のんびり歩き隊

                                                                 2019. 3.29    晴れ


          太白山

           宮城県 仙台市太白区                                                         のんびり小隊


昨年、10月から仙台市青葉区下愛子にある「長生堂」でアキレス腱の治療をしています。

郡山~(国道4号線)~大河原~(県道14号線)~村田~(県道31号線)~、、、途中、先の尖った山が見えます。

気になっていました。調べると「太白山」でした。治療後に登ることにしました。(帰路に中ノ瀬地区から撮影)

   

太白山への登山ルートは「表参道登山口(茂庭台地区~、人来田地区~)」と「自然観察の森」からのルートがあります。

事前学習により、歩く距離の長い自然観察の森からスタートすることにしました。

自然観察の森の駐車場は東北自動車道の高架橋の脇にあります。(宮城IC~南仙台IC間)

春うららかなスギ林の中を歩く、、、山爺はオーバーグラス&花粉対策用マスクで顔を防備しています。

メガネが曇り、なかなかカメラのシャッターが押せません。

太白山自然観察センターです。

   

太白山自然観察センターの庭に咲く、カタクリとキクザキイチゲの花です。もう直ぐ、春ですねぇ~

野鳥観察用のエサ台がありました。小動物にエサを盗られないように釘を打ち付けた板が立て掛けてありました。

自然観察の森をのんびりと歩きました。

koko土壌断面を観察、我が家の畑の土壌もこのようにすれば良いのでしょうが、、、今年いっぱいで畑は終了します。

樋状の登山道を暫く歩きます。

この太白山案内板付近から生出森八幡神社まで登る近道があるとWebで紹介されていました。

それらしき近道(踏み跡あるも、テープなし)が右手にありましたが、、、左手の登山道を歩くことにしました。

アオキの赤い実

亡き山爺の爺に「神社へ参拝する際は鳥居をくぐれ!」と言われていたので、、、舗装道を降ります。

この鳥居は中宮の生出森八幡神社と奥宮の生出森貴船神社の鳥居です。表参道登山口になります。

鳥居の左手の先には駐車場があり、県道31号線の茂庭台地区からクルマで来れます。(案内板あり)

   

参道には真新しい狛犬阿形(右)と狛犬吽形(左)が奉献されていました。

その脇に石碑があり、「文政二卯十一月×日」の文字が刻まれていました。文政二年であれば1819年(卯年)です。

4年後の文政6年にはドイツ人のシーボルトがオランダ商館員として来日しています。

中宮らしき社が見えて来ました。(中宮ではなく、神楽殿のような建物です。)

1189年(文治5年)、源頼朝が藤原泰衡を攻略した際、その功により先陣の河村秀清に名取郡の地が与えられました。

河村氏は茂庭に館を構え、鶴ヶ岡八幡を祀りましたが、、、

元禄中頃(1688年~1703年)、子孫の茂庭義秀がこの地に再興したと言われています。

神楽殿ような建物の脇を抜けて太白山山頂をめざします。

登山道の左手に中宮への参道がありましたが、石段が崩れ、通行止めになっていました。

    

中宮の裏手から太白山山頂直下まで急峻な岩場を登ります。根の洞に「コンコン様」と何故か「招き猫」が、、、

   

木の根が張り出し、、、岩がゴロゴロ、、、捻挫しないように注意しながら登りました。(ロープ&鎖あり)

   

太白山山頂の奥宮 生出森貴船神社です。標高は320.61mです。三等三角点にタッチしました。

中宮の案内板には山頂まで「所要時間 約20分、298.6m」とありました。

太白山山頂から不忘山、前烏帽子岳、山形蔵王の山々、雁戸岳、神室岳、大東岳などが見えました。

靄っていますが、写真の左にみやぎ蔵王白石スキー場、右にみやぎ蔵王えぼしスキー場を確認しました。

名取市閖上地区にあるサイクルスポーツセンター方向を望むと、、、建物が疎らです。

悪夢から7年が経っても、東日本大震災の津波で建物が流され、荒廃したままなのでしょうか。

サイクルスポーツセンターの利用開始は平成32年度を見込んでいるそうです。

下山時に中宮への参道を確認しました。足元ばかり見ていたので、判らなかったのですねぇ~

中宮から近道(踏み跡)を降り、登山道に出ました。(黄色テープあり)

ナガハシスミレ

自然観察センター裏のエサ台にいたキジバトです。カメラを向けると木の上に逃げました。(Nikon COOLPIX P900で撮影)

仙台市太白区葛岡地区から太白山を望む(Webより)、福島市飯野町(UFOの里)の千貫森のようです。

太白山は「太白星(金星)が落ちて出来た山」と言う伝承に由来します。

帰路に雪を纏った不忘山~南屏風岳~屏風岳~烏帽子岳~前烏帽子岳を村田町(県道14号線)から望む



両足のアキレス腱が炎症を起こし、「石灰化」には至りませんでしたが、切れそうな痛みが続きました。

整形外科などの診断では「加齢のため、完治はしません。」と言われ、半ば諦めていましたが、、、

仙台市青葉区下愛子にある「長生堂」を紹介され、6ヶ月間(8回)通い、治療しました。

前回、「身体のバランスが良くなったので、もう治療はいいでしょう。」と言われましたが、本日、最後の治療を受けに来ました。

何故なら、気になっていた「仙台富士」とか「名取富士」と呼ばれている「太白山」に登りたかったからです。

整形外科などは痛い箇所に注射をしたり、マッサージをしたり、湿布を貼ったりしますが、、、

先生曰く、「痛いところを治療するのではなく、痛くなる原因を探し、治療する。」とのこと。車両と同じですねぇ~

アキレス腱炎症は2017年7月の三ッ峠山山行以降に発症、諦めなくて良かったなあ~