母畑湖遊歩道 【2019.5.3】 晴れ 自然観察の会ふくしま+のんびり夫婦隊
福島県 石川町
「自然観察会」に参加するため、自宅〜須賀川市〜県道63号線〜県道42号線〜県道40号線で母畑湖に向かいました。
途中、県道42号線沿いに「Welcome狸穴」の案内板があったので立ち寄りました。
大きな二枚の岩の上に馬頭観音が祀られ、岩の下に狸の棲家らしき穴が、、、この地区は狸穴と呼ばれていました。
母畑レークサイドセンター駐車場に9時集合です。早く到着したので、千五沢ダムサイトにある「母衣旗観音」を訪ねました。
古くは1910年(明治43年)と刻まれた馬頭観音など、数体が祀られていました。東屋廻りのヤマザクラは散り始めました。
母畑レークサイドセンターのオートキャンプ場です。(当日、町内のイベントがあり、クルマで移動)
センター内にはグラウンド、屋内プール、スケート場(ラジコンカーコース)、ラジコン飛行場、体育館などがあります。
自然がいっぱい、、、四季を通じて楽しめる施設が整っています。
本日の「自然観察の会ふくしま」の観察会に15名が参加しました。オートキャンプ場から遊歩道を散策します。
ニオイタチツボスミレ、日本のスミレは約60種類あるそうです。特徴がなかなか覚えられません。
コシアブラの天麩羅が大好きです。育ち過ぎて、、、時期が遅すぎたようです。
ムシコブは葉や枝、実などに昆虫が寄生し、形成されるのが多いようです。
福島市から参加した小学校5年生の男の子が何かを発見したようです。物知りなのでびっくりしました。
アケビは雌雄同株で花被が3枚、雌花の中央部にはバナナのような雌しべが放射状に6〜9本付きます。
雄花の中央部には6本の雄しべがミカンの房のように付いています。
母畑湖遊歩道は全行程約1.8kmあります。管理道路から「さえずりの丘」に向かいます。
ミツバツチグリです。キジムシロとの違いは花の大きさと小葉の枚数で判ります。
サクラスミレは花が大きく、色が鮮やかなことから「スミレの女王」と呼ばれています。
さえずりの丘から春の陽射しを浴びて、「さえずりの小径」をのんびりと歩きました。(右は管理道路へ)
さえずりの小径の階段を降ります。
ホウノキ、ホウ葉は見たことがありますが、花は初めてです。
フデリンドウ
アカネスミレ、濃い紫色が鮮やかです。
ヒヨドリの産座が遊歩道に落ちていました。卵はなく、古巣のようでした。
不法投棄です。前日、福島市の名所「信夫山」の不法投棄が放映されました。
自然を破壊する者には厳しい罰則を科して欲しいものです。
トウゴクミツバツツジのトンネルを歩きました。
カワウがブイの上に並んで佇んでいます。母畑湖は全国でも有数の大規模な農業用ダム湖です。
千五沢ダムは灌漑用に造られたダムですが、2009年(平成21年)洪水調節機能を加えて多目的ダムになりました。
参加者はそれぞれ、写真を撮ったり、図鑑を見たり、教えていただいたりして観察会を楽しみました。
ジュウニヒトエです。大きさは約15〜20cmの多年草です。これから幾重にも重なって咲くのでしょう。
クサノオウは毒草です。葉をむしると白い液(毒)が出て来ました。
オニクルミは風媒花の雌雄同株です。房が垂れ下がっているように見えるのが雄花序です。(写真中央)
ツボスミレはニョイスミレとも呼ばれています。
管理道路の柵外から山菜採りの夫婦が現れました。収穫をみせて貰いましたが、、、先行者に先を越されたとのこと。
イロハモミジかなあ〜、5月になると雄花と両性花が混じって咲きます。約2時間30分の観察会はこれにて終了。
オートキャンプ場に戻り、本日、観察した動植物を確認し合いました。
事前学習して来た「蕎麦美人」さんで昼食にしました。野菜天ざるを食しました。(¥1,080円)
美味しゅうございました。
元号が「平成」から「令和」に変わり、巷ではGWが10連休になったところが多かったようです。(山爺は毎日サンデー)
この間、山爺夫婦も孫守りから解放され、観察会のみなさまと自然を満喫して来ました。
妻にも双眼鏡などを準備してあげて、次回は孫っちの大好きな「カエル」の観察会にみんなで参加したいと思います。