山山頂は雲の中でした。



自宅の標高は約250m、国道49号線を走行中、中山峠トンネル手前、標高約500m付近で左鼓膜に異常発生。

運転中に目眩がしたら大変だ!富士山から帰って来てから、、、16日、鼻をかんだら目眩発生。約30分で戻りました。

直ぐに罹り付けの耳鼻咽喉科で診察を受けたら、「異常なし」とのこと。投薬もなし。

S子先生に異常が発生したら、「ガムを噛みなさい。」と言われていたので、直ぐにガムを噛みました。

以外にも、耳鳴りが治まりました。嘘みたい、、、猪苗代スキ―場中央ゲレンデの標高は約700mです。

赤埴林道をゆっくりと走り、途中で写真を撮りながら、時間を掛けて高度を上げて行きました。

赤埴林道終点の標高は約1300mmです。このあと、剣ヶ峰(1636m)に登る予定でしたが、止めて正解でした。

弘法清水小屋(約1630m)のお母さんと話し、なめこ汁を味わいながら耳慣らし。

令和になってから、身体の至るところに異常を来しています。検査の結果は異常なし。何なのでしょうねぇ~

約3年間休んでいた「まるごとけんこう館」でメデカルチェックを受け、トレーニングを再開することにしました。