のんびり歩き隊

                                                                 2019. 4.16    晴れ


          角田山

           新潟県 新潟市西蒲区                                                         のんびり小隊


新潟市巻地区の国道460号線から角田山を望む

同じく、新潟市巻地区の国道460号線から多宝山・弥彦山を望む

本日は急遽、角田山の雪割草に逢いたくて、はるばる郡山から来ました。(往復約410km)

角田岬登山口から歩いて直ぐの所に海抜0mの灯台コースの登山口があります。角田山には7つの登山コースあります。

2006年(平成18年)4月、山を始めた頃、福島交通観光の「山を愛でる」バスツアーに参加し、この地を訪れました。

写真中央の「燦燦カフェ」の傍にある桜尾根コースから登ろうと思いましたが、登山口はクサリで閉ざされていました。

4月13日の山レコではOKでしたが、、、私有地ですから、仕方がありませんねぇ~

諦めて帰られる登山者が4~5名いらっしゃいました。

山爺の山行計画は桜尾根コースを登り、雪割草を観て、灯台コースに降る行程を考えていました。

帰るのも、何ですから、、、灯台コースを登り、ピストンで角田山山頂をめざすことにしました。

途中、四等三角点があったのでタッチ!

koko痩せ細った尾根を歩きますが、角田山の山頂はまだ、見えません。

ジオラマぽっくていい感じ、、、

結構な岩場です。出来れば降りにしたかったなあ~、一回だけ膝が笑いました。

雪割草がないので、、、綺麗な苔のような、花のような、花名の判らない植物を撮ってしまいました。

角田岬灯台と「ふたこぶラクダ」のような双耳峰、四等三角点の山を勝手に「二子山」と命名。

どんどん、高度を上げます。疲れながらも、、、気分は最高!

   

階段と岩場から解放され、尾根に出ました。そこは「カタクリロード」でした。

    

これだけいっぱいのカタクリが咲いていれば、シロバナがある筈です。しかし、見付けられませんでした。

 

左端が角田山山頂です。

廃屋となった三望小屋は取り壊されていると思っていましたが、健在でした。

三望平園地、「浦浜コース」と「五ヶ峠コース」への分岐になっています。

角田山山頂です。支柱の脇に二等三角点がありました。平日は登山者が少なくていいですねぇ~

 

角田山山頂付近で出逢った地元の小母さんと話しながら歩きました。(写真右の登山者)

桜尾根コースの雪割草を観に来ましたと、、、「登山口が閉ざされていて残念です。」と話すと、「大丈夫、歩けますよ。」

復路は桜尾根コースを降ることにしました。目的の雪割草が観れるので、嬉しくなりました。

地元の発展に寄与した「横山翁」も「南無観世音菩薩」も健在でした。

前回は山頂広場で昼食にしましたが、ロケーションが良くありません。事前学習で観音堂を知ったのでそこに向かいます。

観音堂は山頂から「稲島コース」へ約10分、降ったところにあります。

角田山麓の真言宗寺院を宿坊とする修験者が山を西方浄土になぞらい、峰々を修行の場としました。

ここ長者塚は修行祈祷の場として造成されたと言われています。

観音堂は坂上田村麻呂が征夷の折り、この山に陣を設け、京都清水寺の高僧延鎮から贈られた「観音さま」を奉祀したとのこと。

昭和の初期、横山翁が観音堂を建立しましたが、火難に遇い、焼失しました。(昭和46年に再建)

   

三浦雄一郎さん・豪太さん親子の真似をして、昼めし前に野点で一服。いいお点前で、、、美味しゅうございました。

抹茶を飲みながら、粟ヶ岳を望む

飯豊連峰はそそり立つ真っ白な壁のようです。越後平野は広いですねぇ~

眼下に上堰潟公園が見えます。菜の花の縁取りが鮮やかです。

巻ハイキングクラブの山小屋「健峯亭」の煙突から煙が、、、焼肉をしているのかなあ~

地元の小母さんから教えていただいた「桜尾根コース」への入口です。

道標は「灯台・浦浜・五ヶ峠コース」の案内板で、「桜尾根コース」の案内板はありません。(地図に登山道の掲載なし)

桜尾根コースには岩場はありませんが、急坂が続きます。登っても大変でしたねぇ~

お地蔵さまが「火災防止のため、ゴミは持ち帰れ!」と言っています。

ヤマザクラの巨木

背を向けているカタクリ三銃士、登山道の両側にはロープが張られ、内には入れません。

灯台コースの「ふたこぶラクダ」、二子山が見えて来ました。

「この道は地権者が登山道として認めていません。みなさんは地権者の許可なく勝手に入山しています。」

「これ以上、この山を荒らさないでください。」と書かれています。

山荒防止のため、ストックにゴムキャップを付けること。スパイク靴は禁止です。(越後七浦オッタの里山を守る会)

登山道の両側が笹で覆われて来ました。

角田浜海水浴場と漁港が見えて来ました。

桜尾根コース唯一の上り坂です。ここを降れば、、、登山道の両側は雪割草の群生地でした。

白色の雪割草

薄いピンク色の雪割草

濃い水色の雪割草

薄紫色の雪割草

雪割草とカタクリのコラボレーション

濃い紫色の雪割草

さらに薄紫色した雪割草

エチゴキジムシロかなあ~

地権者の方が登山道を整備しているのですねぇ~、ルールを守って歩かせていただきました。

薄紫色した雪割草

角田岬灯台がさらに大きく、見えて来ました。打ち寄せる波の音も大きくなりました。

   

越後七浦シーサイドライン沿いにある「燦燦カフェ」です。ここのオーナーさんがどうも地権者のようです。

駐車場脇の「桜尾根コース」への階段はクサリで閉鎖、道路から約50m先に登山口があります。道標はありません。

角田浜の小さな高台に林立するヒエログリフ(象形文字)

古代エジプトの象形文字によって冥界の神々や王の名前が刻まれています。

粟ヶ岳には一勝一敗で登りました。一敗は初夏の暑さに負け、途中撤退しました。

信濃川に架かる白井橋から飯豊連峰を望む

   

道の駅「花夢里」で一才桜「旭山」を購入しました。「令和」の幕開けを記念して植えたいと思います。



時節的には遅いのですが、、、Web情報で雪割草がまだ咲いているとのことなので、急遽、訪れました。

しかし、桜尾根コースの登山口は閉ざされていました。(私有地のため)

桜尾根コースを歩きたいがために、数名の登山者と話し、情報を得ることが出来ました。

角田山や弥彦山は雪割草が咲き誇る山です。私有地に関わらず、一般の登山道も道から外れず歩くことが大切です。

可憐な山野草を守るためにもルールは絶対に守りましょう。