鉄の展示館


世界遺産に登録された白神山地をはじめとする、多くの観光資源が沿線にある五能線を走る観光用気動車で、「青池」「橅」「くまげら」の3編成が活躍している。客室内はどの編成もほぼ共通で、1・3号車にはリクライニングシートと展望ラウンジを、2号車はご家族やグループでの利用に適したボックス席としている。
 「青池」は1997年に登場した最初の編成で、車両のデザインは白神山地に抱かれた神秘的な十二湖・青池をイメージしている。登場時は4両編成であったが、2006年3月からは3両編成として「橅」「くまげら」と統一した。
「橅」は2003年度の「北東北デスティネーションキャンペーン」に合わせて登場した2番目の編成で、白神山地の深い緑のイメージを車体色としている。客室内は「橅」にちなんで緑色を基調とした腰掛色を採用するとともに、夜間は天井部分を間接照明によって星空のイメージを映し出している。
 「くまげら」は2006年に登場した3番目の編成で、車両のデザインは白神山地に生息する「くまげら」と、五能線沿線の夕陽をイメージしており、客室内も「くまげら」にちなんで赤色を基調とした腰掛色を採用している。