鉄の展示館

海外からの訪日観光等多様化するニーズに的確に対応するとともに、お客さまの高級な旅への志向を満たす「乗ってみたくなる」商品を目指した車両である。
従来にないハイグレードな客室構成、機能、内装とし、バリアフリーも充実した魅力的な車両としている。全ての電化区間を走行できる交直流電車とするとともに、発電用エンジンを搭載するなどしてディーゼル機関車による牽引を可能とし、非電化区間でも走行可能とした。また、高い信頼性を確保するため、主要機器の二重系化も図っている。

エクステリアコンセプトは「シャープさと重厚感を兼ね備えた斬新なフォルム」とし、ボディーカラーは、光の当たり方で色合いがダークブラウンから紫に変化する高品位な塗装としている。

インテリアコンセプトは「落ち着き、高級感のあるモダンなデザインの客室」とし、天井からハットラックにかけての大きな曲面と木質により、柔らかい空間イメージを構成している。

客室の床はカーペット、腰掛は余裕のある3列配置で表地は毛織物だが、3号車の腰掛は黒革張りでさらに高級感のあるものとしている。